SERIAL STORY

2020.02.18

旅が好きなあの人の「連れてくコスメ」
#05 中島繭さん

暑かったり、寒かったり、気温や湿度、あと水も、環境が変わる旅先だからこそ、スキンケアやコスメにはこだわりたい! で、旅慣れているみなさんは、どんな物を持って行くの? 様々な職業の旅好き女性たちに、スーツケースに絶対入れるマストアイテムを紹介してもらいました。今回は、東京SASSYデザイナー兼ディレクターの中島繭さんです。

いろいろ足すのではなく、引く、肌に合う化粧水だけあればOK!
旅先のスキンケアで大切にしていることは、とにかく乾燥を防ぐこと、ですね。私、いつもファンデーションを使わないんですよ。ロンドンにいたときに肌がすごい荒れて、エステティシャンを家に呼んでケアしてもらったときに「しばらくは洗顔のあとに化粧水などを一切つけないで、日焼け止めだけ塗って。自己治癒力で治してください」って言われたんです。その通りにしていたら、肌がきれいになったんですよね。そこから化粧水はつけていますけど、ファンデーションは10年以上買ってないです。日本に帰ってきて、アユーラに出会って肌が落ち着いたので、家でも旅先でもスキンケアアイテムは基本的にこの3つです。クラッチバッグは、化粧品や下着を入れて持って行って、旅先に着いたら中身を出して、お出かけ用に使います。

スキンケア用品は基本的にAYURAのラインで。(左から)バランシングプライマー センシティブⅡ(敏感肌用化粧水)、メークオフオイル、fサインディフェンス フォームクレンズAC、東京SASSYのクラッチバッグ「WITH ME」

旅先ではとにかく歩くことが多いから、ボディケアには、着圧ソックスと、ふくらはぎから足裏にかけて塗るタイガーバームは必須ですね。それから、お風呂に入るのが好きなので、なるべくバスタブがあるホテルを選んで、AYURAのバスフォームを入れています。ファブリックスプレーと石けんは、友人が主催しているnotes_soapのワークショップで作りました。すべて天然素材を使っているんですよ。まかないこすめのヘアブラシは、プレゼントでいただいたんですけど、クレンジングとマッサージ効果があってすごくいいです。ヘアケアに関しては、現地で調達することが多いです。ロンドンに住んでいたときに好きで使っていたシャンプーを日本に持ち帰って使ったら、すごくオイリーになったり、フケが出たりしちゃって。水質が違うから、それに合わせて成分も違うんだろうなって思ったんです。

(左から)notes_soapの手作りファブリックスプレーと石けん、AYURAのメディテーションバスα、まかないこすめの「オリジナルスカルプ設計 頭皮と髪に最適のブラシ」、タイガーバーム

ファンデーションとチークを使わずに、鮮やかなリップで印象作り
メイクではファンデーションとチークをつけないので、その分リップはけっこう持って行きますね。顔色が悪く見えないように、はっきりした明るい色味のリップを好んで使っています。私、リップを塗っていないと「具合悪いの?」って心配されちゃうので(笑)、そのほうが元気に見えるんですよ。赤のリップは、ブランドのアピールや、気合いを入れて強めの印象を作りたいときにつけるんですけど、ほぼ100%黒いアイラインをしっかり入れますね。同じ赤でもバリエーションがいろいろあって、そのときの気分やファッションによって選んでいます。NARSのヌードベージュのリップは、おとなしい印象を作りたいときに。レブロンのリップは、自然な色が薄くつくので、お化粧が面倒ないときにこれだけ塗ります。ブラウン系のアイラインを入れるときは、オレンジ系などやわらかい印象のリップを合わせていますよ。

(左上から)NARSのリップスティック/シアー「1035ヌードベージュ」、シャネルのルージュ アリュール「99ピラート」、MACのリップスティック「A26」、NARSのオーディシャスリップスティック「9476」、MACのレトロ マット リキッド リップカラー「ダンス ウィズ ミー」、レブロンのキス クラウド ブロッテッド リップ カラー「ブラッシュアプリコット」 (左下から)NARSのサテンリップペンシル「9210バーガンディ」、NARSのベルベットマットリップペンシル「2491Nライラック」、「2457ドラゴンガール」、メイベリン ニューヨークのハイパーシャープライナー「BK-1漆黒ブラック」、「BR-3ピーチブラウン」

旅行先でも顔まわりのおしゃれを楽しみますね。ジュエリーは、いつもつけているものを持って行きますけど、お客様と会うことも多いので、「JAPAN」をアピールするために、あえて日本らしいおもしろいデザインのアクセサリーを選ぶこともありますよ。ジェラートピケのジュエリーケースは、すごく使いやすくて便利です、一目惚れ。ヘッドピースは、うちで扱っているもので、一点一点ハンドメイドなんです。パーティーや、ちょっといいお店でディナーをするときに、クラシックなデザインのドレスに合わせていますね。

シャネルのピアスは母からの誕生日プレゼント。歌舞伎のピアスはラフォーレ原宿で買ったもの。ヒョウのピアスはLes Nereides(レネレイド)というブランドのもので、ロンドンで購入

Q 最近の渡航履歴は?

ロンドンには、ヘッドピースのオーダーとピックアップと、ホリデイを兼ねて、1年に1回は行っていますね。6月の半ばくらいに開催されるロイヤルアスコット(アスコット競馬場でイギリス王室が主催する競馬)に合わせて、2~3週間滞在しています。3年間住んでいたので、友だちに会い、サンプルを作ってもらうエージェントが香港にあったので、最近まで毎年1回は行っていました。今年の1月は母とハワイに行きました。買い物して、食べて、海!

Q コスメ以外で必ず旅行に持って行くものは?

喉が弱いので、濡れマスクとプロポリスのキャンディ。それから長期の旅行のときは、インスタントのお味噌汁と、レンジでチンするパウチの白米は絶対に持って行きます。海外に行くと、現地の人と一緒に現地のごはんを食べたいので、朝食はお味噌汁にする、とかして胃を休めています。

Q 旅の目的は?

遺跡と、食と、色! いろいろなものの色使いが国によってぜんぜん違うから、見ていてすごく楽しいです。遺跡がすごく好きだから、遺跡のある街には行っていますね。カンボジア、イタリアだとローマ、ポンペイは凄かったなぁ。ずっと行けていないのが、エジプトです。行こうとすると向こうの情勢が悪くなったりでタイミングが悪くて、毎回キャンセルになっているんです。基本ビビリな性格なので、危険を冒してまで旅行しようとは思わないので(笑)。今まで行った国で食がいちばん合うと思った国は、スペインですね。住もうと思ったくらいです。

何かあったときや、何かを決めるとき、
いつも見ていた、ロンドンのビッグベンの景色です
まかないこすめのハンドクリームと保湿スプレーも一緒に機内持ち込み

企画構成・取材・文/依知川亜希子
撮影/黒澤義教

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