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2026.10.23

【ニセコ・羊蹄山麓】愛犬と楽しむ、1泊2日おすすめスポット8選

元TBSアナウンサーで、現在は故郷・札幌を拠点にフリーアナウンサーや文筆家としてご活躍のアンヌ遙香さんによる連載「now HOKKAIDO by Anne Haruka」。

今回は、「1泊2日で楽しむニセコ・羊蹄山麓エリア」について。アンヌさんの熱量溢れる文章をお届けします。

第二十五回のテーマは…「ニセコ・羊蹄山麓エリア」

北海道の観光地といえば、どこを思い浮かべますか?

大都市・札幌? 旭山動物園で有名な旭川? 運河で有名な小樽? 「北の国から」の富良野…? 昨今は「ニセコ」と答える方も多いかもしれません。

雪質の素晴らしさから、海外からの観光客も多く、外資の一流ホテルなども並び、北海道でちょっとした外国気分を味わえる場所になったのは確か。ただ、“海外からの観光客向け”の町なのかというと、決してそうではないのです!

ニセコを中心とした羊蹄山麓の絶景、水や食材のとんでもない美味しさ、ドッグフレンドリーなお店の数々…。実は道民でも、何度足を運んでもその魅力に毎回うっとりしてしまう、それがニセコ・羊蹄山麓エリアなのです。

先日のシルバーウィーク、愛犬のゴールデンレトリバーを連れて札幌からドライブをしてきましたが、道中にも多くの魅力的なスポットがあり、時間の経過はあっという間。今回は、今こそ行きたいニセコ・羊蹄山麓の旅をお送りします。

■ドライブ途中は中山峠で揚げ芋を

札幌から車でニセコに向かう途中には温泉地の定山渓を通り、しばらくすると「中山峠(なかやまとうげ)」というスポットに行き当たります。中山峠は、北海道札幌市南区と虻田郡喜茂別町の境にある国道230号の峠。標高は835m。道央と道南を結ぶ幹線道路であり、支笏洞爺国立公園を通る観光道路にもなっています。

ここからは、蝦夷富士と呼ばれる美しい羊蹄山のシルエットをまず臨むことができます。ここからもうわくわく。また、中山峠で有名なのは揚げ芋! ほんのり甘い衣をつけたごろごろの大きなジャガイモは大人気です。ケチャップやマヨネーズ、カレー粉などの調味料がずらりと並び、自分好みの味にカスタマイズするその味は、素朴でありながら癖になる美味しさ。ここでまず休憩をするところから、ニセコ・羊蹄山麓エリアの旅ははじまります。車内にカレー粉をこぼさないようにね!

■真狩村で、人生一のソフトクリーム

中山峠をあとにすれば、喜茂別という街をすぎ、真狩村に到着。真狩村は細川たかしさんの出身地としても知られています。特産品はずばり、ゆりね。

私は真狩村道の駅の敷地内にある「リリー」というお店でいただいたゆりねソフトの大大ファン。北海道はもともとソフトクリームの聖地といっても過言ではなく、私自身各所でさまざまなソフトクリームをいただいてまいりましたが、実は私の中の人生No.1ソフトクリームといっても過言ではないのがこちらのゆり根のソフトクリームです。

ゆりねが使用されているという全国的に見てもかなり珍しい。ねっとり、もったり、しっとりしたムチムチ食感が癖になるにもかかわらず、後味はすっきり。いわゆる「野菜」が入っているとは到底想像できないなめらかさなのです。

こちらはもともとコロッケ専門店。ゆりねをつかったコロッケやクリームコロッケ、メンチカツなどもあります。ちなみにリリーはうちの愛犬と同じ名前。ばっちり写真撮影させていただきました。

■羊蹄山麓の奇跡の湧き水をつかったお豆腐に感激

ゆりねソフトを堪能し、真狩村の超有名豆腐専門店「真狩豆腐工房 湧水の里」へ。実は羊蹄山は湧き水が有名。その美しくクリアな湧き水を使用したお豆腐は、全道からファンが詰めかけ、広大な駐車場もあっという間に一杯になってしまうほど。

店舗前には、歳月をかけて生まれる、ミネラルたっぷりの真狩の水が岩肌から勢いよく湧き出しています。羊蹄山に降った雨や雪溶け水が生まれ変わった天然の水は、夏場でも冷たく、凛とした飲み口。なんと、お水の採取はご自由に、ということで大きなボトルを持参する人々の姿もちらほら。

そしてお豆腐の美味しさ! 真狩豆腐工房 湧水の里は公式HPもあるのでお取り寄せも可能です。

私は店舗でしっかり並んで購入。親戚分を含めて、三家庭分、爆買い。トータル5,000円なり! スイーツから、納豆、お揚げ、各種さまざまなお豆腐。道内産のこだわり品種の大豆と、ミネラルたっぷりの湧き水を使用したお豆腐ってこんなにすごいのねと感激。必ず足を運んで!

■ドッグフレンドリーなハンバーガー屋さんで舌鼓

真狩村をあとにして、ドライブをしながらお次は倶知安町の「セブンスターズカフェ」へ。ここは店内もワンちゃんOK。おしゃれでカラフルな店内で、ボリュームたっぷり、道産食材をたっぷり使った美味しいハンバーガーをいただくことができます。

私は迷いに迷ったあげく、スモークサーモンとクリームチーズのハンバーガーに目玉焼きをトッピング。まるで海外のバーガーショップのような驚きのボリューム感です。

美味しすぎるのはさることながら、このお店で注目なのはポテト! ニセコ産越冬フライドポテトを使用し、しっとりホクホク、不思議な甘さのあるポテトには驚き。ワンちゃんもうらやましそうにこちらをずっと見つめていましたが、最後は店内のフォトスポットでまたもパチリ。

■ジブリの世界に迷い込んだかのような「曽我神社」へ

さあ、ここで知る人ぞ知る、私の大好きなパワースポットへ。旅先でも地元の神社にご挨拶。日頃の感謝を神様に伝えましょう!

ニセコ町曽我に1904年に創建された「曽我神社」。この神社が他の神社とは一味違った神秘性を帯びているのは、橋の上に第一鳥居が建っているという点です。

昔は深い渓谷を渡り、谷底から登って参拝していたそうなのです。橋の上に第一鳥居があり、橋から参拝できるのはそういった歴史があったからのですね。橋の下をのぞき込むと沢がさらさらと流れているのが見え、それだけでもわくわく。

橋を渡り、鳥居をくぐれば年季の入った石段。広く緑豊かな境内に足を踏み入れ場深呼吸したくなる不思議な優しい空気感。北海道らしさが感じられる知る人ぞ知る神社といえるでしょう。ニセコまで来たからには必ず! おすすめしたいところです。

■ワンちゃんフレンドリーの宿も沢山

ワンちゃん連れがとても多いのが羊蹄山麓の町まちの特徴といえるでしょう。レストランも、ワンちゃんOKのお店が多く、ぜひ、ワンちゃんとの泊りがけの旅をおすすめしたいところ。

今回私が滞在したのは、ニセコビレッジの森に佇む「スノードッグビレッジ」。2~6名用タイプの全35室(3階建て・エレベーターなし)。小型犬から大型犬まで宿泊できるという点がありがたい限り。全室キッチン付きで、敷地内には占有ドッグラン(7~10月限定)や愛犬と一緒に楽しめるレストラン(営業時期限定、要事前確認)があります。

周囲は森に囲まれ、朝には霧が周囲を包み、その神秘的な光景に思わず息をのみました。

特に朝は道民である私もこれまで見たことのなかった風景が広がるので、やはり泊りがけでの滞在は何にも代えがたいなと実感した次第。大自然の環境を愛犬と一緒に存分に楽しめます。

長期滞在も可能。家のように過ごせるスノードッグビレッジには、暖房/エアコン・洗濯乾燥機・Apple TVなど、快適なご滞在に必要な家具・家電が備わっています。「暮らすように旅行する」ことに憧れている方にもおすすめ。

私は大型犬の愛犬を置いてプライベートで旅行に行くことは普段あまり考えられないので、こうして大きなワンちゃんにも優しいお宿があることは本当に助かりました。

■絶景を目の前にするピザ屋さんでテイクアウト

今回のホテル滞在に際して、ニセコの美味しいピザをテイクアウトし、お部屋でいただこう! と計画をたて、「ピーカンロールピザ」にてピザをテイクアウト。こちらのお店の特徴である、片手で食べられる「ロールピザ」と、通常のピザの両方をテイクアウトで注文。

私は愛犬と一緒だったので、外のベンチでピザの焼き上がりを待ちましたが、目の前の羊蹄山の美しさを眺めていれば時間はあっという間に過ぎていきます。天候により、雲に覆われたり、晴れたり、を繰り返す羊蹄山。晴れた日の夕方であれば、夕日を浴びて全体の色味がオレンジっぽくなったりと、とにかくその景色は一日一日、分刻みでも変わるのが魅力。

30分ほど待ち受け取ったピザの香りのよいこと! ロールピザはもっちりとした生地の中にとろとろのチーズがぎっしりと。これは独り占めしたい! 感激したのが、やはりピザに載っている野菜のおいしさ。特に玉ねぎ。あの美味しさは、地元の美味しいフレッシュな食材を贅沢に使っているからこそ。テイクアウトはもちろんのこと、その場で出来立てアツアツをいただくのも最高!

ロケーション抜群の素敵なピザ屋さん。リピート確定です。

■お土産はニセコのチーズ工房で

お土産はどうしようかな…と考えているあなたには、「ニセコチーズ工房」がおすすめ。

親子で営まれている小さなチーズ工房とのことですが、その種類の豊富さにびっくり。数々の賞も受賞し、JAL国際線のファーストクラスでも提供されるほど美味しく、高級感あるチーズを多数製造している名店です。

札幌市内でも購入可能な商品や通販などもありますが、工房内限定商品もあり、これは直接お店で購入していただきたい! チーズに合うお酒の数々も用意してあり、マリアージュを楽しみましょう。

ドライフルーツを駆使したデザートチーズや、消費期限が二日だけのモッツアレラチーズなど、チーズフリークは目が離せない! たんまり買い込んで大満足。

ぜひ自分にピッタリのチーズを見つけてみて。

*****

いかがでしたか? 春夏秋冬、どの季節に足を運んでも感激間違いなしの、ニセコ・羊蹄山麓エリア。2026年にいたっては、もうすでに10月上旬に羊蹄山は初冠雪を迎えたようです。

雪が積もる前の紅葉の羊蹄山を観に行くのもよし、雪の羊蹄山を眺めながらのウィンタースポーツもよし、ワンちゃんとののんびりドライブもよし。とにかく魅力満載のニセコ。札幌からの日帰りバスを利用して、旅程に組み込むのはいかがでしょうか?

Profile
アンヌ遙香

北海道出身、在住。元TBSアナウンサー。現在は札幌を拠点にキャスター、文筆家、MC業をつとめる。STVどさんこweekendメインMCなど。 北大大学院博士後期課程在籍中。ゴールデンレトリバーの愛犬とファイターズをこよなく愛する。
Instagram:@aromatherapyanne

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