尾瀬ハイクを快適に楽しむ“山ホテル”。LUCY尾瀬鳩待 by 星野リゾート
LIFESTYLE

2026.09.05

尾瀬ハイクを快適に楽しむ“山ホテル”。LUCY尾瀬鳩待 by 星野リゾート

山旅をしたいけれど、山小屋に泊まることは躊躇してしまう、という方もいるのではないでしょうか。

実は私もその1人でした。山登りは好き。自然をたっぷり味わいたいけれど、山小屋に泊まる勇気が出なくて、これまでは日帰りできる範囲で山を楽しんできました。

そんな私が、念願の尾瀬ハイクに挑戦するきっかけになったのが、星野リゾートが2025年から展開する山ホテルブランドの施設LUCY尾瀬鳩待 by 星野リゾートです。

今回は、LUCYを起点に過ごした1泊2日の模様をレポートします。

山小屋のイメージを覆す、快適な山時間

東京駅から上越新幹線で上毛高原駅へ。そこから乗り合いタクシーを利用して鳩待峠へ向かうと、緑に調和した建物が印象的なLUCY尾瀬鳩待 by 星野リゾート(以下、LUCY尾瀬鳩待)が現れます。

こぢんまりとしたスタイリッシュな外観からは、山旅にふさわしい飾りすぎない佇まいが伝わってきます。余計なものを削ぎ落としながらも、旅人が心地よく過ごすためのものはきちんと備えている──LUCY尾瀬鳩待が大切にしているのは、山の中でも「いつもの快適さ」を手放さないこと。その考えを形にしたのが、心地よい山時間のための6つのプロミスです。

① プライベートな寝室

ゲストルームは3タイプあり、ツインルームかフォースルームを選択すれば、プライベートをしっかり守ることができます。

今回はツインルームに宿泊。嬉しかったのは、各部屋に窓が設けられていること。新鮮な空気を取り入れられるだけでなく、緑を望み、移ろう時間を感じることもできます。

② いつもの温水洗浄トイレ
③ シャワー&パウダールーム

水回りが完備されているだけでなく、こんなにも明るく清潔なのもありがたいポイントです。

トイレ、シャワー、洗面はそれぞれ3つずつ。やや少ないようにも感じましたが、宿泊したのが梅雨の時季だったこともあってか、ほかのお客さんと鉢合わせることはほとんどなく、スムーズに使うことができました。

④ 肉・魚・卵の贅沢ごはん

夕食は隣接する「はとまちベース Cafe & Shop」で、「LUCY豚汁ご膳」をいただきます。

大きめにカットされたお野菜がたっぷり入った溢れんばかりの豚汁は大迫力。思いのほか冷える夜、温かな豚汁は滋味深い味わいです。

さらに、お膳には焼き魚や卵まで。質素になりがちな山での夕餉で、これだけたんぱく質が摂れれば、翌日のハイクに向けたエネルギーもしっかりチャージできそうです。

⑤ ホテル内にラストコンビニ

万が一、夜にお腹が空いてしまっても大丈夫。LUCY尾瀬鳩待の1階には、24時間利用できるラストコンビニが完備されています。パンやカップ麺、お菓子のほか、アルコールやアメニティグッズまで、品揃え豊富。

⑥ 充電・Wi-Fi無制限

せっかくの山なのでデジタルデトックスといきたいところですが、そうはいっても翌日の天候を調べたり、撮った写真を整理したり、多少の娯楽を楽しんだりはしたいもの。充電スポットもWi-Fiも整っているLUCY尾瀬鳩待なら、バッテリー残量や通信環境を気にすることなく、スマートフォンやPCを使うことができます。

いずれも、いつもの日常の延長線として過ごすための嬉しい配慮。山旅初心者でも安心の設備ではないでしょうか。

充実のアクティビティ

LUCYにはホテル時間を充実させてくれるアクティビティのメニューも充実しています。

●はとまち珈琲時間

チェックイン後、14時~17時の間に楽しめるのは、コーヒーを片手に焼き菓子を堪能する「はとまち珈琲時間」。この日は雲行きが怪しかったので宿泊者専用テラスではなく屋内のパブリックスペースでコーヒーをいただいたのですが、豆を挽き、緑を眺めながらいただく1杯は格別の美味しさがありました。

●パラコード編みの熊鈴づくり

ハイクの際に持っていると安心な「熊鈴」をつくるプログラムも。LUCY尾瀬鳩待のロゴが刻印された鈴に、好きな色のパラコードとカラビナを組み合わせ、自分だけの熊鈴をつくることができます。一見複雑そうに見えるパラコード編みですが、コツを掴んでしまえばこっちのもの。無心でできる作業にハマってしまいました。

●夜のはとまち星めぐり

晴れていれば望遠鏡で星空を観測することもできます。この日は雲が多く雨がパラついていたため、貸し出し用のランタンを持って付近を散策。本当の暗闇と静けさを味わえる、これはこれで貴重な機会となりました。

※体験できるアクティビティは季節によって異なりますので、詳細は公式HPをご確認ください

ハイクオリティな朝食で腹ごしらえ

2日目の朝は5時に起床し、1階にあるラストコンビニで朝食をいただきます。

おすすめだという「彩りいなり寿司」は五目や黒胡麻のほか、カレー味など5種のおいなりさんが入っており、早朝から楽しい気分に。お味噌汁やスープ類も充実しているため、和洋お好きなメニューをセレクトすることができます。

また、ぜひ味わっていただきたいのが、こちらのカフェラテ。豊かなコーヒーの香りとコクのあるミルクが織りなす優しい味わいは、完全にカフェクオリティ。出発前の高ぶった心を落ち着かせてくれます。

いざ本番!尾瀬ハイクへ

前日から雨天が続き、スタート時はなかなかの雨量。防水のウェアを着用しているとはいえ、傘なしで挑むのは少々勇気がいりましたが、この日はガイドさんもいてくださったので、安心して山歩きを開始することができました。

ただ、そんな不安も最初だけ。雨に濡れたことで木々の緑はよりみずみずしく、鮮やかに映り、本当に素晴らしい景色でした。天候によってさまざまな表情を見せてくれるのも、自然ならではの魅力です。

鳩待峠から階段や坂を下って1時間ほどで、見どころのひとつである至仏山が見えてきます。

最初こそ本降りの雨に見舞われましたが、この頃になるとだんだん雲が割れ山頂が顔を覗かせてくれました。雄大な自然を前に、自分の小ささを実感します。

ここに来たらぜひ楽しみたいのが、木道の脇を彩る季節の花々です。

たくさんの観光客を魅了するミズバショウが終わってしまったタイミングではありましたが、尾瀬ヶ原には次なる季節の訪れを告げる色とりどりのお花が咲き乱れていました。

特に圧巻だったのが、見頃を迎えていたカキツバタ。緑の中に紫がよく映え、水滴をつけた姿もとても美しく見えました。

余談ですが、この日たまたま紫色のウェアを着ており、カキツバタと思わぬリンクコーデに。お写真を楽しみたい方は、行くタイミングに咲いているお花を調べて色合わせを楽しむのも面白いかもしれませんね。

そのほかにも、ハイク中にはさまざまな出会いがありました。

尾瀬ならではといえば、車などが入れない場所へ荷物を届ける、歩荷(ぼっか)さんの姿。今回のハイク中に、4人の歩荷さんとすれ違いました。時に100kgを超えることもあるという荷物を、バランスを取りながら運ぶ姿には緊張感が漂います。お仕事中なので、見かけても声をかけたりしないのがマナーだそう。

虫が卵を守るためにつくったという「天狗の落とし文」も注目です。木道の上にもいくつも落ちていたのですが、大きなものではないので、ガイドさんに教えてもらえなければきっと見落としていたでしょう。非常に丁寧かつしっかりとした筒状に形成されていて、とても虫によるものとは思えないほどでした。

また、雨上がりには豊かな保水力を誇るブナの木の幹から水が滴る様子を観察することができました。葉が雨を受け止めて幹を伝い、土壌へ。ブナの木は年8トンもの水を貯えるともいわれているそう。木々は洪水や渇水といった水害から守るために必要不可欠な存在なのです。

幸いにも遭遇することはありませんでしたが、山の中には熊など動物たちの痕跡が。爪を研いだ跡を見た時には、やはり少し恐怖を感じました。

とはいえ本来、山は彼らの住処。お邪魔しているという気持ちでいることが大切です。住み分けのためにも、熊鈴などこちらの存在を知らせるアイテムは持っておくに越したことはありません。

雨とともにスタートした尾瀬ハイクでしたが、鳩待峠に戻ってくることには青空も見え、うっすらと汗ばむ陽気に。山の天気の変わりやすさを肌で感じるとともに、ある程度の状況に備えられるように事前の準備は入念にしておくべきだと実感しました。

ちなみに、LUCY尾瀬鳩待では初心者にも安心な「LUCYハイクセット」をレンタルすることができます。リュックや水筒のほか、羊羹などが入った行動食や携帯用クッションまで揃っているので、ぜひ活用して。

また、チェックアウトをした後にもシャワー&パウダールームの利用を含むサポートサービスを完備。雨や汗で濡れた身体のまま帰らなくてもいいので、公共交通機関を利用して帰る人にとっては嬉しいポイントです。

無事にLUCY尾瀬鳩待に戻ったあとは、名物の花豆アイスでクールダウン。たっぷりと自然を堪能した満足感と適度な疲労感を感じる身体に、甘いものが染み渡りました。

*****

念願の尾瀬ハイクで感じたのは、山を楽しむことと、快適に過ごすことは、決して相反するものではないということ。

そんな山旅を支えてくれたのがLUCY尾瀬鳩待 by 星野リゾートです。プライベートな空間や清潔な水回り、食事、アクティビティなど、山の中にいながら普段の生活に近い感覚で過ごせる環境が整っているからこそ、山小屋泊にハードルを感じていた私でも、安心して尾瀬に一歩を踏み出すことができました。

山に行きたいけれど、山小屋泊はちょっと不安。そんな人にこそ、一度体験してみてほしいLUCY尾瀬鳩待での山時間。今回の旅をきっかけに、山旅に自信がつきました。

●LUCY尾瀬鳩待 by 星野リゾート
住所:群馬県利根郡片品村戸倉中原山898-14
公式HP:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/lucyozehatomachi/

撮影/常盤美帆

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