INTERVIEW
インタビューINTERVIEW | 2021.05.19入山 法子 Noriko Iriyama
「何があっても大丈夫!」
猫と植物とおうち時間
各界の第一線で活躍する女性たちの美しさや
輝きの秘密に迫ります!
GUESTS
女優、モデル。
1985年8月1日生まれ。埼玉県出身。高校卒業後に『InRed』や『SPRiNG』などの女性誌でモデルとして活躍。その後、女優としてデビュー。2021年6月15日から、東京PARCO劇場を皮切りに始まる舞台 『首切り王子と愚かな女』 に出演。
KIREI METHOD
入山 法子
index目次
Noriko Iriyama
入山 法子
見せてくれる入山法子さん。
猫や植物に癒されるおうち時間、
永遠の憧れであるひいおばあさんについてなど、
最新の入山さんに迫りました。
おうち時間で
始めたのはぬか床。
現在、2年生です。
まずは入山さんの普段の生活や美容についてお伺いしていきたいと思います。
ものすごく緊張します(笑)
私、本当に美容とか、大したことをしていないので、キレイノートさんのインタビュー、ものすごく緊張します(笑)。
(笑)。ありのままの入山さんについて教えていただけたら嬉しいです。たとえばお食事で、特に気をつけて摂っているものはありますか?
発酵食品や乳酸菌飲料は、必ず毎日摂っていますね
ストレスの影響がお腹にきやすいので、発酵食品や乳酸菌飲料は、必ず毎日摂っていますね。よく食べている発酵食品は、お味噌汁やキムチ、そして自分で漬けたぬか漬けです。去年、おうち時間が長くなってからぬか床を始めて、今、2年生なんです。レギュラーメンバーは大根、ニンジン、キュウリで、冬はカブ、夏はオクラなども漬けています。
季節によっていろいろ楽しめていいですね。ほかに食生活で気をつけていることはありますか。
温かい飲み物や加熱した根菜を多く摂るようにしています
体を冷やさないよう、温かい飲み物や加熱した根菜を多く摂るようにしています。あと、肌の乾燥を感じたときは、脂が多めのお肉を食べたりもしますね。お肉を食べると元気になるし、肌の調子も良くなる気がします。
マスカラを
つけていない
ときの目が好き
普段のスキンケアは、どんなことをされてるんですか?
資生堂の敏感肌用ブランド、2e(ドゥーエ)をライン使いしています
余分なものが入っていないので、肌がまっさらになる感じの使用感が気に入っています。
入山さんのお肌、とってもきれいですよね。
肌荒れをすることはあまりないんです。
普段、自分でもメイクをすることはありますか?
アイラインやリップにポイントを置いたメイクをしています
はい。自分ではマスカラをつけていないときの目が好きなので、アイラインやリップにポイントを置いたメイクをしています。アイシャドウを薄くつけて、目尻だけにアイラインを入れてみたり…。普段はブラウンのラインだけど、たまに青や赤を入れて遊んだりもします。リップカラーもすごく好きで、真っ赤をつけたり、逆にベージュで色を消したり、いろいろ楽しんでいます。
スタイルを維持するために続けていることは何かありますか?
最近は散歩とストレッチ
以前は週2回くらいジムに通っていたこともあるんですけど、最近は散歩とストレッチ、たまにゲームのリングフィットアドベンチャーをするくらいです。
ストレッチはどのようなことをしていますか?
お尻、前もも、膝裏あたりのストレッチですね
疲れて猫背になると、骨盤が傾いて前ももが張りやすいんです。だから筋膜リリースローラーでほぐして、ストレッチするようにしています。「ながら」より、意識して5分くらい集中してやると、体の調子が違います。
猫と植物を見ている
とどんなときも
「大丈夫!」と思える
おうちではほかに、どんなことをして過ごしているんですか?
猫と遊ぶか‥
ベランダの植物の世話をするか、ですね。
Instagramにたびたび登場する、猫のダンちゃんとマタちゃんですね。
見ているだけで本当に癒されます
「かわいいねー」とかいつも話しかけています。遊ぶというより遊んでもらっている感じ(笑)。見ているだけで本当に癒されます。ご飯を美味しそうに食べていたり、眠いときはしっかり寝ていたり、彼らを見ていると「なるようになるな」と思うんです。
ベランダではどんな植物を育てているんですか?
オリーブやコケモモ、ブルーベリー、レモンなどですね
春になって、植物の成長が目に見えてわかるのが嬉しくて、毎日ジーッと眺めて「新芽が出てきたな、よしよし」なんて楽しんでいます(笑)。去年、近所のお花屋さんの閉店セールで、嘘みたいな値段で買ってきたんですが、たまたま実がなる植物が多かったんです。実がなる植物って、楽しいですよね。
もう収穫はしましたか?
コケモモ、ブルーベリー、レモンは収穫しました
レモンは買ってきたときにもともとなっていたんですけど、コケモモとブルーベリーは花が咲いて、実がなって、というところを見守っていたので特にうれしかったです。成長するだけでもワクワクするのに、実がなるなんて、喜び倍増ですよね。そのまま食べるほか、ブルーベリーはジャムにしたりもしたんですが、美味しかったです。
自分で育てたブルーベリーでジャムを作るなんて、素敵ですね!
自分でできることが増えてきている感じで楽しいんです
おうち時間はそんな感じで、ぬか床も含め、自分でできることが増えてきている感じで楽しいんです。「こうやってできているんだ」「こんなに大変なんだ」と身をもって知るって大事だな、って。
たしかに。頭の中ではわかったつもりになっていても、自分でやってみないとわからないことってありますよね。
目を向けたら楽しいことはたくさんありますよね
植物の成長していく姿を見ていると、ストレスがあっても、枯れ果てたような状態であっても、「あ、暖かくなったら芽が出てくるんだ。大丈夫!」と希望を持てたりするんです。目を向けたら楽しいことはたくさんありますよね。猫と植物には助けられています。
憧れは存在感が
あって愛情深かった
曽祖母のような女性
入山さんにとって憧れの女性はいますか?
私の名付け親でもある曽祖母です。
すでに他界してしまっているのですが、ものすごく存在感があって、善悪の価値観がはっきりしていて、愛情深い人でした。背筋が常にピンとしていて、肌がきれいで、髪を結うと嬉しそうにニコニコしていて、いつも素敵だな、と憧れていました。迷ったときは「ひいおばあちゃんならどうするかな?」と考えるし、曽祖母に誇れるような仕事がしたいと思っています。
素敵な方だったんですね。女優さんではどなたか、憧れの方はいらっしゃいますか?
ただただ長年のファンなんですが、中谷美紀さんです。
小学生のときに『ハルモニア この愛の涯て』というドラマで、言葉を理解できない病に冒されたチェリストの役を演じていらっしゃるのを見て、衝撃を受けて。出演されている作品はすべて見ているし、エッセイなども読んでいます。旅好きだし、すごく博学な方で尊敬しています。
もう一度行きたい旅
先はハイジのような
体験をしたスイス
次に、旅についてお伺いしていきたいと思います。今まで行った旅先の中で、もう一度行きたいところはどこですか?
スイスです
旅番組で行ったんですが、酪農家のお宅に泊まって、『アルプスの少女ハイジ』のように藁のベッドに寝かせてもらったり、乳搾り体験をさせてもらったんです。アルプスの山々の風景も素晴らしくて、ヤギや牛など大好きな動物もたくさんいるし、素敵なところでした。
行ったことのないところで、行きたいところは?
クロアチアです
昨年、ちょうど旅行の計画を立てていたときに今のような状況になり、行けなくなってしまったので…。世界遺産の街、ドゥブロブニクには猫がたくさんいると聞いたので、それも楽しみなんです。
先で必ずすることはなにかありますか?
現地のお酒を飲みますね
お酒が好きなので、現地のお酒を飲みますね。ビールやワインはもちろん、ドイツに行ったときはリンゴ酒なども飲みました。スキンケアアイテムなどは、普段、日本で使っているものをすべて持っていくので、いつも荷物が多くなります(笑)。
入山さんにとって、旅とは?
自分の尺度や視野を広げてくれるもの、ですね。
自分の尺度や視野を広げてくれるもの、ですね。「こんなに視野が狭くなってたんだ、私」って気づかせてくれるというか。自分の価値観になかったものに触れるって大事だな、と思います。
お芝居では
常に演じる人の
本当を生きたい。
もうすぐ出演される舞台、『首切り王子と愚かな女』が始まりますね。ストーリーや見どころについて、教えていただけますか。
複雑に渦を巻いている人間関係が見どころのひとつです
架空の国の女王の息子である首切り王子が、村の反乱分子の首を次々に切っていくんです。登場人物すべてがその国を自分のものにしたがっていて、野心や陰謀など、複雑に渦を巻いている人間関係が見どころのひとつです。私は、首切り王子と結婚して国のトップに立ちたいと思っている、隣りの国のお姫様の役。老若男女、楽しんでいただけるストーリーになっているので、ぜひいろいろな方に見に来てほしいです。
入山さんがお芝居をするうえで、心がけていることはありますか?
演じる役を本当に生きたいと思っています。
嘘にならないように、演じる役を本当に生きたいと思っています。だからつい入り込んでしまうこともあるんですけど。
演じている最中に、入り込んでしまっている、と気づくんですか?
終わった後に「え?もう役がいない!」って気づいて‥
いえ、終わった後に「え?もう役がいない!」って気づいて、ドーン!と落ち込んだりするんです。でもそんなときは、「それだけ私、頑張ったんだな、自信を持とう」って思います。自分を褒めてあげることも大切だと思うので。
迷った時は10代の
時に好きだった
ことを思い出して
入山さんはネガティブなことがあったときは、どうしていますか?
前を向いていたらなんとかなるかな、って‥
真に受けず、一旦横においておいて、なるべく前を向くようにしますね。そういうの、ずっと引っかかってしまうタイプなんですけど、前を向いていたらなんとかなるかな、って。
最後に、キレメソ読者のみなさんにメッセージをお願いします!
結局は、自分が好きなことだけをやるのが正解だと思います
私もそうだったんですけど、30歳前後のときって、前進しているのか停滞してしまっているのか、わからなくて迷ってしまったときがあるんです。でも結局は、自分が好きなことだけをやるのが正解だと思います。何が好きなのかがわからなかったら、10代のときに好きだったものは何かを思い出すと、ヒントがあるかも。私の場合、人が何を考えているのかを考えるのが好きだったから、今の仕事に繋がったのかな、と思います。探究心を持って、好きなことを突き詰めていきたいですね。
Today's outfit.
大理石柄トップス ¥42,000(税抜)
MIKAGE SHIN info@mikageshin.com
白のオーバーオール ¥49,000(税抜)
KoH T 03-6659-9506
左耳球形イヤリング ¥13,200(税抜)
critical:lab/PR01.TOKYO 03-5774-1408
右耳変形イヤリング、大理石柄サンダル/スタイリスト私物
取材・文/古屋美枝
撮影/今城純
ヘアメイク/美舟(SIGNO)
スタイリスト/相澤樹(ラッキースター)