INTERVIEW

インタビューINTERVIEW | 2022.04.15
【紗羅マリー】“こういう女性になりたい”は理想論好きな自分のまま生きていきたい
KIREI METHOD

SARA MARY紗羅マリー

“こういう女性になりたい”は理想論
好きな自分のまま生きていきたい

GUESTS

今、目が離せない人物を迎えて、輝きの秘訣をインタビューする連載『キレメソ』。今回のゲストは、ファッションモデル・歌手・俳優の紗羅マリーさんです。10代の頃から20年以上に渡りモデルとして活躍していながら、まったくストイックさがなく、とっても自然体。そんな彼女に、美容の秘訣をはじめ、食生活のこだわり、旅の思い出、自分を愛しながら生きることなど、たっぷりと伺いました。

KIREI
METHOD

紗羅マリー

目次

SARA MARY

PROFILE

ファッションモデル・歌手・俳優。'861212日生まれ。愛知県出身。13歳からモデルとしての活動をスタートし、「ニコラ」や「ViVi」などのファッション誌を中心に活躍するほか、東京ガールズコレクションなど数多くのファッションショーにも出演。'10年に「Cherry/Gossip」で歌手デビュー。'17年にはミュージカル「RENT」で俳優としての活動も開始。'18年に公開された出演映画「ニワトリ★スター」の続編「ニワトリ☆フェニックス」が415日に公開。

「ニワトリ☆フェニックス」作品情報

大人のファンタジーとして人気を博した「ニワトリ★スター」から4年、再構築されたパラレルワールドを生きる主人公2人を描くロマンチックロードムービー。”少しだけ逃げたかった”草太(井浦新)と楽人(成田凌)は、いるはずもない火の鳥を探す旅に出る。果たして彼らの旅路に待ち受けているものとは…?
紗羅マリーは、謎の花嫁役で出演するほか、主題歌「ありがとう」の作詞作曲、歌も担当している。
4月15日全国ロードショー。

公式サイトはこちら

SARA MARY

KIREI METHOD

ただバスタブにお湯を溜める
だけではなく水質にこだわる

まずは美容について聞かせてください。毎日のルーティーンや何か気を付けていることはありますか?

ビタミンとミネラルのサプリを飲む
くらいで、
ほかにやっていることは
ないですね。

よく温泉やサウナに行っているので、それがいちばん大きいんじゃないかな。家のお風呂では、溜めただけのお湯につかることはないですね。水質がいちばん大事だと思っているので、天日塩やマグネシウム、にがり成分を入れるようにしています。

お気に入りの入浴剤があったら教えてください。

「羊水塩(ようすいえん)」ですね。

もうそれだけ入れれば、お湯がお母さんの子宮内の羊水に近いイオン水になるので、ラクだし、最近ハマっています。

SNSでお料理の投稿もされていますね。
食生活で気を付けていることは?

食べたい物を食べているけど、食材にはこだわっていて、
しっかりしたものを選んでいます。

お肉は、どこで育てられたか分かるもの、野菜は無農薬のものを農家さんから直送してもらっています。

いい食材を使うと手をかけなくてもおいしいですもんね。

そう!シンプルな料理だと時間をかけなくて
いいからラクですよね!

なんだったら、シンプルがいちばんおいしい!

体型維持の秘訣はありますか?

ないです。昨日、体重計に乗ったら
太っていて
びっくりしました(笑)。

初めてこんな数字が出たと思いましたけど、それはそれでいいです。“そんなにストイックにやって何かいいことがあるのかな”って思っちゃうので、私はモデルという感覚があまりないのかもしれないですね。適当に生きています。

特に運動もやっていないんですよね?
それで体型を維持できているのはすごいです。

なんか、私は無駄な動きが多いらしいんですよ(笑)。

小学2年生の息子に「なんで踊っているの?」っていきなり言われたりしますし。じっとしていられないので、そこでカロリーが消費されているのかもしれないですね。

海の近くに引っ越して変わった
働き方と
時間の使い方

都心を離れて海の近くに引っ越されましたよね。そのきっかけを聞かせてください。

コロナですね。コロナウイルスが日本に入ってきた段階で
「2年はかかる」と言われていたんです。

私たち大人にとって2年はあっという間だけど、子どもにとってはすごく長い期間で、しかも体の基礎を作る時だし、感受性とか友達とか何でも吸収する大事な時だから。それが東京にいたまま休校になって、公園で遊べないとか、そういうのは私には無理かもと思ったんです。それですぐに引っ越しました。緩和された時に都内に戻るのか、もうちょっと住むのか決めようかなという感じです。

紗羅さん自身、引っ越したことによる変化は感じますか?

太れるようになった、眠れるようになった、お腹が空く
ようになった、朝起きられるようになった、
頭痛がなくなった…という感じですね。

都心は緑が少ない、人口が多すぎてたぶん酸素が少ない、勝手に仕事脳になっていてオフにすることがなかったんですよ。あと、都心にいるとすべてのお誘いに“行かなきゃいけない!”という想いがあったんですけど、離れることによって「その日は都内にいないです」の一言で終わるという(笑)。だからすごいラクですね。けっこう人間関係は整理しました。

息子さんにも変化はありましたか?

私、東京にいる時は仕事ばかりしていたんです。

朝、保育園に連れて行って、夕方6時にお迎えに行く、で、夕ご飯を食べさせて寝たら朝で、また保育園に連れて行って、の繰り返しだったんですよね。今は、月・火・水・木の4日間は基本的に仕事を入れないんです。息子が学校から帰ってくると私が家にいるという環境になった時に、息子からはっきりと言われました。「今のほうがいい。今のほうがママと長く一緒にいられるから幸せ」って。息子はそうやって安心感を持てるようになったし、喜怒哀楽もちゃんと出るようになりましたね。

小さな畑を耕しながら陶芸教室を
開くのが理想の老後

理想の女性像を教えてください。

自分が好きです。

無理をしない、嫌なことをしない、人に害を与えない、あまり執着がない、フットワークが軽い、明るい人にもなれるし暗い人にもなれる、あと、おしゃれ、毎日のようにいろんな服を着られる、デザインもできる。だから自分が好きですね。自分に甘いんですよ。

自己肯定感が高いことは素晴らしいです。では、こんな40代になりたい、こんなふうに歳を重ねたいと思うことはありますか?

私達って、年をとっても内面は20代の頃と何ら
変わらないじゃないですか。

“もっとちゃんとした大人になると思ってた”と思うことがあるけど、自分が持っている元々の性格がこれであって、たぶん棺に入るまでそのままなんですよね。だから、このまま40代になるだけなので、“こういう女性になりたい”は理想論でしかないんです。自分の性格のまま、見た目と体力が衰えていくだけなので、先々のことはあまり考えたりしないですね。今のまま、好きなように生きていけたらいいなと思います。

“老後はこう暮らしたい”という理想もないですか?

老後は、田舎の平屋に住んで、小さな畑を耕しながら
陶芸教室の先生をやっています。

生徒さんが2~3人いて、畑で採れたお野菜のサラダと、パンを焼いて、ランチセット付きで月謝が12,000円くらい。そこははっきりとした将来像があります(笑)。自分がそこを見据えてどう歩いていくかなので、突然変わってもいいんですよ。今のところの理想像はそれですね。

夏休みの思い出のような映画
「ニワトリ☆
フェニックス」

紗羅さんがご出演された映画「ニワトリ☆フェニックス」が4月15日に公開されます。
前作の「ニワトリ★スター」以来4年ぶりの続編ですが、参加してみていかがでしたか?

ひとつの作品を作っていたメンバーなので、すごく和気
あいあいと撮影ができて本当に楽しかったです!

夏休みの思い出、って感じ(笑)。

主演の井浦新さんと成田凌さんとのエピソードがあったら伺いたいです。

映画のポスターにも写っているオープンカー
があるんですけど。

撮影が始まる前日に、新くんがその車の運転を練習することになって、なぜかそこに私も参加しました。草太(井浦新)と楽人(成田凌)が前に乗って、私は後ろでカメラの位置を手伝って、遊んでいましたね(笑)。みんな「やっほー!」って感じで自然にそこにいるので、ただ日常会話をしているだけでしたけど、久しぶりにチームが集まって「そろそろ始まるね」という雰囲気でした。

今回は主題歌の「ありがとう」をご自身で書き下ろして歌われていますね。曲に込めた想いやこだわりを教えてください。

「ニワトリ★スター」と
「ニワトリ☆フェニックス」で
関係値が変わらない草太と楽人、
2人の気持ちを
書きました。

誰しも壁にぶつかるし、“逃げたい!”と思うことがあるので、そういう時にこの曲は共感してもらえるんじゃないかなと思います。(かなた狼)監督からは、この映画のキャッチコピー“なにかから少しだけ逃げたかった”というエッセンスを曲に入れてほしいということだけ言われていました。そこがきっと監督のいちばん言いたかったことだろうし、この曲の中でも“逃げたかったら逃げていいんだよ。やり直そう!”“一回休憩しよう。楽しいことしよう!”ということを伝えています。だからこの曲が流れることで映画全体が完結するんだと思います。

ここを見てほしいと思うところは?

「ニワトリ★スター」
を撮り終えた後、監督が
「続編を
やりたいんだよね」
と言っていた中でコロナ禍がきて、
新くんと成田くんをはじめ、みんなで何ができるのかを
話し合って始まった企画なんです。

監督が“人々が今まで通りに生活できない状況で、僕達が何を表現したらみんなが少しでも笑顔になるか”ということを詰めた作品なので、何も構えずに、素直に身を委ねてほしいなと思いますね。そうしたら狼組がどれだけ仲がいいのか感じられると思います。感動する部分もあるし、“何を見させられているんだ!?”と思う場面もあるし、“ほんとに監督って頭おかしい!”と思うところもあるんですけど(笑)。見終わった時に自分の口から素直にありがとうの気持ちが出る、珍しい作品なんじゃないかなと思います。

未知の場所を訪れるために
「ダーツの旅」
がしたい

ロードムービーであるこの作品にちなんで、今までで印象に残っている旅を教えてください。

気分が変わるかもしれないから
1週間より前のことは
決められないんですよね。

旅行もその日に決めたりしちゃうから、誰か一緒だと振り回しちゃうので、基本はひとりで旅をすることが多いです。金沢に行った時は、ふらっと入った古本屋さんでみかんを販売していて、その販売している人が知り合いのお姉ちゃんだったことがありました。旅先でよく温泉や喫茶店を訪れるんですけど、ふらっと入った喫茶店がパラレルワールドみたいで、今でも日本一好きな喫茶店ですね。魔女みたいなおばちゃんがひとりでやっていて、占いみたいなことを言われるんです。「あなた迷い人ね。迷い人はここに座って」って(笑)。そういう小さな思い出がたくさんありますね。海外旅行にはあまり興味がないです。

今の気分で行きたいところは?

今、金沢の話をしちゃったから、
金沢に行っておでんを食べたいですね。

徳島にも行きたいし、直島も行きたいし、名前を知らない場所がまだいっぱいありますもんね。だから所さんの番組の「ダーツの旅」がすごくいいと思うんですよ。そのうち自分でもやろうと思っています!

自己分析して自分の説明書が
できれば
人生思い通り

「ニワトリ☆フェニックス」では友情や家族愛も描かれていますね。紗羅さん自身が友人、家族関係で大切にしていることとはなんでしょうか?

家族にしろ、友達にしろ、“誰がそばにいてくれるか”
“誰のそばにいたいか”だと思います。

あと、血の繋がりだけが家族じゃないと思うんですよね。だからそういう大事な人に出会えたら人生は幸せだし、その人を大切にしながら生活をしています。ありがたいことに大切な友達が私のまわりにたくさんいるので、もうそれだけで人生ハッピーですね。

最後に、キレイノート読者にメッセージをお願いします。

30代で言うと、仕事に慣れてだんだんと肩書が
付いてくる頃だと思うんですけど。

仕事で好きなことができない方がほとんどだと思うので、休みの日くらいは自分の趣味を楽しんでほしいなって思います。趣味があれば人生楽しいので、自分だけの時間を持つことですね。あとは、自分と向き合って、自己分析していくと人生思い通りです! 何が得意で何が苦手か、どういうことが好きで、どういうことが嫌いか、どんな人がタイプで、どんな人とは上手くいかないか、そういう自分の説明書ができると、人生がもっとラクになると思いますよ。

PRESENT

紗羅マリーさんから素敵なプレゼントが!!

抽選で1名様に

紗羅マリーさん
ポラロイド写真
プレゼント!

応募期間 /
2022年4月15日(金)12:00〜
4月20日(水)11:59まで

【プレゼント内容】
紗羅マリーさんサイン入りスペシャルポラロイド写真1点

【当選者】
1名様

【応募期間】
2022年4月15日(金)12:00〜4月20日(水)11:59まで

【応募方法】
キレイノートX(Twitter)アカウントをフォロー。X(Twitter)に投稿している紗羅マリーさんプレゼントのキャンペーン投稿をリポストしていただくと応募完了となります。

※プレゼントのご応募にはキレイノートX(Twitter)公式アカウント(ID:@kireinote0915)のご登録が必要となります

ご登録はこちら ▶︎ @kireinote0915

【注意事項】
・当選者のみにご連絡を差し上げます。
・商品の発送は日本国内に限らせていただきます。
また、商品の当選者以外の方への発送はできません。

Today's outfit.

<衣装>
ツイードジャケット¥53,900、ツイードキュロット¥29,700
/ともにG.V.G.V.(k3 オフィス)
フープピアス¥16,500
/Crestare
ネックレス、リング
/すべて本人私物
アンクルストラップパンプス
/スタイリスト私物
 
<問い合わせ先>
k3 オフィス/http://www.k3coltd.jp/
Crestare/https://crestarestores.com/
 
※すべて税込価格

取材・文/依知川亜希子
撮影/天日恵美子
ヘアメイク/奈良 裕也(SHIMA)
スタイリスト/小川夢乃

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