INTERVIEW

インタビューINTERVIEW | 2020.10.07
【市川 染五郎】生活の全てが役作り。歌舞伎のために生きていく。
KIREI METHOD

市川 染五郎 Somegoro Ichikawa

生活のすべてが役作り。
歌舞伎のために生きていく。

今後注目のスターや文化人を
いち早くフィーチャー。

GUESTS

歌舞伎役者。2018年、歌舞伎座『勧進帳』源義経役他で、八代目市川染五郎を襲名。祖父は、二代目松本白鸚、父は十代目松本幸四郎。類まれなる美貌と抜群のスタイル、見るものを魅了する品格と色気を併せ持ち、雑誌など様々な媒体でも活躍の場を広げている。

KIREI METHOD

市川 染五郎

index目次

Somegoro Ichikawa

KIREI METHOD

Somegoro Ichikawa

キレイノート2周年を記念して、今回のキレイメソッドはスペシャル企画。類まれなる存在感を放ち、実力ともに注目を浴びる歌舞伎役者、市川染五郎さんと世界の写真家、蜷川実花さんのコラボレーションを実現しました。唯一無二の世界観を舞台に、幻想的なまでの美しさと儚さ、内に秘めた情熱を表現する、弱冠15歳の美少年。この時しかない、刹那の美の世界を2週にわたり、お楽しみください。

「慣れ」
にも
2種類ある

最近は、ファッション誌のお仕事もさせてもらっています。
普段、着ることのない服を着せてもらったり、いつもとは違う髪型やメイクを体験できるのが楽しいです。
なかなか慣れないのですが…。ただ、慣れにも2種類あると思っていて。
いい意味の慣れは“余計なことを考えずに、感覚で表現できること”。
逆に、悪い意味で慣れると同じことしか出来ずに、進化がなくなること。
とくに歌舞伎役者は引退がなく、一生現役。
どちらとも、バランスを取りつつ成長していきたいです。

公演期間は
疲れに
気づかない

歌舞伎の公演は25日間続くのですが、その期間は夢中で疲れに気づかないんです。
そして、公演が終わったあとに気が抜けて、どっと疲労が出てくる。
体調管理についてご質問をいただくことがありますが、終わったあとにとにかく休むことが僕の回復法です。
マッサージはまだ経験がないので、一度行ってみたいです。

家では、
三味線、長唄、
鼓の稽古

歌舞伎役者の家では、三味線は小さい頃から稽古を始めることが多いのですが、僕が始めたのは今年と遅めのデビュー。
“最初は聴きなれている曲がいい”という先生のアドバイスで、家とゆかりのある“勧進帳”に挑戦しています。
三味線と同時に長唄や鼓の稽古もしています。

映画を
観ていても、
頭の中は歌舞伎

365日、何をしても歌舞伎のことばかり考えています。
たとえば映画を観ていても、これが歌舞伎だったらどうなるか考えている。
常にネタ探しをしている感じです。それだけ、歌舞伎が大好きなんだと思う。
ちなみに、僕が一番好きな映画はジョーカー。もう7回観ました。
子供の頃からなぜかピエロに惹かれて。笑いの化粧の下に、寂しさや悲しさ、闇を隠している。
歌舞伎も化粧で役柄を表現する要素が大きく、そこは共通する部分なのかもしれません。

やめたいと
思ったことは
一度もない

稽古が辛いと思うことはあるけれど、歌舞伎をやめたいと思ったことは一度もありません。
幼少期は、化粧が嫌でしたね。その頃は、化粧をしてくれる方がいたのですが、下地に鬢付け油を塗るときこすられるのが痛いし、ベトベトして気持ち悪いし…。
でも、それより歌舞伎を好きな気持ちが勝っていて、子供心にも我慢できていたのだと思います。

Today's outfit.

ブラウス¥113,000ジャケット¥189,000パンツ¥104,000(すべてANN DEMEULEMEESTER/ギャレット)ブーツ¥100,000(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)
ギャレット 03-3794-7770 JOHN LAWRENCE SULLIVAN(03-5428-0068)

取材・文/安田光絵
撮影/蜷川実花
ヘアメイク/AKANE
スタイリング/中西ナオ
フラワークリエイティング/篠崎恵美

この記事をシェアする

INTERVIEW

KIREI METHOD

優香
宮沢氷魚
梨花
梨花
佐藤ありさ
佐野ひなこ
岡宏明
木南晴夏
福本莉子
宮世琉弥
佐藤めぐみ
さとうほなみ
長谷川ミラ
広末涼子
紗羅マリー
ソニン
桜井ユキ
指原莉乃
内田理央
高山大輝
バービー
浅田舞
上國料萌衣
大平修蔵
高橋愛
河北麻友子
入山法子
鈴木康介
森崎ウィン
ホラン千秋
宇垣美里
吉田沙世
堀田茜
葉生
三吉彩花
松島花
比留川游
高山都
市川染五郎
市川染五郎
加治ひとみ
すみれ
小源寺亮太
福田彩乃
神崎恵
堀内將平
森絵梨佳

CATEGORY

Ethical

コスメ

メイク

スキン

ボディ

ヘア

フレグランス

フード

ライフスタイル

インタビュー

連載

CONCEPT

新しいキレイ、
新しい自分と
出会う旅へ。

キレイノートは、
「キレイ」を軸に、日本に限らずヨーロッパ、アジア、
世界中の国々から、
contribution(貢献)と
solution(解決)のある情報を発掘して
お届けするメディアです。
皆さんが、まるでキレイに出会うために
世界中を旅して周っているような気分になれる、
そんなメディアを目指しています。

キレイ。
それは、鏡に映るキレイ。
そして、透き通った心のキレイ、ライフスタイルのキレイ。
海や緑や動物たち、私たちを取り巻く環境のキレイ。

そして、contributionとsolution。
人のお悩みの解決、コンプレックスの解消。
そんな人の毎日への貢献。
そして、エシカルであること、
世界の明日への貢献。

私たちが発信する情報が、新しくて、刺激に満ちた、
ワクワクするものであるように。
そして、たくさんの人達や世界のキレイに繋がっていくように。

キレイノートは独自の視点で、世界中から毎日キレイ情報を
集めて、読者の皆さまにお届けしていきます。

自分と世界を、もっと愛そう。

キレイノート

気になる国をトリップ!