HARUKA KINAMI 木南 晴夏

まずは美容について聞かせてください。
仕事と育児が忙しい中、どんなケアをされていますか？

去年、MEGUMIさんとご一緒したときに
あまりにもお肌がキレイだったので
どんなケアをしているのか聞いたところ、
朝と晩のパックが大事だと教えてもらいました。

それ以来、私も毎日実践しています。ヒアルロン酸、ビタミンC、CICAの3種類のパックをその日の肌の状態に合わせて使っています。

月に何度か特別なケアはされていますか？

週に一度は酵素洗顔をしています。

また、以前は炭酸パックにはまっていましたが、最近は泥パックをよくします。

共演者の皆さんとは美容のお話はされるのですか？

最近はドラマでご一緒した俳優さんから
いろんなケア方法を聞いて刺激を受けていますが、
実は20代はまったく美容に興味がなかったので、
特別なことは何もしませんでした。

関心が高くなったのは、30歳を過ぎてからですね。日焼け止めも35歳くらいからつけ出したくらいです。最近は本田翼さんの影響で初めて日傘を購入しました。

でも、お肌がとってもキレイですね。

もともと肌荒れしない体質みたいなので、
美容に関してはそこまで意識せずにここまできています。

ただ、肌が薄いようでメイクさんにはよく乾燥していると言われます。だからパックなどを上手に使って、これからもケアをしていきたいですね。

サプリや食事はどんなことに気を付けていますか？

サプリは昔からビタミンを意識して摂取しています。
食事に関してはまったく気にしていません。

自分の好きなものが食べられないのは逆にストレスになりそうなので、今後も気にせず食べたい時に食べたいものを食べようと思います。

木南さんといえば、パン好きで有名ですが
体形をキープする秘訣を教えてください。

出産前は意識して走ったり、ジムに行ったりコロナ禍でもエクササイズ動画を見ながら筋トレをしたりしていました。

でも、出産してからは自分のためだけに使う時間がなかなか取れなくなってしまったので、この2年間はまったく運動をしていません。やっていなくても、見た目がそこまで変わらないので、どうしてあんなに運動していたんだろう……って今は不思議に思うくらいです(笑)。

子育て中のお母さんは無意識のうちにかなり動いているかと思うので、今も同じような運動量なのかもしれませんね。

そうですね。それはあるかもしれません。

では、以前は大好きなパンを食べるために体を動かしていたのですね。

もともと運動が好きではないことと、
食事制限をするのが本当に苦手なので、
食べたいものを食べるためにがんばっていましたね。

パン好きな木南さんですが、
パンはどのくらいの頻度食べられるのですか？

独身のころは3食パンの日もありましたね。
今は毎朝食べます。
パン屋さんに行ったら、とりあえず食パンは必ず買います。

あとは今日と明日食べるもの、冷凍できるものを選びます。家族で毎朝食べるとすぐになくなってしまうので、一度にたくさん買ってしまいますね。

そもそもパンが好きになったきっかけはどんなことでしょう。

きっかけは実家も毎朝パン食だったということと、
母がパン工場で働いていたからだと思います。

母はパンの配達を担当していたので幼い頃、よく配達についていっていました。その時に焼きたてのパンをもらったりして、食べていました。

幼いころからパンが本当に身近にあったのですね。
今はパン屋さんの新しい情報はどうやって知るのでしょうか？

SNSをやっているので
フォロワーさんから教えてもらうことが多いですね。

〇〇にオープンしたパン屋さんが美味しかったですよ、とコメントをいただいたり、地方にお仕事で行く時は美味しいお店はありませんか？ と逆に質問したりして、情報収集しています。地方に行く楽しみができました。

ご自分でパンを焼いたりはしないのでしょうか？

今はしません。昔は独学で作っていたこともありましたが、私はやっぱりパン屋さんのパンが好きですね。

今後も自分で焼くことはないです(笑)。

仕事と育児についてお伺いします。
まずは、出産前と出産後で心境や生活の変化について聞かせてください。

ちょうどコロナが流行しはじめたころに出産をしたので、
なにかと不安でした。

出産の前後は本当に人と会えませんでしたし、出産するまではつねに緊張感がありました。

育児と仕事の両立は大変かと思いますが、いかがですか？

子どもが小さいころは目が離せなかったので気が張っていました。

でも今はだいぶ大きくなってきたので、ちょっと安心していますし、仕事で子どもと離れる時はさみしいけれど、ふっと息が吐けるので、現場に行くことが息抜きになっているのかもしれません。

台本を覚える時はどうされているのですか？

家で子どもと一緒にいる時間は、台本を開きません。

現場に行けば休憩時間があるのでその時間に覚えます。なんとなく頭にセリフが入ったら、家事をしながら言ったり、お風呂に入っている時に子どもにセリフを話しかけたりしています(笑)。

次に旅についてお聞かせください。
今までで忘れられない旅のエピソードはありますか？

モロッコですね。

30代前半に友だちと行ったのですが、ガイドも付けずに自分たちでレンタカーを借りて旅をしました。車のナビが今のようにリアルに道を教えてくれるようなものではなく、方向しか教えてくれない“ちょっと足りない感じ”だったので本当に困りました。でもそのお陰で刺激的な経験がたくさんできました。モロッコは交通ルールがあってないような状態だったので、いたるところで事故を目撃しましたし、高速道路でヤギを連れて歩いている人もいました。車やバイク、自転車や人がいつ飛び出てくるかわからないのでドキドキしながら旅をしていました。

なぜ旅先をモロッコに決めたのですか？

昔から漠然と行ってみたい国の一つでしたし、
行ったことがある人がこぞって
本当によかったと言っていたので行ってみました。

アメリカやヨーロッパにはない、景色がずーっと続いていて強く記憶に残っている国です。また年齢を重ねたらぜひ行ってみたいですね。その時は前回行けなかった砂漠の方を旅してみたいです。そして、次回は絶対にガイドを付けたいと思います(笑)。

今はどこか行ってみたい国はありますか？

昔は1週間休みが取れたら
さっとロンドンに行ったりしていましたが、
今は海外旅行熱がすっかり冷めてしまいました。

言葉が通じない国に行くことが面倒だという感覚もありますし、子どもがいるので今は国内旅行に行けたらいいなと思っています。

最後にこれからのことについてお伺いします。
こういう俳優さんになりたいという目標の方はいますか？

憧れの方はたくさんいます。

こんな風になりたいなと思いますが、あまり特定の方のお芝居を見てしまうと引っ張られてしまうので、今は頭の隅に置いておくくらいの意識でいます。

これから仕事を通して挑戦したいことはありますか？

自分からこれをやってみたい！という願望はありません。いただくお仕事一つひとつが挑戦だと思っています。

ただ基本、私はビビリなので演じることはとても怖いです。でも、怖いから逃げ出したい、やりたくないという感覚はなく、「怖いけれどやりたい」という気持ちで現場にいます。みんなで一つの作品を作ることは本当に楽しいです。

今後はどんな風にお仕事を続けていきたいと思われていますか？

これからも育児とバランスをとりながら、
俳優というお仕事は続けていきたいと思っています。

これまでいろんな役を演じてきましたが、私は基本、自分に話が来た役はすべてお受けしています。これからもそのスタンスは変わりません。とにかく演じてみないとわからないので、チャレンジするのみです。台本を読んでわからないこともありますが、実際演じてみたら楽しいこともあります。たまに演じてみてもわからない場合もあるのですが、世間が評価してくれることもあるので、やってみないとわからないのがこの仕事の面白さですね。