エシカル×アートなマーケット。チェンマイ「バーン・カーン・ワット」
LIFESTYLE

2023.11.15

エシカル×アートなマーケット。チェンマイ「バーン・カーン・ワット」

チェンマイではさまざまなマーケットが開催されていますが、特に週末は雰囲気の異なるいくつものマーケットが開かれていてどこに行こうか迷ってしまうほど!

今回は、アート好きにはたまらないクラフトビレッジ「Baan Khang Wat(バーン・カーン・ワット)」と、そこでの過ごし方について紹介します。

エシカル×アートなビレッジ「バーン・カーン・ワット」とは

バーン・カーン・ワット

木々に囲まれた敷地内に広がるのは、まるで絵本のなかから飛び出してきたような世界観のクラフトビレッジ「バーン・カーン・ワット」。クラフトビレッジという名の通り、工芸品を扱う工房、アートギャラリーやショップがメインで、ほかにもジェラートや冷たいドリンクなど、休憩するスポットもいくつかあります。

今でこそこの周辺に、カフェやレストランなどオシャレなスポットがいくつも点在していますが、このクラフトビレッジがこの地域開拓のきっかけを作ったことを、現地をよく知る方に教えてもらいました。

バーン・カーン・ワット
個性的なファッションや雑貨のショップも点在

ビレッジ内の工房では、実際に手を動かしてものづくりができるワークショップ参加が可能です。タイミングが合えばぜひチャレンジを! 世界でひとつのオリジナルクラフトを、自分や大切な人へのチェンマイ土産にするなんて素敵ですよね。

バーン・カーン・ワットですごす一日

門をくぐってすぐ目に入るのは、楕円形の段々広場。時期によっては絵画やクラフトが展示されていることもありアートのステージのように見えます。 

実はこの広場はクラフトビレッジ前からあり、子どもたちが放課後に遊んで過ごす様子も見られたそうです。地域に根付いた場所が、マーケット(ビレッジ)に形を変えても地域の人々に愛されているのですね。

バーン・カーン・ワット
広場のまわりには階段状の席が

そしてその広場をぐるりと囲むように手作り工芸品や、雑貨ショップ、ギャラリーやアトリエ、カフェなど約30店舗が並んでいます。週末にはイベントが行われていることも多く、出店や展示の内容も変わるため、何度通っても新しい発見があります。

バーン・カーン・ワット
入り口を入ってすぐ左側
バーン・カーン・ワット
入り口から右回りに

建物は各ショップの手作りだそう。それぞれの個性が表れていて、建築を見て歩くだけでも面白いですよ。

可愛いネコが人を怖がらずに、ゆったり寛いでいるのもチェンマイならではかもしれませんね。フォトジェニックな背景のなか、被写体になっていました。

フォトジェニックといえば、ビレッジ内にいくつかフォトスポットも用意されていました。こんなサインを見つけたら、ぜひ記念に撮影を! またアートなど撮影禁止のサインもあるため、気をつけましょう。

(右)撮影させてもらった、お礼(チップ)入れの役割もあるのかも
(左)絵本のような世界観のなかで撮影もできる!

またニワトリのケージや金魚がたくさんの水槽など、ユニークなスポットもあり子どもたちが楽しんでいます。

(右)金魚に触れられるくらい近くでエサをあげられる
(左)ニワトリのエサのために寄付を募る看板も

アートやクラフトの体験ができる!

バーン・カーン・ワット

クラフトビレッジという名の通り、ものづくりやペインティング(絵画)などアートにまつわるものがたくさん見られ、体験もできます。歩いて見て回ると、工房やアトリエに「ワークショップ」とサインが掲げられているので、ぜひスタッフの方に話を聞いてみましょう。

例えばこちらのショップでは、ペインティングや陶器やおもちゃへの色づけやデコレーションが楽しめます。

バーン・カーン・ワット

大きいキャンパスは299バーツ、ひと回り小さいもので259バーツ。ペンキや筆などは好きなものを使うことができます。立体のセラミックに色づけするタイプ(下の写真中央)は299バーツでした。

開放的な空間のなか、画家になった気分で自由に筆を走らせてみませんか。

バーン・カーン・ワット
奥が大キャンパス、手前が中サイズのキャンパス

またおもちゃへの色づけやデコレーションは、子ども連れで賑わっていましたよ。

(右)作業スペースのひとつ
(左)色づけの土台と飾りの数からプランを選んで

時間が決まっているわけではないので、好きなときに訪れて先に支払いを済ませてからDIYスタート!午前中は空いていましたが、午後からはたくさんの人が楽しんでいました。ゆっくりと絵を描いてみたい、スタッフの方に質問してみたいという人は早めの時間がねらい目かも!

バーン・カーン・ワット
こちらはオリジナル絵葉書を書けるコーナー。日本に送る際は英語で「JAPAN」を忘れずに

ちなみにバーン・カーン・ワットではクラフト系のみならず、どのお店でもワークショップを実施しているそうなので、気になるショップがあれば訪ねてみましょう。

(右)柔らかい色味の陶器がずらり。小さい一輪挿しはお土産にも
(左)日本人、momokoさんのショップ。個性的なネコのカードやステッカーにときめく! 

小腹を満たす食事やスイーツ

バーン・カーン・ワット
避暑地の小屋のようなジェラートショップ

食事のできるレストランはそこまで多くありません。クラフトがメイン、小腹が空いたらコーヒーとスイーツ、軽食もあるという位置づけのようです。

まず外せないのがジェラートショップ。ヤングココナッツやトロピカルフルーツなど、タイならではのフレーバーにリーズナブルな価格設定も嬉しい一軒で、ローカルから外国人観光客まで、ジェラートを求めてひっきりなしに人が訪れます。

(右)パッションフルーツは甘酸っぱく、リフレッシュに!
(左)チョコミントやココナッツミントは特に人気のよう

もっとあっさりしたドリンクなら、ココナッツミルクスムージーはいかがでしょうか。

バーン・カーン・ワット

ヴィーガンであればココナッツウォーターの選択肢もありますが、今回は人気のスムージーを注文しました。カップ満タンにしてくれたら少し飲み、空いた部分に溢れんばかりに注いでくれるという太っ腹な店主の女性。

口のなかにココナッツの風味が広がり、喉ごしもひんやりとして暑い日にピッタリ!

バーン・カーン・ワット
「COCONUT MILK SMOOTHIE」55THB

ビレッジのなかで、昔ながらのスタイルでタイ料理が楽しめるのはこちら。陽が照っていると暑くなるため、少し早めのランチにおすすめです。

バーン・カーン・ワット
お座敷のような席(写真奥)でタイの名物をいただける

10月3日にオープンしたての発酵食品の専門店「neo食堂」の2店舗目、「aeeen Omusubi」も発見! 自家製の調味料を贅沢に使ったおむすびで、体と心にたっぷりと栄養をチャージできます。

(右)鳥居のような朱色の外観は、インパクト大! 
(左)今すぐ食べる場合はお皿に乗せてくれ、漬物のおまけも

ベジタリアン、ノンベジタリアンそれぞれのメニューがあり、現在10種類から選べるおむすびのなかからお気に入りをチョイス。一枚一枚デザインの異なる風呂敷に包まれた5つセットもあります。頬張りながらぶらり歩きもおすすめです! 

バーン・カーン・ワットは今も進化の途中、店作りの様子をよく目にします。今後、飲食店も増えていくかもしれませんね。

エシカルな取り組みも

バーン・カーン・ワット

バーン・カーン・ワットはエコフレンドリーな姿勢を大切にしており、なるべくごみを出さないことを目指しています。

特にプラスチックバッグは禁止されているため、買い物を予定している人はマイバッグをお忘れなく。わざわざそのようなサインを掲げている(上写真の一番上)ということで、バーン・カーン・ワットが環境に配慮していることがわかりますね。

バーン・カーン・ワット
入り口の近くにあるごみ捨て場

分別についてもしっかりと決められているので、ごみはサインに従って捨てるようにしましょう。

バーン・カーン・ワットを紹介しました。気になるショップやグルメは見つかりましたか。
チェンマイのニマンヘミンからタクシーで10分ほど、旧市街からでも20分ほどで訪れることが可能。観光客も多いですが、以前紹介したJJマーケットより小規模で、ローカル感も味わえます。特にアートやクラフトが好きなら、外せないスポットです。

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