ヨーロッパの雰囲気を満喫♡ホバート&リッチモンドを巡るタスマニア旅
LIFESTYLE

2024.05.12

ヨーロッパの雰囲気を満喫♡ホバート&リッチモンドを巡るタスマニア旅

オーストラリアにある南の島、タスマニア。日本からはシドニー、もしくはメルボルンを経由して約13時間で到着します。タスマニアは観光スポットが多くあり、2泊3日のショートトリップを行う地として人気があります。そこで今回は、タスマニアの州都があるホバートとヨーロッパの風情が色濃く残るリッチモンドを街歩きしてきました!

空港から中心地・ホバートまではシャトルバスで30分

メルボルンを経由してホバート空港に到着したのはちょうどお昼前。金曜日ということもあって、空港はさほど混んでいませんでした。スーツケースをカウンターでピックアップして、街の中心地・ホバートに行くには、スカイバスというシャトルバスに乗車します。空港から市内までは30分もかからず、主要ホテルの前で止まるのでとても便利でした。

ホバート空港は小さな空港ですから、迷うことはありません
空港をおりると目の前にシャトルバス「Sky Bus」があります。乗車賃は往復で38ドル
※1ドル=約100円

ホバートはヨットや帆船、大型客船などが行き交う港町です。街の中には19世紀に建てられた歴史的建造物があちこちにあり、町全体が博物館のような雰囲気です。シドニーに次いで2番目に古い地で、イギリスの植民地として開拓が始まりました。

毎週土曜日に開催されるサラマンカ・マーケットにお出かけ

ホバート観光で絶対に外せないのが、毎週土曜日の8時30分から15時まで開催されるサラマンカ・マーケット。ホバート港の南側のエリアで開かれ、300以上の露店が集まる、タスマニア最大の野外マーケットです。観光客だけでなく、地元の人たちにも親しまれている市場で、タスマニア産のワイン、調度品、骨とう品、化粧品、服、小物など、ありとあらゆるものが売っています。もちろん、フードも充実していますよ!

マーケットに10時すぎに到着しましたが、もうこの人だかり!

食べ歩き、お土産におすすめのお店をチェック!

食べ歩きでおすすめの2店舗を紹介します。

まず1つ目が、アツアツのシーフードがその場で食べられる「Seafood Grill(シーフードグリル)」。午前中から大行列で、30人程度並んでいました。メニューはサーモンとホタテの串焼きひとつだけ。たっぷりのバターで焼いただけというとてもシンプルな料理ですが、素材が新鮮なのでそれだけで大満足。

そして2つ目はクレープのようにカレーを食べられる「Pocket Curries(ポケットカレー)」。本格的なインドカレーのお店で、薄いナン生地をクレープのようにして、その中にライスとルーが入っています。ヴィーガン、グルテンフリーなどのメニューもありますが、おすすめはバターチキンカレー。コクがあって、ほんのり甘く、街歩きのランチにおすすめです。

Seafood Grillの串焼きは1本12ドル。上にのっているのは日本のふりかけのような感じで、香ばしかったです!
Pocket Curriesのバターチキンカレーは13ドル。お好みでたっぷりのヨーグルトをトッピングできます

化粧品でひと際人気があるのは、タスマニア産の「milie ORGANICS(マイリ―オーガニクス)」。タスマニア産のエクストラバージンオリーブオイルを使ったソープや美容オイル、フェイシャルマスク、ボディケア用品など20種類以上のアイテムが揃っています。

中でも店員さんにおすすめされたのが、「TASMANIAN SEAWEED MASK」。吸着力のあるタスマニア産のカオリンクレイ、オーガニックわかめパウダー、オーガニックグレープフルーツパウダーが入ったマスクで、少量の水を加えてペースト状にして肌に塗布。デトックス効果が高く、毛穴汚れや古い角質をすっきり拭き取ります。

入れ替わりにお客さんがきても丁寧にカウンセリングしてくれる店員さん。購入したフェイスマスクは25ドル

お土産はまだまだあります。「Taylor & Smith Distilling(テイラー&スミス ディスティリング)」は、タスマニア産のウイスキーやジンなどを扱っていて、とくにジンは数々の賞を受賞しているとか。このほかにも可愛いハンドクラフトのぬいぐるみ、タスマニア産の木材を使ったクラフトなどもありますから、ゆっくりチェックしてみては?

タスマニアはジンが人気。お値段は89ドルとお高めですが、大切な人へのギフトに

“オーストラリア最古の~”が集まる町・リッチモンド

午後からは車で30分ほど離れた小さな町、リッチモンドに出かけましょう。ここは、入植初期に開発が始まったので、オーストラリア国内でも有数の歴史的建造物が数多く残っています。

ここはヨーロッパ?!と錯覚してしまうほどにヨーロッパな雰囲気が漂う小さな町・リッチモンド

必ず訪れてほしい場所は2つ。まず1つ目は、国内最古と言われる1823年に建てられた「Richmond Bridge(リッチモンドブリッジ)」です。街の北側、コールリバーをまたぐ6連アーチの砂岩でできています。橋の周辺は小高い丘が広がり、その風景は絵画を切り取ったように美しいです。橋を渡り10分ほど歩くと見えてくるのが、これもオーストラリア最古のカトリック教会「St John Catholic Church(セントジョン・カトリック教会)」。1837年に建てられ、教会の内部にはステンドグラスがあり、やわらかい太陽の日差しを受けてキラキラと輝いていました。

町のシンボルとなる、リッチモンドブリッジ。芝生でごろんと寝転がってのんびりくつろいでいる人がたくさん
小高い丘の上にあるセントジョン・カトリック教会。訪れた時は誰も中におらず、ひっそりとしていて荘厳な雰囲気が漂いました

おやつスポットとして立ち寄りたいのが、クッキーやキャンドルなど可愛いスウィーツが揃う「SWEETS&TREATS(スイーツ&トリート)」です。1985年にオープンして以来、ローカルはもちろん、観光客にも愛されています。

タスマニア産のお菓子はお土産用として、店内で作るアツアツのワッフルは自分用として購入するのがおすすめ。粉砂糖がたっぷりかかっていて、さっくさくの歯ごたえでペロリといただけます。

キャンディ、チョコレート、クッキーにアイス…。スウィーツなら何でも揃っています
カリッ、ふわっふわなできたてのワッフル(7ドル)に、自家製のベリーソーダ(6ドル)
こちら、ワーム(みみず)のグミ。見た目も可愛いですが、酸味があっておいしいです♡

夕食はホバートでいちばん人気のシーフードレストランへ

ホバートに戻ってくるとすっかり夕方になっていました。晩ごはんを探しに町を歩いていると、可愛い建物のレストランを発見!

「Drunken Admiral(ドランケン・アドマイラル)」は、1979年にオープンしたホバートでいちばん有名なシーフードレストランです。タスマニア産の新鮮な魚介類を使ったオーブン料理、パスタ、フライなど豊富なメニューが揃っています。定番のフィッシュ&チップスもおすすめですが、グリル料理、オイスター料理が絶品でした!

お任せのシーフードのグリルにフライドポテト、サラダがついたセットは45ドル~
口の中にいれたとたん、とろっととろけてしまうようなオイスターのグリル。ひとつ6ドル~
店内の雰囲気が実にユニーク。本当に人気レストランなので、予約をおすすめします

ホバートとリッチモンドの観光は朝いちばんからスタートすれば、1日で見どころをまわることができます(少々駆け足になりますが…笑)。サラマンカ・マーケットは外せないスポットですから、土曜日の予定をお忘れなく。

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