極上！著名人からも愛される、「宮崎牛」を思いっきり楽しむ名店2選

温暖な気候に恵まれた宮崎県は、海の幸や山の幸が豊富。“日本のひなた”と呼ばれ、毎日の疲れを癒やすパワースポットや絶景、そして美味しいグルメにあふれている場所です。

チキン南蛮や、地鶏の炭火焼き、完熟マンゴーや日向夏などのフルーツなどは気軽にいただける宮崎グルメとして全国に知られていますが、ぜひ現地で食べたいご当地グルメの筆頭格は、やはり旨みたっぷりな「宮崎牛」。

関連記事：宮崎「青島・日南」の絶景スポットをめぐる旅
関連記事：【神話のふるさと】宮崎の絶景パワースポット3選

宮崎県内で生まれ育った「宮崎牛」の魅力とは

「宮崎牛」とは、宮崎県内で生産・肥育された黒毛和種で、（公社）日本食肉格付協会による格付において肉質等級が4等級以上の県内種雄牛、もしくは家畜改良のため指定された種雄牛を一代祖にもつもの。

宮崎県は5年に一度開催される和牛のオリンピックとも言われる「全国和牛能力共進会」のトップ常連で、直近の「第12回全国和牛能力共進会」においては、牛肉のおいしさに関係する第7区の“脂肪の質評価群”で最高賞の内閣総理大臣賞を獲得し、内閣総理大臣賞4大会連続受賞という快挙を成し遂げているとか！

今回は、その宮崎牛を代々生産している蓑毛（みのも）敏雄さんの牛舎へ。

「畜産業を営む父の背中を見て育ち、自然と自分も同じ道へ進みました。毎日、朝8時前に牛舎に来て、夜6時頃まではこちらで仕事をしています。お産の時などは深夜に牛舎に来ることもありますね。畜産業は365日、休みなしという生活ですが、自分が育てた牛が、国内のみならず海外でも高く評価されることは大きなやりがいです」と、蓑毛さん。

日々、ひたむきに牛の成長と向き合う畜産農家の情熱を感じる貴重な機会でした。

宮崎県で生産された食肉用の子牛の品質は日本全国で高く評価され、県内で生産された子牛のうち約4割が県外に出荷され、松阪牛や近江牛などの全国各地のブランド牛の素牛として活躍しています。

高品質な宮崎牛の卸業者直営レストランで、鉄板焼きに舌鼓

宮崎市・橘通りにある「焼肉・鉄板焼ステーキ 橘通りミヤチクAPAS」は、気軽なセットランチから本格的な鉄板焼きまで堪能できるレストラン。宮崎県内で生産される牛豚などを食肉として加工し、県内から全国、海外まで安心・安全なお肉を届けている会社「株式会社ミヤチク」が運営している直営店です。

お肉には牛の個体識別番号がわかる紙が添えられ、こちらの番号からいつでも“牛がどこで産まれ、どこの誰が育てたのか”などの個体情報を確認できます。

今回は、宮崎牛の「ロースステーキコース（100g 6,000円）」をオーダー。薄ピンクに白いサシの入った宮崎牛は、見るからに美味しそうです。きっちりと磨かれた鉄板で、シェフおすすめの焼き加減であるミディアムレアに仕上げていただきます。

宮崎の日南市粗塩、ブラックペッパー、にんにくチップが添えられ、玉ねぎソース、わさびとともに、まず一口。ブラックペッパーが口の中でとろけるような食感とともに、上質感ある味わいが広がるお肉は、まさに絶品！

エディブルフラワーが目を惹く、かぶのミルクポタージュスープには、お豆腐も入っていて、まろやかな味わい。サラダバー、焼き野菜、ソフトドリンクも1杯付いています。

デザートは、宮崎牛の肉汁が染み込んだパンをあえて使用し、チョコレートソースやカシスソースをかけて仕上げたバタートースト。かすかに塩味を感じ、どこまでも宮崎牛が味わえるようになっています。

厳選されたお肉を使用した、ジューシーでとろける食感のロースを鉄板焼ステーキで召し上がってみては？

アスリートご用達！ 高品質×ボリュームにも大満足の焼肉店

1987年に宮崎牛専門販売指定店の第一号認証を受けたお店で、プロ野球選手などアスリートからも人気の焼肉店が「幸加園」。

店内は有名人のサインで埋め尽くされています。プロ野球などのキャンプ地でもあり、特に野球選手のレジェンドたちのサインがたくさん！

今回のいただいた「スペシャルコース（6,800円／1名）」は、塩タン、上カルビ、上ロース、サガリ、焼きしゃぶ、ホルモン、ミノ、ハツと、バラエティ豊富な品数で、宮崎牛をフルに愉しめるお肉の質と量！　キムチ盛り合わせとサンチュも付いています。お肉の満足感が凄まじく、圧倒されてしまうでしょう。

雲海麦酒醸造所の「雲海ラガー（300ml 900円）」など、地ビールと一緒にいただくと、旨味をより感じられるはず。ホップの爽やかな苦みと優しく心地よい香り、スッキリとした喉ごしが楽しめます。

口の中に広がる甘く芳醇な香りと、とろける霜降の旨みを堪能できる宮崎牛を求めて、宮崎県を訪れてみてはいかがでしょうか？