パリ在住者がこっそり教える、いまホットな隠れ家的ヘルシーカフェ@パリ

On Partage(オン パータージュ)

星の数ほどカフェがある街・パリ。近年のトレンドは、おしゃれなインテリアに囲まれたこぢんまりとしたプチカフェですが、右岸の11区界隈にはパリの若者が愛してやまない隠れ家的カフェがたくさんあります。

旅行の解禁ムードにも包まれる中、次回の旅の参考にパリ在住5年以上の筆者が足繁く通うお気に入りのヘルシーカフェをこっそりご紹介します。

On partage ーシャロンヌ地区のリピーター続出のカフェ

マーケティングの修士号を持ち、繊維業界で働いていたマリオンさん。ある時、違う生き方をしてみようと一大決心し、「On Partage(オン パータージュ)」を立ち上げました。オンパータージュとは、直訳すると「シェアする」。ここは、「美味しいドリンク、フード、そして素敵な時間を分かち合える空間」を提供する場所として生まれました。

コロナ禍の非常に厳しい時期を乗り越え、現在は11区のシャロンヌ駅から徒歩3分の場所へ。地元で愛されるカフェとして営業中の、On Partage(オン パータージュ)にやってきました。

開放的であたたかな空間が広がるOn Partage。

火曜〜土曜の朝8時半から営業していて、いつ来ても常連さんがいる愛されカフェです。

木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気と、程よくにぎやかな空気感がとても居心地良しです。

1人で訪れる人も多く、お一人様用の席もありますよ♪小窓からパリの平凡な日常をぼーっと眺めるのも楽しかったりします。

ローカル食材を活かした日替わりメニューが魅力

On Partageではフードメニューはすべて日替わり。季節のローカル野菜などを使った自家製のサンドウィッチやプレートなど、毎回異なる料理が楽しめるのも魅力です。

地産地消にこだわっており、地元の小規模生産者から仕入れた食材を中心としたスローフードはどれを食べてもフレッシュで美味しいんです！

デザートは朝9時〜17時まで、朝食やグラノーラは9時〜11時まで、ランチは12時〜14時限定でいただくことができます♪

日替わりメニューは、カルトにあるQRコードからアクセスしてチェックもできます。

キッチンはオープンになっており、準備している様子も見ることができます。

この日は常連仲間の友人と2種類のランチをそれぞれ注文してみました。

天然酵母パン、パン・オ・ルヴァンにロメインレタス、フムス(ひよこ豆のペースト)、半熟卵、トマト、ローストした赤ピーマンをサンドしたベジタリアン向けのメニュー。

ソース代わりに入っているフムスと野菜全体のバランスが絶妙なトーストです。

続いては人気の日替わりプレート、この日はフランス産雌鶏のロティと茄子のカポナータ、薄切りのズッキーニが彩られた美しいプレートです。

カポナータには茄子のほか、セロリ・赤ピーマン・玉ねぎ・オリーブの実が入っていてとてもさっぱりとした味付けになっていて、表面パリッ中はしっとりとしたロティとの相性は抜群です。

ボリュームがあるので、しっかりランチを摂りたい人にもおすすめです。

カフェ自家製のシトロナードは、レモン・生姜・蜂蜜のシンプルなドリンク。程よい酸味ととっても甘さ控えめなシトロナードは大人の味。さっぱりスッキリした味わいで、プレート料理にもピッタリです。

デザートも日替わりで揃っていて、季節のフルーツなどを使った焼き菓子が常時５種類ほど用意されています。

この日はバナナブレッドがおすすめだったので、そちらをチョイス。

先ほどのシトロナードとは打って変わって、パンチのある、それていてくどくないバナナの風味と甘みがたまりません。やわらい食感はThe 食後の王道デザートって感じです。

このほかにもカフェで採用しているコーヒーや、マリオンさん自らがフランスで買い付けてきたというブロカント(食器類)も取り扱っており、センスが光る可愛いもので溢れています。

13時前〜午後のティータイムはいつも満席なので、12時を過ぎたころのランチタイムが空いていて狙い目ですよ！

On Partageいかがでしたでしょうか？料理やドリンクの質の高さ、おしゃれな空間はもちろんですが、私がリピーターになった理由は、ここで働くスタッフたちの優しさと心遣いが漂う空気感にとても癒されてファンになったからです。

そんなパリ流のおもてなしカフェ・ On Partageで、旅の素敵なひと時をPartage(シェア)してみてくださいね♪