2026.10.19
3日で完売!日本初の謎解き“宿泊型物語体験”をリゾナーレ那須で体験
いまや国内市場が100億円を超える(2025年、IGDA日本調べ)注目のジャンルといえば、脱出ゲームや謎解き。駅や公園、ショッピングモールなどへ「解く」ことを目的に繰り出す人が増える中、今回の舞台となったのは栃木県那須郡那須町、標高約500m、那須岳の山裾に広がる約4.2万坪(東京ドーム約3個分)の森に佇む「リゾナーレ那須」。

2026年6月に始まった宿泊型物語体験「消えた高原の魔女」は、販売開始からわずか3日間で当初の6月分が完売し、さらに「おひとり謎解きプラン」を加えた追加枠も完売したという人気ぶりです。作家が書き下ろした物語を、広大な敷地を歩きながら辿る体験とは、一体どんなものなのか。1泊2日の滞在で挑戦してきました。
作家が書き下ろした、日本初の宿泊型物語体験
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宿泊型物語体験「消えた高原の魔女」は、星野リゾートが運営するリゾナーレ那須と、note株式会社の子会社Tales & Co.が共同で企画しました。作家が宿泊施設のためにオリジナルの物語を書き下ろした事例としては、主催側の調べでは日本初とされています。

舞台は、リゾナーレ那須の広大な敷地全体です。チェックイン時に一通の手紙と一枚の写真を受け取り、かつてこの地にいたという「魔女」の真相を探る旅へ出かけます。森や「アグリガーデン」などを巡って、封じ込められた過去の記憶を辿り、すべての謎を解いた先に現れる「時を越えるポスト」から、過去の人物へ手紙を投函します。その「選択」で、翌朝届く物語の結末が変わる、分岐型の滞在体験です。
数ある謎解きの中でも、この企画が他と一線を画すのは、謎解きに「小説を読むような物語体験」を重ねている点です。ディレクションは、TBS系の謎解き番組なども手がける常春氏(トキキル所属)、物語はネット小説大賞グランプリ受賞歴を持つ作家・桜川ヒロ氏(ツクリゴト制作協力)が担当しました。リゾナーレ那須の自然や風土を織り込み、敷地内の森や建築のすべてが物語の断片になっています。
【Day1】
14:40|那須塩原駅から送迎バス

東京から東北新幹線で約70分。那須塩原駅から宿泊者向けの無料送迎バス(予約制)に乗って約35分ほどでリゾナーレ那須に到着。
15:00|チェックイン



今回宿泊したのは、「本館メゾネットスイート」です。1階にリビング、2階にベッドルームを備えた60平米の広々とした空間で、ファミリーでの滞在に最適。テラスをはじめ、客室の随所で那須の自然を感じながら、上質な時間を過ごせます。
緑をテーマカラーに、那須の森をイメージした客室には、大きな窓から光が差し込みます。目の前には畑が広がり、滞在中ずっと農のある風景を身近に感じられます。


スイートルーム限定で、ドライフラワーを選んで作る「草花の標本セット」や、時間帯に合わせてブレンドされた「那須のハーブティ3種」、風景を描いた「4種の塗り絵ポストカード」が用意されています。
15:30|謎解き①


チェックインのタイミングで、物語の鍵となる手紙と写真を受け取ります。
写真を頼りに敷地を歩き、最初の謎に挑みます。館内のアクティビティにも自由に参加できるため、謎解きの合間に立ち寄ることもできます。
※謎解きに屋外の探索が含まれるため、15:30までのチェックイン推奨
16:30|田んぼビアガーデン



2025年に続き、この夏も「田んぼビアガーデン」が開催されました。那須連山を見渡す田園風景の中で、冷えたクラフトビールや農園育ちのトマト、きゅうりの特製ディップソース、新登場の「甘酒かき氷」などを味わえる夕涼みの企画です。
青々と波打つ稲穂を渡る涼風を特等席で感じながら、冷涼な水が育む地ビールを片手に、那須の原風景と一体化するよう。緑の香りに包まれる、高原の涼やかなひと時。
18:00|ディナー「SHAKI SHAKI」

謎解きの合間のお楽しみは、ビュッフェレストラン「SHAKI SHAKI」での夕食。店名の通り、シャキシャキとした野菜の食感をダイレクトに味わえるサラダをはじめ、冷菜から温菜まで幅広いラインナップ。アグリツーリズモリゾートならではの、那須の恵みを味わえる食事が楽しめます。
野菜のローストは、シンプルな調理で野菜本来が持つ甘みや香りを引き出した一皿。バーニャカウダーのようにディップして味わえます。

スタッフの方がテーブルをまわって目の前で仕上げてくれるので、ビュッフェスタイルでありながらも落ち着いて食事ができるのが魅力。
20:00|謎解き②

夕食のあとには再び物語の続きが待っています。
21:00|大浴場

謎解きを終えたあとは、大浴場で一日の疲れをほぐします。那須連山の主峰・茶臼岳の山麓に湧く「那須温泉」は、活火山がもたらす、古くから親しまれてきたお湯です。含硫黄(カルシウム・マグネシウム)を含む硫酸塩泉で、体に水分や熱を留めやすく、保温効果や動脈硬化の予防にも役立つと言われています。

大浴場には、森を間近に望む外湯と、石造りのモダンな内湯があります。露天風呂では、温かなお湯と涼やかな風が重なり、屋外ならではの心地よさを味わえます。夜は森に息づく生き物の声や高原の星空を、翌朝は清々しい空気と野鳥のさえずりを感じながら湯浴みを楽しめます。
【Day2】
7:00|朝食「SHAKI SHAKI」


2日目の朝は、夕食と同じビュッフェレストラン、SHAKI SHAKIへ。
朝食の主役は、この土地の恵みを生かした2つの味です。一つは那須高原らしい乳製品。那須高原は上質な乳製品の産地とされ、牛乳やヨーグルト、チーズなどが楽しめます。もう一つはホテル内の田んぼで育てた自家製米の炊き立てごはん。那須町の糀味噌を使った味噌汁や香の物と一緒に、和洋バランスの良いラインナップでエネルギーチャージ。
8:30|謎解き③

食後の約1時間で、物語はクライマックスへ向かいます。
10:00|ファーマーズレッスン


敷地内の農園「アグリガーデン」では、畑のスタッフのアドバイスを受けながら、畑を耕すところから、肥料づくり、野菜やハーブの種まき、収穫までを行っています。季節ごとに年間で120種類以上の野菜やハーブを育てており、その時期に必要な農作業をスタッフと一緒に体験できるのが「ファーマーズレッスン」です。所要時間は45分、料金は無料で、通年(休館日を除く)開催されています。チェックイン後に予約を受け付けており、各回5組までの定員制です。


今回は、トマト、茄子、オクラなどの夏野菜を収穫しました。収穫した野菜は持ち帰ることができ、自宅でサラダや素揚げなど調理して味わいました。


年齢制限はなく、親子で気軽に参加できます。野菜がどのように育って食卓に並ぶのかを知る機会になり、食育の観点でも良さそうです。謎解きで頭をフル回転させた翌朝に、じっくり土や植物に触れる時間があるのも、このホテルならではの体験でした。
11:00|石窯PIZZAづくり


全天候型施設の「POKO POKO」で開催されるアクテビティの一つに、生地を伸ばすところから野菜やチーズのトッピングまで、本格的なピザ作りの体験があります。出来上がったピザは、テラスや森の中でピクニック気分で食べることもできます。


施設内の「「Books&Cafe」では、日中はアイスクリームやコーヒーなどのカフェメニュー、夜はワインなどのアルコールを片手に、読書したりくつろいだり、思い思いの時間を過ごせる空間です。
13:10|送迎バスで出発

12時にチェックアウトを済ませた後は、ホテル発の送迎バスで、余韻とともに帰路につきます。
参加前に知っておきたいポイント
謎解きの所要時間の目安は3〜5時間。参加は宿泊者限定。1組最大4名まで。雨天決行。行き詰まった時はスマートフォンでヒントを確認できるので初心者でも安心です。
「いま、ここ」に没入する、マインドフルなステイ

かつてこの地に潜んでいたという魔女の真相を、広大な敷地を歩きながら探る。「消えた高原の魔女」は、リゾナーレ那須を舞台に、このホテルのためだけに書き下ろされた、謎解きと物語の没入体験。
もう一つの顔が、農業の営みに触れながら過ごす「アグリツーリズモ」(農業と観光を掛け合わせたイタリア語由来の言葉)。窓の外に広がる畑、野菜の収穫、田んぼで育ったお米が並ぶ朝の食卓。物語が想像の世界への入口なら、畑や田んぼはこの土地の「いま」への入口でした。

謎を解くことと、野菜を育てること。目の前のことに向き合い続けるという点で、2つはどこか似ています。意識が「いま、ここ」に向かう感覚は、ある種のマインドフルネスのようでもありました。頭を使うほど、心が静まっていく。今まで体験したことのない新たな滞在スタイルに出会えた、濃密な二日間でした。
■リゾナーレ那須
住所:栃木県那須郡那須町高久乙道下2301
アクセス:JR東北新幹線「那須塩原駅」より送迎バスで約35分/車の場合、那須I.C.から約20分
客室数:43室
公式サイト:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/risonarenasu/
体験名:宿泊型物語体験「消えた高原の魔女」(https://hoshinoresorts.com/jp/sp/nazotoki/)
料金:通常プラン33,950円〜(2名1室利用時1名あたり、税込)/おひとり謎解きプラン43,050円〜(1名1室、税込)


