2026.07.07
【名古屋】ノリタケの森とキルンで味わう美食と器の世界
新生活もずいぶんと落ち着いてきた今の季節。少しだけ立ち止まり、「感性を整える時間」を持ちたくなる方も多いのではないでしょうか。そんな時に訪れたいのが、名古屋にある「ノリタケの森」。陶磁器メーカー「ノリタケ」が運営する産業観光施設で、歴史・文化・自然が心地よく交差する場所です。
都会にありながら、深呼吸できる場所

名古屋駅から徒歩圏内という好立地にありながら、一歩足を踏み入れると、空気は一変。赤レンガの建物と緑豊かな庭園が広がり、どこか穏やかな時間が流れています。

広々とした敷地には散策路が整備され、木々のざわめきや光の陰影を感じながら歩くひと時は、まるで小さなリトリート。新緑の季節にはやわらかな光が差し込み、ベンチに腰掛けて過ごす時間もまた贅沢です。忙しい日常の中で浅くなりがちな呼吸を、自然と深くしてくれるような感覚に包まれます。
オールドノリタケに触れる、美の原点
ノリタケといえば、日本を代表する陶磁器ブランド。そのルーツともいえる「オールドノリタケ」は、今なお世界中で高く評価されています。ノリタケミュージアムでは、繊細な絵付けや優美なフォルムの器を鑑賞することができ、時代ごとの美意識や技術の進化を感じることができます。

一つひとつに込められた職人の手仕事に触れることで、「器」という存在が単なる日用品ではなく、文化そのものであることに気づかされます。静かに作品と向き合う時間は、自分の感覚を研ぎ澄ませるひと時にも。
ショップ&アウトレットで“日常の美”を持ち帰る
施設内のショップでは、現代の暮らしに寄り添う食器が豊富に揃います。日常使いしやすいデザインから、特別な日の一枚まで幅広いラインナップ。

さらに嬉しいのがアウトレットコーナー。廃番商品や企画品をリーズナブルな価格で購入でき、思いがけない掘り出し物に出会えることもあります。器は毎日使うものだからこそ、少しだけこだわることで、食卓の景色が変わる。そんな“小さな贅沢”を取り入れるきっかけにもなる場所です。
器と料理が響き合うフレンチ体験
今回のメインイベントである、園内の「フレンチレストラン キルン」へ。
“Kiln(キルン)”=陶磁器を焼く窯という名の通り、ここでは料理と器が主役となる時間が流れます。大きな窓から差し込む光が、テーブルの上の一皿一皿をやわらかく照らします。

提供されるのは、旬の食材を活かした創作フレンチ。フルコースでもランチは比較的お手頃に楽しめるのでおすすめです。一皿ごとに印象的だったのは、その美しい盛り付けはもちろん、料理を引き立てる“器の存在感”。


繊細な縁取り、手に取った時のなめらかな質感、光の反射まで計算されたようなフォルム。料理と器が互いを高め合い、味わうだけでなく“視覚で楽しむ”体験へと昇華されています。


気づけば、「このお皿、家でも使ってみたい」「このカップで朝のコーヒーを飲めたら素敵だろうな」と、自然と思っている自分がいました。


感性を整えるという贅沢
「ノリタケの森」で過ごす時間は、派手さはないものの、静かに満たされていく感覚があります。器、建築、自然、食。それぞれが調和しながら、訪れる人の感性にそっと働きかける場所。

気分を変えたい時に、自分の内側を整える時間として。日常に“美”を取り入れるきっかけとして。ここで得た感覚は、きっと日々の暮らしの中にもやさしく残り続けます。名古屋旅の目的地としてぜひ候補に入れてみてほしいスポットです。
■ノリタケの森
所在地:愛知県名古屋市西区則武新町3-1-36
アクセス:JR名古屋駅より徒歩約15分
公式サイト:https://www.noritake.co.jp/mori/
■フレンチレストラン キルン
所在地:愛知県名古屋市西区則武新町3-1-36「ノリタケの森」内
アクセス:JR名古屋駅より徒歩約15分
公式サイト:https://www.noritake.co.jp/mori/eat/restaurant/
週5フルタイム会社員×週末トラベルクリエイター(旅・食・ホテル)
大学卒業後、大手金融機関で6年間勤務し、その後IT企業に転職。平日は会社員として働きながら、週末や有給を活用して全国・海外のホテルステイやグルメを楽しむライフスタイルを発信中。ライターとしての執筆活動に加え、商品撮影、動画制作なども手がけ、ホテルや観光業界を中心にコンテンツ制作を行う。仕事も旅も全力で楽しむスタイルで、“働きながら旅を楽しむ”リアルな体験をシェア!
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