2023.11.16
ギリシャ神話の神々に会いたい!アテネのパワースポットを巡る旅
アテネへの名所を巡るトリップへ
3400年の歴史を持つアテネは、エーゲ海と山に近い盆地にあるギリシャの首都です。ギリシャというとミコノス島などのリゾート地が有名すぎるあまり、アテネの魅力はそこまで知られていないかもしれません。でも実際にアテネを訪れてみると、海と山と空、全方位から自然のエネルギーが降り注ぐ素晴らしいロケーションで、なぜ古代ギリシャ人がこの地を選び、ユーラシアの覇者たちが手に入れたかったのかがわかる気がします。
アテネ最大のパワースポット、パルテノン神殿
アテネの象徴とも言えるアクロポリスの丘にそびえるのは、かの有名なパルテノン神殿です。古代ギリシャ時代に最強だったアテネが、守護神アテナを祀るために建設しました。それ以来3000年以上高台からアテネを見守り続けていて、町もこの丘を囲むように発展してきました。
丘の途中のチケット売り場から、さらに階段を登ります。10月の朝でも大混雑だったので、人混みを避けたい方は冬場や夕刻を狙うとよいかもしれません。
戦争・支配が繰り返された長い歴史の中で内殿は破壊され、全ての装飾はイギリス人が運び出し、現在も大英博物館に展示されています。アクロポリスの丘に残された150メートル長の柱からも、当時の荘厳な姿を十分に想像することができます。
エーゲ海まで一望できるリカヴィトスの丘
アテネで一番高いリカヴィトスの丘へは、バスやケーブルカー、徒歩、車で山頂までアクセスします。青と白の美しい教会越しに広がる360度の大パノラマは必見です。
こちらはパルテノン神殿のような混雑もなく、素晴らしい景色を心ゆくまで堪能できました。
アッティカ半島の最南端スニオン岬にある、ポセイドン神殿
アテネの近郊にも、見どころはいっぱいです。交通事情が悪いアテネの街を抜け出して、アポロコーストという美しい海岸沿いをドライブしました。
目的地は、アッティカ半島の最南端スニオン岬。海の守護神ポセイドンが祀られた神殿があります。
アテネから1時間半ほどの距離ですが、程なくして街並みは消え、岩場と海の大自然の中を進んだ果てに神殿が視界に飛び込んできた時は、達成感を感じつつ、その力強い美しい姿に感動しました。
ドクターフィッシュを体験、ヴーリャグメニ湖
アテネとポセイドン神殿の中間にあるヴーリャグメニ湖では、ミネラルたっぷりの湖水浴が楽しめます。
かつて洞窟だった湖は一年中25度前後の水温を保ち、地下水と海水が混ざり合ってミネラルが豊富。 様々な疾患に効能があり、さらにドクターフィッシュが肌の掃除をしてくれます。
デッキチェアーのあるビーチへのアクセスは有料ですが、施設はとってもラグジュアリー。レストランもあり、のんびりと半日を過ごすのに最適です。
シークレットビーチで季節外れの海水浴
海岸沿いのビーチはどこも穏やかで、10月でも海水浴をする人の姿が。ドライブしながら品定めして、これぞという人気のないビーチへ降りてみることにしました。
水は澄んでいて、本当にきれい。水温はというと、湘南の海に慣れた私にはギリギリ胸まで浸かることができる温度でした。ローカルの人たちは、12月でも暖かい日には海に入るそうです。
真っ青な空と太陽の恩恵を受けて、自然と文明が共存するアテネ。パワースポットの恩恵を受けながら、最高のリフレッシュが叶う旅になりますよ!
映像ディレクターなどを経験し、ヨーロッパなどを旅した後に、NYに留学。そこで出会ったイタリア人の旦那さんとの結婚を機にミラノに。現在は育児の傍ら、通訳や日本食ケータリングのお仕事もしています。人との距離感やテンション、センスなどミラノの全てが大好き! 記事では街やそこに住む人々の魅力も伝えていきたいです。様々な形で日本とイタリアの橋渡しができればと思っています!
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