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2022.03.01

ブラックでピリッと締める
官能的なヌーディメイク

人気ヘアメイクさんから、いつも同じになりがちな大人女子メイクに新提案! 簡単なのに、仕上がりが見違える色や質感の合わせ方、テクニックを教わります。

教えてくれるのはこの人!

ヘアメイクアップアーティスト

中山友恵さん

トレンド感をしっかりマークしつつ、その人自身の骨格の美しさやパーツの魅力を最大限に引き出すテクニックやメイクセンスに定評あり。「もともと美人な感じに仕上げてくれる」「お洒落な可愛さを引き出してくれる」などの声が多く、モデル、女優、アーティストをはじめ各方面から指名がひっきりなし。

CHECK!

メイクのセンスを磨く鍵は
色や質感の足し引きバランス

発色の強いアイカラーやリップを取り入れたとしても、決して「メイクが濃い人」に陥らずピュア感が漂う。逆に、肌になじむヌーディなカラーでまとめたワントーンメイクでも、ぼんやりすることなく凛とした美しさに包まれる。どんなテイストのメイクも、色や質感の足し引きバランスが巧みで“雰囲気良く”仕上げてしまう中山さんのメイクに学ぶ、仕上がり洗練度を高める5か条をご紹介します。

いつものメイクが見違える!?
仕上がり洗練度を高める5か条 by Tomoe Nakayama

  • 【その1】自分自身がどうありたいかを中心に据えて、
    心地よいと感じるようなメイクをする。
  • 【その2】肌のきれいな部分、好きな顔のパーツなど、
    素の部分をどこかに残してやり過ぎない。
  • 【その3】ワクワクするような色や質感を取り入れて、
    少しずつでも自分らしさをアップデート。
  • 【その4】さりげなく肌をトーンアップできるので、
    スキンケアは丁寧に行うくらいが丁度良し。
  • 【その5】まず着たい服を決めてから、髪型、メイクの順で
    仕上げることで脱・マンネリメイク!

ブラックでピリッと締める
官能的なヌーディメイク

CHECK!

いい子になり過ぎない目力を演出
ひと筋縄でいかない美人メイク

決め手はインサイドラインのブラック。無難な定番としてではなく、ポイントとなる差し色、メイク全体のスパイスと捉えてブラックを取り入れています。アイカラーの使用は1色のみでシックに陰影をつくり、眉の毛流れを強調することで大人っぽいテンションのまなざしを演出。目元のクール度が高めなので、リップは体温の温もりを感じさせるような赤みのあるベージュで表情にソフトさをプラス。チークはニュートラルなベージュをチョイス。頬色でヌーディ感を高め、目元と口元の雰囲気に自然なつながり持たせることでより洗練された印象に仕上がります。

USED ITEM

ベージュやトープの温もりに
ミニマムなブラックスパイス

繊細な陰影感を醸し出すトープブラウンのアイカラーを引き締めるのは、漆黒のアイラインとマスカラ。カシミヤを思わせる質感のマットなニュートラルベージュのチークと、ナチュラルローズのシアーなマットリップが醸し出すセンシュアル女っぽさが、強めの目元を絶妙に和らげます。

HOW TO MAKE UP

EYE

ASUQQU、BbareMinerals、
CD−UP、DUZU BY FLOWFUSHI、EIPSA
目元はかっこよさ重視で引き締めて

Aのパレット右上のブラウンを、上まぶたのアイホールにブラシで薄く広くのせ、下まぶたにもキワからのせて涙袋の幅でぼかします。Bのブラックのペンシルアイライナーでぐるりとインサイドラインを入れて囲み目に。まつ毛はビューラーでしっかり根元からカールアップして、Cのブラックのマスカラを上まつ毛にのみさらりと塗り上げます。眉はEのパレットで色と形を整えてから、Dのクリアタイプのマスカラで毛流れをきりっと立ち上げて。

CHEEK

FNARS
チークでスタイリッシュに温度感アップ

チークの色は、ソフトで温かみのあるヌーディトーン。透けるようなマット感が美しいニュ—トラルベージュのブラッシュFを大きめのブラシに取って、頬骨の高い部分に沿って黒目の下あたりからこめかみ方向へシャープにぼかします。ベージュ系チークがきれいに映える前提条件は、スムースな肌感。ベースメイクの段階で、クリームファンデを使ってTゾーンは薄く、頬はしっかりめにカバーしておきましょう。

LIP

GSUQQU
余裕を感じさせる抜け感ベージュリップ

シアーマットな色づきがエフォートレスなGのナチュラルローズのリップは、スティックのまま内側から輪郭に向かって塗り上げます。素の唇の赤みに重なると軽やかであか抜け感のあるベージュリップが完成。あらかじめ唇をリップバームなどで保湿、軽く油分をティッシュオフしてから塗るとよりなめらかに美しく色づきます。

CHECK!

ファッションが正統派な時は
メイクの仕上げで魔性をプラス

エレガントかつ神秘的なオーラを放つ白基調のコーディネート。清らかな正統派ファッションの時は、メイクでピリッと小悪魔的なモード感を織り込むと一気に魅力あふれる佇まいに。服の雰囲気がクールな時はネイルだけスウィートな色にしてみるなど、メイクでミニマムに1箇所だけハズしてみる意外性が、存在感にフレッシュさをもたらします。

>>過去のARTISTISM MAKEはこちらよりご覧いただけます。
ARISTISM MAKE Vol.01はこちら
ARISTISM MAKE Vol.02はこちら
ARISTISM MAKE Vol.03はこちら
ARISTISM MAKE Vol.04はこちら
ARISTISM MAKE Vol.05はこちら

Today's outfit.

<衣装>
ニットポンチョ¥29,700-、ニットロングドレス¥22,000- 共にCASA FLINE
ピアス¥116,600-、イヤーカフ¥44,000 共にtalkative
その他、全てスタイリスト私物

お問い合わせ先
CASA FLINE表参道本店 03-6447-5758
talkative 表参道 03-6416-0559

※全て税込み表記

<コスメ問い合わせ先>
イプサお客さま窓口 0120-523-543
UZU BY FLOWFUSHI(フローフシ) カスタマーセンター0120-963-277
SUQQU 0120-988-761
D-UP(ディーアップ) 0120-39-8037
NARS JAPAN 0120-356-686
bareMinerals(ベアミネラル) 0120-24-2273

<スタッフクレジット>
モデル/琉花(étrenne)
撮影/嶌原 佑矢
ヘアメイク/中山友恵
スタイリスト/高野夏季
取材・文/石塚久美子
編集/野村紀沙枝

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