【神話のふるさと】宮崎の絶景パワースポット3選

パワースポットや神話のある神社が各地に点在する、“神話のふるさと”と呼ばれる宮崎県。新しい年のはじまりに訪れるのに相応しい神々しい神宮＆神社をめぐり、ご利益を祈ってみてはいかがでしょうか？

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洞窟の中に朱塗りの御本殿が鎮座する「鵜戸神宮」

“鵜戸さん”と親しみを込めて呼ばれる、宮崎県南で最も有名な神社「鵜戸神宮」。

太平洋に突き出した鵜戸崎岬の突端にある洞窟の中に、朱塗りの御本殿が鎮座する、全国でも珍しい神社です。

石段を下って参拝する“下り宮”であることも特徴のひとつ。周囲は奇岩・怪礁が連なり、その岩々に太平洋の荒波が水しぶきをあげながら打ち寄せる様子は圧巻！

神話「海幸山幸」の山幸彦（やまさちひこ）と海神の娘である豊玉姫命に由来する場所で、洞窟は豊玉姫（とよたまひめ）が神宮の主祭神を出産した地。そのため現在も、縁結びや安産祈願の神様として有名です。

奇岩の中には豊玉姫が乗ってきたという霊石「亀石」があり、その窪みに小さな素焼きの玉＝運玉を、女性は右手、男性は左手で投げて、見事その窪みに入れば願いが叶うとされています。

ちなみに私は、1投目はビギナーズラックだったようで窪みの近いところに落ちましたが、その後、欲を出して狙ってしまったら、全く入る気配がなし…という状況でした。ぜひ、運玉投げを体験してはいかがでしょうか？

縁結びにご利益があると有名な絶景スポット「青島神社」

宮崎の定番観光スポットである「青島神社」。島全体が境内とも言われる青島の中央に社があり、島にかかる弥生橋を渡って参拝できます。

まず、弥生橋から眺められるのは、“鬼の洗濯板”と呼ばれている青島をとりまく波状岩。

中新世後期（約700万年前）に海中で出来た水成岩（固い砂岩と軟らかい泥岩が繰り返し積み重なった地層）が隆起し、長い間に波に洗われ、固い砂岩層だけが板のように積み重なって見えるようになりました。

青島から南の巾着島までの約8kmの海岸線に見られ、潮が引くと、磯遊びが楽しめます。

「青島神社」は有名な神話「海幸彦・山幸彦」の舞台であり、山幸彦と豊玉姫が結ばれた地でもあることから、縁結びにご利益があると言われています。ハート形の絵馬やオブジェ、恋みくじなど、境内には恋愛成就できそうなアイテムが多数あり、ハート形に見える“猪の目（いのめ）”など、隠れハートを探すのも人気だそう。

絵馬で出来たトンネル「祈りの古道」を通った先にはビロウ樹に囲まれた元宮があり、弥生時代頃から祭祀が行われていたと伝わっています。

樹齢300年を超えるビロウ樹が島を覆うように生い繁る雰囲気は、南国そのもの！　宮崎県内でも珍しい亜熱帯性植物群落で、国の特別天然記念物に指定されています。青島は周囲約1.5kmの小さな島なので、歩いて島を一周するのもおすすめ。

青島へ渡る弥生橋のたもとに設置されている「幸せの黄色いポスト」も、恋愛成就のパワースポット。熱烈な恋文のやりとりをしたという言い伝えにより誕生しましたが、現在も正式なポストとして機能しています。縁結びのご利益で知られる青島神社に参拝した後は、ここで大事な人に手紙を書いて送ってみてはいかがでしょうか？

初代天皇をお祀りする由緒正しき神宮「宮崎神宮」

宮崎市にある「宮崎神宮」は、神武天皇（じんむてんのう）が祀られている神社。

境内にはいくつもの見どころがあり、周囲にも五所稲荷神社や宮崎縣護國神社、宮崎県博物館など魅力的な観光スポットが点在。灯篭が灯る参道は神秘的な雰囲気が漂い、歩くだけで心身が浄化されたような気分になります。

切妻作りとなっている神殿は、今では珍しい青銅葺きの屋根です。社殿に杉の木が使われているのも宮崎神宮ならではの特徴で、国の登録有形文化財にも指定されているとか。

正門も国の登録有形文化財に指定。門扉には菊の御紋が配されていて、杉の木を使って作られているという点は社殿との共通点です。

神武天皇の両親である、父・鵜鷀草葺不合尊（うがやふきあえずのみこと）、母・玉依姫命（たまよりひめ）も一緒に祀られていることから、家内安全や夫婦和合、安産・子宝のご利益もあるとか。建国を成就されたことから、事業成就や社運隆昌を祈願する人も多いそう。必勝祈願や合格祈願に訪れる参拝者も後を絶ちません。

毎年、流鏑馬や風鎮祭、宮崎神宮の祈りなどの伝統神事も開催され、地元の方にも観光客にも注目されています。

宮崎県は、各エリアに古くからの歴史や言い伝えをもつ神社がたくさんあります。足を延ばす価値のあるパワースポットで、ご利益を授かってみませんか？