<O’PAL>人と自然を繋ぐ湖畔アクティビティ #巡る滋賀

<O’PAL>人と自然を繋ぐ湖畔アクティビティ #巡る滋賀

滋賀県の最大の魅力といえば、滋賀県の代名詞でもある日本最大の湖・琵琶湖。その他、国宝の「彦根城」やユネスコ世界文化遺産の「比叡山延暦寺」など一度は訪れたい観光スポットもまた有名です。

でも、それだけではありません。有名観光スポット以外に焦点を当て深掘りすると、まだまだ知られていない注目ポイントがたくさん! それを知らないなんてもったいない…!

この連載では、「現地の方がおすすめしたいスポットやお店、それをつくるヒトの魅力をていねいに取材し、お届けする滋賀の観光ガイド“巡る滋賀”」の情報を発信していきます。

滋賀県への旅のきっかけやガイドブックとなりますように…そんな思いを込めて滋賀県の新たな魅力をお伝えします。

大津市雄琴にある自然体験・学習施設「O’PAL(オーパル)」。ここでは、びわ湖での水上アクティビティを中心として身近な自然を体感することができます。

今回は、実際に体験してきたプログラムをご紹介しながら、「人と自然をつなぐ」O’PALの魅力、そして大津・びわ湖の良さに迫ります。

目の前にびわ湖を臨む好立地。豊かな自然を生かした多彩な体験プログラムのなかで、今回はカヤック体験をすることに。スタッフの西村さんとエミリーさんにサポートをしてもらいました。
まず最初にライフジャケットを身に着け、漕ぎ方の簡単なレクチャーを受けます。

くるんと転覆してしまいそうなイメージもありますが、「怖いとか、落ちちゃうのでは?とか心配される方も多いですけど、実はそうあることでもないんですよ」と西村さん。
実際に漕ぎだしてみると、少しふわふわとした感覚はあるものの、確かに思いのほか安定していました。

カヤックの種類は1人乗りから3人乗りまであります。親御さんと一緒に乗ることで、お子さんは5歳以上で利用することができるそうです。利用時間は60分と90分から選べ、とりわけ水遊びの準備をしていなくても楽しむことができるのも利点です。

水面をすべるような、なんともいえない爽快感。
「魅力はとにかく気持ちいいところです。びわ湖と触れるには3つの方法があると思っていて、まずは直接泳ぐこと。そして、ミシガンのような遊覧船から景色を眺めること。その中間のカヤックは水には浸からないけれど目線が低く、びわ湖に入っているような感覚。それでいてある程度自由に動けることも楽しさのひとつです」とエミリーさんはいいます。

少し沖まで出れば視界も開けます。湖の上、しかも湖面すれすれから臨む景色は、普段見ることのできない特別な風景です。午前中は波が穏やかなことが多く比較的コンディションが良いとのこと。また夏場の日暮れごろは夕日や夕焼けが素晴らしいそうです。
時間が許せばカヤックに乗ったままぼんやりするのも、ちょっと贅沢な楽しみ方としてありかもしれませんね。

「天候や湖面の状況次第ではありますが、できる範囲の中でスタッフが対応してご案内をしています。湖からの自然観察を楽しむ方、湖上からの風景をゆったり見る方、しっかり目に漕ぎたいという方。自由度が高いため、楽しみ方も人それぞれです」(西村さん)
体験時間の中で、1.5~2kmくらいの航行ができるといい、北は堅田の浮御堂沖くらい、南は雄琴港より少し南の大正寺川くらいまで行かれる方もいるそうです。

「カヤックは全然ハードルが高くないんです。特殊な訓練などもなければ、思うほどは難しくもないのでぜひ気軽にチャレンジしてみてほしいです」(西村さん)

水上でのアクティビティにはカヤック体験のほかに、SUP体験やウォーターチューバー、ウォーターボールなどがあります。

SUP(スタンドアップパドル)は夏に人気のアクティビティ。「大きいサーフボードみたいな感じで、その上に立って長いパドルを持って。めっちゃ楽しいです。私は、立って飛び込むのが大好き!(笑)」とエミリーさん。ボードに立てば目線も高くなるので水上散歩のような感覚なのだそう。ヨガをしたり寝そべったり、SUPも遊び方はいろいろです。

エミリーさんが「びわ湖への入り口のひとつ」と評するウォーターチューバーは、ちくわのような筒状のビニールの中に入ってころころと回すように遊びます。対象年齢は4歳から。
「水にも濡れないので、びわ湖で遊ぶ準備をしっかりしてきていなくても体験してもらえます。ちょっと子どもと遊んでみたいなということで気軽に来られる方も多いです。入るだけなので本当に簡単です」(西村さん)

透明なボールの中に入り、びわ湖の上を走る感覚を楽しめるのがウォーターボール。こちらも水に濡れないため、準備不要で気軽にチャレンジできます。ただしボールが密封される性質上、熱中症対策の面から暑さが厳しくなる夏季には体験を見合わせています。目安として、6月末ごろまででいったん中断し、また秋ごろになり少し涼しくなってきてから再開しているそうです。

もう一つの体験、サイクリングツアーとは?気になる続きはこちら

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