RYUBI MIYASE 宮世 琉弥

出演作が絶えない宮世さん。2022年秋期は「君の花になる」と「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」、2つのドラマに出演されることもあり、かなり多忙かと思うのですが、それを感じさせない美肌でスタッフ一同驚きました。

全然です！　たしかにパーっとニキビができるわけではないんですけど、家族の中では唯一肌荒れしていた時期があって、繰り返し荒れるので、皮膚科で検査をしたこともあります。

その時は検査の結果、アレルギーがあるとか栄養が摂れていないというわけではなく、疲れが溜まっているかもとのことだったので安心しました。

そうなんですね！　肌荒れしないために気をつけていることはありますか？

うーん…特別なことは全くないんですよね。夜は寝る前にスキンケアをしているくらいです。

あと今年の夏は日焼け止めを塗って、撮影の合間は現場で日傘を差すようにしていました。冬の時期を描いた作品の撮影もあったので、あまり日焼けしないようにしなきゃいけなかったのですが…結局少し焼けちゃいました（笑）。

では、食生活で気をつけていることはありますか？

それもないですね。撮影やお仕事が続いている時は、自分のモチベーションに繋がってくるのが食事なので、あえて我慢しないようにしています。

お肉か魚を選べる時は、ほぼ毎回お肉です！　特に今参加している「君の花になる」では、撮影とあわせて歌とダンスのレッスンもあるので、カロリー消費がすごくて。だから、体力をつけて、しっかりと集中するためにも撮影期間は食べてOKということにしています。

撮影がない時期の食生活で気をつけていることはありますか？

一時期は食べ過ぎと言われていたこともあったのですが、僕、最近になって身長が少し伸びてきて、体が細くなってきたんです。

だから、気にしないで好きなものをバランス良く食べています。

いよいよ放送開始となる「君の花になる」では、ボーイズグループ“8LOOM（ブルーム）”のメンバー・成瀬大二郎を演じ、実際に期間限定グループとしてもデビューを果たした宮世さん。放送に先駆けて公開収録もあったとのことですが、いかがでしたか？

8LOOMとしても公開収録を1つの目標としてレッスンに励んできていたので、1つの節目を終えた気分になりました。

とはいえ、この先もたくさんのイベントに出演させていただく予定なので、実際には大切な通過点だったのですが、ステージを終えて7人がより一心同体になった気がしていて、8LOOMとしての感覚をつかめた貴重な1日だったなと思います。

8LOOMメンバーの中で宮世さんは、どんな立ち位置なのでしょう。

8LOOMの中には歌、ダンス、お芝居のいずれかが未経験のメンバーがいるのですが、僕は歌、ダンス、お芝居すべての経験があります。

だから、恐縮ながらも自分の経験を生かして、歌やダンスが初めての人と、お芝居が初めての人を繋ぐ役割ができたらなと思っています。そうは言っても、実際には頼りないところだらけなんですけどね（笑）。僕のできる範囲で、みんなとコミュニケーションを取って最後まで駆け抜けていきたいです。

宮世琉弥としてではなく、8LOOMの成瀬大二郎としてステージに立つのも、このドラマならではの経験なのではないかと思います。

そうですね。ただステージでは、自然と“なるくん”としてライブできたんじゃないかなと思っています。

というのも「君の花になる」の撮影現場では、「なるくんになろう！」とスイッチを入れることがほとんどなく、自然になるくんになっているんです。逆に宮世琉弥でいることはほとんどないんですよね。

本作に限らず、撮影現場では役に入り込むことが多いのでしょうか？

「闇金ウシジマくん外伝　闇金サイハラさん」の撮影現場に行って、サイハラさんのスタッフさん、キャストの皆さんを見たら硲（はざま）くんになれるし、「君の花になる」の現場でキャストの皆さんやスタッフさんを見たらなるくんになります。

お仕事を始めた当初は現場ごとに切り替えがうまくできず悩んでいましたが、いろんな現場を経験させていただくうちに、今は自然と作品や役に入り込むようになりました。

たくさんのお仕事を並行する中で、ストレスを感じることはないのでしょうか？

自分では気づいていないのですが、肌が荒れちゃったり、月に2回くらいお腹が痛くなっちゃったりすることがあって。

最近、お母さんから「そういうときはストレスが溜まっている証拠だよ」と指摘されました（笑）。

ストレスが溜まっている時は、どのように発散しているのでしょう？

これといった方法は見つかっていないのですが、寝ている間に充電できちゃうタイプなので、とにかく寝るようにしています。

実際、寝起きの機嫌が悪いこともほとんどないんです。朝からずっとしゃべっているので、8LOOMのメンバーがついてきてくれていないこともあるほどで（笑）。ただ、お昼から夕方にかけては、少しずつ充電が減っていってしまうタイプでもあるんです。（久留島巧役の）NOAくんは朝がテンション低めで、お昼からテンションが高くなっていくタイプなので「逆だな～」と思って見ています。

宮世さんにとって睡眠を取ることが充電になっているんですね。

睡眠時間がないまま現場に入ると、全然集中できなくなっちゃうので、睡眠は大切にしています。

忙しいとまとまった睡眠時間を取れないのではないでしょうか？

そうですね。実際に撮影が終わって帰って、出発まで数時間しかないこともありますし、満足に睡眠時間を確保できないこともたまにあります。

だからこそ、いかに睡眠時間を長く取るかは自分なりに工夫しています。

例えばどのような工夫をしていらっしゃるのでしょう？

朝起きたら歯磨きだけして出られる状態のままベッドに入って、すぐに寝ています（笑）。

最初は「睡眠の質をあげよう」と色々考えて寝ていたのですが、睡眠時間が短いなら、1分でも長く寝ていたほうが良いかなと思って（笑）。
あと「君の花になる」の撮影では、8LOOMのメンバーが暮らす寮のセットにベッドがあって、撮影で使っていない時は、そこのベッドでたまに寝られるんです（笑）。もうすでに思い出がいっぱい詰まっているので、クランクアップしたら持ち帰りたいくらいです（笑）。

幅広いジャンルの作品に出演されてきた宮世さん。役作りのために意識してらっしゃることはありますか？

とにかく引き出しをいっぱい作ることを意識しています。

脚本家さんや監督が見せたいことを読み取る力は大前提として、自分から提案できたり、話し合えたりするような引き出しをいっぱい持っていたいと思っているんです。

それはなぜでしょう？

「これ！」と決めてしまっては面白くならないと思いますし、監督とコミュニケーションを取れないともったいないと思っちゃうんです。

それに「こういう感じにしてほしい」と言われた時に、引き出しがないとピンと来ないまま演じることになっちゃうんじゃないかなって。

引き出しを増やすために、どのようなことをしていますか？

ジャンル問わず、邦画・洋画問わず、作品をいっぱい見ておくことは欠かせないですね。

サブスクリプションをばーっとスクロールして、ポンと手に止まった作品をそのまま見ます。あらすじは絶対に見ないですし、評価や口コミも見ないようにしています。

ルーレットのように決めるんですね。

見る前から勝手に決めたくないという気持ちが強いんですよね。

正直、見てみて自分には合わないと思うこともありますけど、それは人それぞれの価値観なので、まずは見てみるようにしています。

見られないジャンルはないのでしょうか？

だいたいの作品は大丈夫なんですけど、幽霊が出てくるような心霊系は苦手ですね（笑）。

でも、もしこの先、演じさせていただけるとしたら、そのときは頑張って見ます。せめて朝に見ますけど！（笑）

最近ではALBIONの新しいスキンケアライン「フラルネ」のアンバサダーにも選ばれましたね。

美容にこだわりを持っている男性が増えている中で、僕を選んでいただけて本当に嬉しかったです。

個人的にも「今まで以上に美意識を高く持っていきたい」と思うようになりました。

いろんなお仕事がある中で、どのお仕事をやりたいなどの基準はあるのでしょうか？

基本的にはなんでもやらせていただきたいです。

まだまだ経験が少ない身なので、「できない」と言いたくないんですよね。
もちろんお仕事をいただいた時に「自分にできるかな」と不安になることはあるのですが、マネージャーさんが「こういう理由で俺はやったほうがいいと思う」と説明してくれるので、その言葉を信じて、まずは挑戦しています。やってみて難しかったり、できなかったりしたとしても、失敗することも経験になると思います。

そこまで頑張れるのは、なぜなのでしょう？

やはり家族の存在が大きいですね。

このお仕事を始めたばかりの頃も今も、家族の協力がなかったら、今の自分はないので。絶対に恩返ししようと思って頑張っています。
とにかく自分が出ている作品を少しでも多く家族に見てもらえることで恩返ししたいですね。たくさんの作品に出演しながら、経験を積んで頑張りたいです！