MEGUMI SATO佐藤 めぐみ

コラム「キレイのお話　佐藤めぐみのセルフケアノート」にも寄稿してくださっていた佐藤さん。今回はインタビュー形式で佐藤さんをさらに深掘りします。まずは、「美」についてどんなことにこだわっているかを聞かせてください。

美容に関しては昔から強い興味を
持っていました。

20歳くらいから美容皮膚科に通い、先生に相談したり、整体では体のあらゆる部分を引き上げてもらったりしていましたね。とにかく若い頃から美に対して貪欲でした。

その感覚はどなたかに影響されたのでしょうか？

私は17歳でデビューしているの
ですが、当時、事務所で
お世話に
なっていた方に「稼いだお金は自分の
美容のために使いなさい」と
教えられました。

そこから今日までその教えの通り、稼いだお金は主に自分の美容のために使っています。
また、人から「この美容法がすごいよ」、「〇〇の化粧品がよかった」と聞けば、とりあえず試してみたくなりますね。

昔からずっと「続けている美容法」はありますか？

お風呂上りの保湿はとても大事だと
教えてもらったので、
今でも365日
欠かさずパックをしています。

また、毛穴のケアのためにも１日1回汗をかいて、毛穴を引き締めることを意識しています。なかなか汗をかきづらい冬場も、汗をかくために1駅、2駅歩きますし、入浴時は絶対に湯船に浸かって、じんわり汗をかくようにしています。

逆に若い頃と今で、「変えた美容法」はありますか？

若い頃はあらゆるクリームや美容液を
塗っていましたが、
年齢を重ねた
今のほうが意外とシンプルになって
きています。

例えば、皮膚科でもらったクリームだけで過ごしたり、食に関して気を遣ったりもしていますね。

食に関してはどんなことに気を付けていますか？

私は食べることが大好きなので、
実は一度に結構な量を
食べてしまう
ところがあるんです。

だから、体が重いなと感じた時や、仕事の前にはオートファジー（軽い断食）を試みます。自分の体に悪い気が溜まらないように、デトックスをしてスッキリさせています。

年齢を重ねていく上で、ご自身の体の変化を感じたりはしますか？

もちろん感じます。でも、若い頃から
美容に関して興味を
持ってケアを
続けてきたので、土台ができている
ように
感じています。

「自分の美容のためにお金を使いなさい」とアドバイスしてくれた方のお陰で、昔の自分が今の自分を助けてくれている気がします。

ご自分の体に向き合って、自分の体に合う美容や健康法を常に探索しているように感じました。そんな中でも佐藤さんが一番、気を付けていることはどんなことですか？

そうですね。体の中も外もキレイで
いるために、
これまでいろんなこと
を試してきました。

中でも一番気を付けていることは気の巡りですね。とにかく体を循環させるということに気を遣っています。

なるほど。循環されていると身心共にスッキリと気持ちが良い状態を保つことができますよね。佐藤さんの思う「キレイな状態」とはずばり、循環させることですね。

はい、体の中に毒素が滞っていない
状態がキレイな
状態だと
思っています。

悪い気が滞っていると、肌や体形、そして精神的にも悪影響を及ぼすと思うので、汗をかいて出す、便秘にならないように気を付けるなど、自分の力でキレイを維持することを心がけています。あとはストレスを溜めないためにも人と話すこと、睡眠をしっかりとることも大事にしています。

睡眠時間はどれくらいとっていますか？

私はしっかり寝たいタイプなので、
目標は7時間、
最低でも6時間は寝る
ようにしています。
休日はそれ以上
眠り、2度寝、3度寝もしますよ。

先ほど皮膚科でもらったクリームだけで過ごすこともあるとのことでしたが、美容医療には興味をお持ちですか？

シミやしわができてしまってから
メンテナンスをすると
いうよりは、
あくまでも肌自体の土台の底上げの
ために
お世話になっています。

くすみやシミ、しわは本当に怖いので、ベースを作るということに気を配っていますね。

佐藤さんは美に対してしっかり向き合っていらっしゃいますよね。コツコツ続けることが苦になったりはしませんか？

好きなことなのでまったく
苦ではないです。

むしろ、やればやっただけきちんと結果が出ることなので好きですね。やりすぎはよくないですが、美容は無限ですからね。楽しく続けています。

この先も「今のままの自分」であり続けることができそうですね。

先ほどお話したように、1日1回汗を
かく、食べ物には
気を付けるなど、
あくまでも自分の力でこのままの状態
を
維持していき、自然に歳を重ねて
いければいいなと
思っています。

不自然な美容法だけはしたくないです。

こんな女性になりたいなという憧れの方はいらっしゃいますか？

以前、ご一緒させていただいた女優の
清水美沙さんが
憧れです。

年齢や立場など関係なく、誰とでも隔たりなく、笑顔でお話されているフランクな姿がとってもかっこよかったです。お会いした日は全身黒のコーディネートをされていましたが、ナチュラルさとキュートさが混在された雰囲気も素敵でした。年下の私にも耳を貸してくださって、楽しい時間を過ごすことができました。

佐藤さん自身は普段からどんな年齢層の方と仲良くされているのですか？

これまで歳下と関わることがあまり
ありませんでした。

一人っ子だからか、どちらかというと同じ歳か上の人たちに可愛がられながら生きてきたタイプですね。でも最近では仕事の現場で自分よりも歳下の方が増えてきたので、清水さんのように誰に対してもフランクに話しかけられる女性になりたいなと思っています。

コラムの中でもコーヒー愛を存分に語られていらっしゃいますが、コーヒーがお好きであれば歳上の方とも話が合いそうですね。

そうですね。現場で知り合った
歳上の方にコーヒー好きな
方が
いらっしゃれば、コーヒーがきっかけ
で盛り上がる
こともあります。

「どんなコーヒーが好きですか？」、「〇〇に行ったことはありますか？」などお互いのコーヒーに関する小ネタを話し合ったりします。

コーヒーは人と人を繋いでくれるアイテムとして最適ですね。

本当にそう思います。

それをきっかけにあまりお話したことがなかった方とも盛り上がれますし、大好きなコーヒーの知識が深まったり、行ったことのないカフェの情報が知れたりと、自分の世界も広がります。

普段からいろんなカフェに行かれると伺いました。

考え事をしたい時、ほっとしたい時、
また最近、読書も
よくするのでカフェ
で自分の時間を楽しんでいます。

だから基本、一人で行くことが多いです。とはいえ、お店の方とお話する時間も好きです。目の前で淹れてもらったコーヒーを飲みながらいろんな会話を楽しみます。
もともと私は人見知りですが、興味があれば知りたい性質なので、お店の方にいろいろと教えてもらいますね。コーヒー豆のことや、お店に展示してある絵やイラストについて。素敵な茶器で出されたらその器について質問したり、作家さんをSNSでフォローしたりと、カフェは新しいことに出会える大切な場所です。

読書もされるということですが、どんな本を読まれるのですか？

実はこれまで本を読む機会があまり
なかったのですが、
コロナ禍もあって
読書に関心が向くようになりました。

最近よく読むのは、ビシネス書やいわゆるハウツー本ですね。見聞を広めたい、意識的なものの底上げをしたいと思ってよく読みます。
読書も短い時間でも一人で完結できる趣味なので、今後も大切にしていきたいですね。

佐藤さんはピラティスの資格をお持ちとのことですが、ピラティスのどういうところに魅力を感じていますか？

ピラティスはもともとリハビリを目的
として生み出された
エクササイズ法
なので、子どもからご高齢の方まで
誰もが
できるエクササイズです。

私の師匠も「ピラティスが必要ない人はいない」と言っていますが、まさにその通り。
私たちの体は骨が正しい位置にあれば筋肉も正しく付きます。体の根本からキレイになれるのがピラティスなのです。この先もずっと続けていきたいと思えるところが魅力ですね。

何年前に始められたのですか？　きっかけも教えてください。

ピラティスに出会ったのは10年以上
前ですね。

当時通っていたパーソナルトレーニングの中に組み込まれていて、そこで初めて知りました。これまで仕事柄、自分の体型維持のためにあらゆる運動を行いましたが、その中でもピラティスだけが残り、今に至ります。

そこから資格も取ることになったのですね。

資格を取るには勉強も必要です。

ピラティスに対してより理解が深まると思い勉強しました。資格を取ってからは人に教える機会も増えましたが、自分でやるのとは違い、誰かに教えるということは本当に難しいです。さらに勉強を深めなければできないっていうところが大変ですが、そこも面白いですね。

ピラティスから意識的なことも教わることはありますか？

小さな積み重ねが出てしまう年齢
なので、ピラティスに
よって心も
鍛えられています。

歳を重ねた時のことも考えて普段からか姿勢に注意し、日々をしなやかに過ごすこともピラティスが教えてくれていますね。

ピラティスで心身を鍛え、コーヒーや読書で自分自身を高め、ご自分のことをとてもよくわかっていらっしゃる印象ですが秘訣は何でしょうか？

秘訣は思っていることを文字にして、
頭の中を整理して
いることかも
しれません。

小さい頃、自分がどういうことを感じたかと日記をつけていました。目上の方にも「何かあれば、書いたほうがいい」とアドバイスをいただいたので、そこから書くようにはしていますね。

佐藤さんのような生き方を目標にする女性がたくさんいると思います。

そう言っていただけると嬉しいです。

これからも恥じないように生きていきたいです。