空前のアジアブーム到来!ミラノを賑わす日韓カルチャーをレポート
LIFESTYLE

2023.03.19

空前のアジアブーム到来!ミラノを賑わす日韓カルチャーをレポート

SOUL4SKIN
HAZAMA(ハザマ)
TENOHA(テノハ)

欧米で人気のアジア文化を長年牽引してきたのは、日本のアニメやお寿司、ファッションなどでした。そんなトレンドに、ここ数年で大きな変化が。アジアブームがさらに加速しているなと実感します。今回は日本と韓国にフォーカスして、人気の実態をレポートします!

ミラノでも韓国コスメが大人気 

ヨーロッパでの韓国人気の火付け役は、言うまでもなくミュージックシーンと映画やドラマです。韓国美容も注目されるようになって、韓国コスメがあちらこちらで売られるようになりました。

今回訪れたのは、「SOUL4SKIN」。韓国好きのイタリア人カップル、エツィオとレオナルドが3年前にオープンした韓国コスメ専門店です。

約50の韓国コスメブランドがずらり。「KLAURS(クレアス)」、「COSRX(コスアールエックス)」、「MIZON(ミズオン)」などから、手作業で丁寧に作られている小さなブランドまで、2人が厳選したコスメが揃います。

レオナルドさんが、韓国コスメの魅力を話してくれました。

韓国の美容は世界の最先端で、欧米より10年以上先を進んでいると思っているよ。イタリアでは数年前までSPF50の日焼け止めもなくて、最近ようやく紫外線の肌への悪影響が知られるようになったレベル。私たちのお店に日焼け止めを買いに来るイタリア人男性も増えてきて、彼らにも一年を通してSPF50を使うように勧めているよ。韓国コスメはボトルデザインも美しいから、使うたびにハッピーになるよね」

男女問わず人気の日焼け止め

レオナルドさんおすすめの日焼け止めは、こちらの2点。

右: BEAUTY OF JOSEON RELIEF SUN 26.5€/約3,500円
左: SUNTIQUE I’M VEGAN SUN SERUM  25.5€/約3,500円(ともに税込)

まずは「BEAUTY OF JOSEON(ビューティーオブジョソン)」のオーガニック・サンスクリーンクリーム。米と穀物発酵エキスが高配合され、保湿クリームの役割もきちんと担ってくれます。

一方「SUNTIQUE I’M VEGAN([サンティック]アイムヴィーガン)」の日焼け止めは、セラムというだけあって肌にさらりと馴染む処方。クリームの質感に馴染めないオイリー肌の男性たちに好評で、レオナルドさんも愛用中だそうです。

PYUNKANG YUL NUTRITION CREAM 25.5€/約3,500円(税込)

「PYUNKANG YUL(ピョンガンユル)」は、半世紀にわたって皮膚疾患の研究に取り組んできたピョンガンユル東洋医学クリニックが開発したスキンケアブランド。不要な成分を排除して、厳選した原料だけを使っています。水よりも肌の深層部に浸透するタイツリオウギの根エキスは抗酸化作用が高く、保湿力に優れています。

PYUNKANG YULのブラックティーシリーズは、エレガントなブラックボトルが目印。発酵紅茶を高配合した抗酸化作用の高いスキンケアアイテムは、エイジング肌に効果的です。

レベルも認知度もアップした和食グルメ 

一方の日本人気はというと、コスメでは完全に韓国の影に身を潜めてしまっていますが、和食グルメは大躍進中。

2015年、食をテーマにミラノで開催された国際博覧会以降、イタリアの食文化はいっそう国際色豊かになりました。中でも連日9時間待ちの列をなした日本館は、メディアでも大きな話題に。その大成功を受けて和食への関心がますます高まり、高級焼肉店や割烹、ラーメン店やお好み焼き店まで、幅広いジャンルのレストランがミラノでも次々とオープンしました。

こちらは、懐石料理店「HAZAMA(ハザマ)」。ランチタイムに鰻重を食べたくなったら、ミラノではこちらのお店一択です。

近年生産・捕獲量が減ったウナギは、イタリアでも高級魚。HAZAMAでは、アドリア海のキオッジャという港町で養殖された新鮮なウナギを提供しています。

イタリアのウナギは皮が厚いため、皮だけをさらに炙る必要があると教えてくれた狭間シェフ。一手間かけたカリッと香ばしい皮と引き締まった身、上品なタレのコンビネーションは絶品です。こだわりの和食を日本の美が凝縮された空間で堪能できる、日本もイタリア人も唸らせるレストランです。

ヨーロッパ随一のJAPANESEコンセプトストア「TENOHA」 

2018年のオープン以来、ライフスタイル提案型の複合施設として日本文化を多角的に、そして遊び心満載に発信しているのが、ナヴィリオ地区にある「TENOHA(テノハ)」です。

中庭も備えた開放感あふれるカフェレストランには、日本人でなくとも一度は座りたくなるお座敷席も。

レストランの奥には一日単位から利用できるシェアワーキングスペースがあります。

服飾小物から文具、食器などが幅広く揃うショップ。ステレオタイプの「和」にとらわれない、テンポラリーでリアルなTOKYOが感じられるセレクトです。

TENOHAの名物企画で毎回のように話題になるのが、広い展示スペースでのエキシビションです。日本のカルチャーを欧米のフィルターを通して取り上げるなど、日本に精通していなくても十二分に楽しめる、テーマパークのようなアート空間を作り出していて、これをきっかけに日本に興味を持ち始める子どもたちもいるほどです。

あらゆる情報がネットやSNSによって国境を越えて瞬時に届き、受け入れられるようになった現代。スシ&サムライ的なフィルターがようやく取り除かれて、リアルな日本をイタリアやヨーロッパで知ってもらえるようになったことは素直に嬉しく、これからの進化にも注目していきたいです。

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