<つるやパン>県民のソウルフード「サラダパン」の秘密 #巡る滋賀
滋賀県の最大の魅力といえば、滋賀県の代名詞でもある日本最大の湖・琵琶湖。その他、国宝の「彦根城」やユネスコ世界文化遺産の「比叡山延暦寺」など一度は訪れたい観光スポットもまた有名です。
でも、それだけではありません。有名観光スポット以外に焦点を当て深掘りすると、まだまだ知られていない注目ポイントがたくさん! それを知らないなんてもったいない…!
この連載では、「現地の方がおすすめしたいスポットやお店、それをつくるヒトの魅力をていねいに取材し、お届けする滋賀の観光ガイド“巡る滋賀”」の情報を発信していきます。
滋賀県への旅のきっかけやガイドブックとなりますように…そんな思いを込めて滋賀県の新たな魅力をお伝えします。
サラダパンだけじゃない。まちのパン屋さんで、あり続ける「つるやパン」
滋賀県民なら一度は食べたことがあるはず、「サラダパン」。ふわふわのコッペパンに挟まれた、たくあんの食感とマヨネーズとの味わいが絶妙です。名物「サラダパン」を生み出したのは、滋賀県長浜市にあるつるやパン。1951年に創業し、地域に愛され続けるパン屋さんです。
「木之本 つるやパン本店」と「まるい食パン専門店」にお邪魔して、つるやパンの歴史やパン作りへの思いについて、お話を伺ってきました。
風情のある宿場町で、3代目が営むパン屋
まず訪れたのは、JR木ノ本駅から徒歩7分ほどの場所にある「木之本 つるやパン本店」。
コッペパンの看板が目印です。木ノ本は、江戸時代から北国街道と北国脇往還が交わる宿場町で、旅人や参拝客で賑わったエリア。登録有形文化財にも登録されている商家の家並みに、昔の風情が感じられます。
店内に入ると、パン屋というよりもコンビニエンスストア。奥の工場で作られた、その日焼きたてのパンが店頭に並ぶだけでなく、おにぎりやドリンク、駄菓子や缶詰など豊富な品揃え。お腹がすいたらなんでも揃う、そんな地元に根ざした雰囲気です。
「戦後、法律を志していた祖父が学校給食制度が布かれることを知り、一念発起して、学校給食向けのコッペパンの製造をスタートしました。それ以降、父と叔父、私と従兄弟が引き継いで、現在3代目です」と有限会社つるや 専務取締役の西村 豊弘さん(以降、豊弘さん)は話します。
豊弘さんは本店を、従兄弟の西村 洋平さん(以降、洋平さん)は「まるい食パン専門店」の店長を担い、連携しながらつるやパンを盛り立てています。
サラダパンは、好き嫌いが分かれるパン!?気になる続きはこちら
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