2022.06.18
キャンピングカーで時間にとらわれない自由な旅を
クレソンジャーニーエボライト
近年、BBQやキャンプ、グランピングといったアウトドアレジャーに注目が集まっています。それに付随し、人気が高まっているのがキャンピングカーです。
さまざまな設備があり、「移動できる家」のようなキャンピングカーは、昔から憧れを抱いていたという方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなキャンピングカーでの一泊体験をレポートします!
広さ抜群。快適空間のキャンピングカー
今回、レンタルさせていただいたのは、千葉県にあるエルモンテRV船橋本店です。大きな倉庫にはたくさんのキャンピングカーが並んでいました。
事前にオンライン予約を済ませ、受付に行くと注意事項やキャンピングカーの使い方などを教えていただきました。
そして今回レンタルしたキャンピングカーはこちら。
「クレソンジャーニーエボライト」というキャブコンバージョン(キャブコン)のキャンピングカーです。キャブコンとはトラックのベースに居住スペースを乗せたタイプで、キャンピングカーというと真っ先に思い描く見た目のもの。他にはワンボックスカーやミニバンなどの車をベースにした、バンコンというタイプもあります。
クレソンジャーニーエボライトは、普通免許で乗れる一番大きなキャンピングカーで、居住性が良いのが特徴です。
中は、想像以上に広い! 182cmある夫が膝を曲げずに、普通に歩いて移動できます。木目調の高級感ある内装も素敵です。ベッドにもなるリビングスペースのソファは硬すぎず柔らかすぎず、ちょうどいい。エアコンや照明も細かく設定でき、快適です。
こちらはキッチン。タンクに水を入れて使用するタイプのシンクに、電子レンジ、冷蔵庫、冷凍庫が完備。
上の棚にはカセットコンロもあります。
運転席も広く、真ん中の背もたれを起こせば、前に3人乗って同じ景色を見て会話をしながら運転できます。
ベッドは4つあり、1つは運転席の真上。板を手前にスライドすると180cm×180cmの広々としたベッドスペースに。備え付けのハシゴで登ります。
両サイドに窓がついています。ここから外を見ると、普段では見ることのできない高さから景色を見られるし、小窓というのが秘密基地気分で面白いです。
2つ目のベッドは、リビングスペースのソファです。テーブルを外し、背もたれのクッションを引くと……
幅広のベッドに!
先ほどのベッドも、こちらのベッドも組み立ては意外と簡単で、運転疲れでちょっと横になりたいなという時に、ささっと出すことができます。
窓は網戸にしたり、完全に光が入らないようにすることもできます。機能の多さに、知るたびにわくわくしました。
残りのふたつは、後方にある2段ベット。私たちは、荷物置きや娘のお昼寝に使いました。他の2つと比べると狭いのですが、逆に娘は気に入ったようでゴロゴロしたり、おもちゃを持って行って遊んでいました。子どもってこういったスペースが好きですよね。
収納の多さにも驚きました。この写真以外にもたくさんあり、暮らすように旅をしても、これだけの収納があれば居住スペースが窮屈になることはありません。
トイレをつけることも可能です。オートキャンプ場などでは共同トイレがあっても、行くのが大変だなという時、渋滞にはまってしまった時にとても助かります。外すこともできるので、サーフボードも入る広さと高さは収納として使うこともできますね。
ちなみに、ウィンタースポーツをされる方へのおすすめポイントとして、タイヤがフルタイム4WDのため、スキー場の坂道も問題なく走行できるという面も。キャンピングカーだと中で着替えができるので、更衣室にもなりますね。
ちなみに中は土足厳禁です。靴を入れるためのシューズボックスもあるので、居住スペースを清潔に保てますね。
準備も片付けも楽々。大自然で食事を満喫
訪れたのは埼玉県飯能のオートキャンプ場、ケニーズファミリービレッジ。
河原サイトは目の前に川があり、涼やかで気持ちよかったです。
朝レンタルし、移動中にすっかりおかなが空いてしまったので、キャンピングカーの中でお昼ご飯に。キャンプと違い、テントの設営やテーブル、椅子を運ぶ作業がなく好きなタイミングですぐ好きなことをできるのは良いですね。窓から見える木々の緑も綺麗で癒されます。
昼食後のんびりタープを張りました。キャンピングカーの側面後方にある扉から荷物を出し入れできます。この収納は、テーブルや椅子、30Lのクーラーボックスなどを入れてもまだ余裕がありました。2段ベッドの下にあたる収納ですね。
夕食はダッチオーブンでパエリアを作り。なかなか焚き火台の火力が上がらず調理できずにいましたが、キャンピングカーに備え付けられているコンロを使って下準備を済ませることができ、助かりました。
夜になるとランタンの明かりだけでは、心もとなかったのでキャンピングカーの外灯をつけてみました。すると広範囲に光が届き、片付けの時などとても便利でした。使った食器も共同の流しなどに行かずともシンクでささっと洗えてラクチン。
次の日は、なんと大雨。
ですが、キャンピングカーの中は問題なし。むしろキャンピングカーの醍醐味を味わえました。何度も雨のテント泊をしてきましたが、足もお尻も濡れて冷たい、レインウェアは動きにくいなんてことがありました。それはそれでアウトドア感があって良い思い出ですが、お子さんがいる方やアウトドアに慣れていない方は、濡れないに越したことはありませんよね。
外に出ることなく、雨音を聴きながらゆっくり朝食を楽しめました。
電気は、こちらのモニターで使用量が分かります。エアコンや電子レンジ、照明などを使うと電力が減りますが、特に気にせず一晩使っても問題ありませんでした。走ると、また充電される仕組みです。
ふらりと寄れる、いつでも寝れる自由さ
キャンプ場をチェックアウトした後も、まだ小雨が降っていたので、何かないかなと走っていると温泉を見つけました。
高い天井の休憩スペースが素敵な、さわらびの湯。熱々の温泉でスッキリした頃には、雨は上がっていました。
またまた走っていると面白そうな施設を見つけたので駐車。キャンピングカーは高速道路も普通車料金で通れるので経済的。駐車場でも普通車と同じところに停められます。
発酵と健康のテーマパークOH!!!にてランチをテイクアウトしました。
店内も良かったのですが、人が多かったので車内へ。プライベート空間を満喫できるのもキャンピングカーの良いところですよね。
何時の飛行機に乗らなきゃ、何時までに帰宅しなきゃという制限がないキャンピングカーは、旅の自由度を格段に上げてくれると実感しました。
どこでも寝れちゃう、気になったところにもすぐ行けちゃう。こんなにフットワークの良い住まいはありませんよね。
今度は一泊ではなく、もっともっと長く借りたいと思いました。
フリーランス。旅行、アウトドア、マリンスポーツが大好きな二児の母です。今1番楽しいことは、子供の成長に合わせて、日本国内・海外を旅すること。宿泊レポや美容体験、フードの記事が得意です。ヘルシーでアクティブな記事をお届けしていきます!
◆Instagram:@ayano_nico1209
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