special

2026.06.02

映画『いろは』と長崎について語る。 #森田想の韓国偏愛日和 番外編

映画『ソロモンの偽証』『朝が来る』『タイトル、拒絶』『わたし達はおとな』『辰巳』などさまざまな作品で大活躍の俳優・森田想さん。現在は配信中の「九条の大罪」(Netflix)にも出演しています。

実は韓国語が堪能で、年に数回渡韓するほど韓国通の森田さんによる、韓国コラム連載です。

今回は番外編として、5月22日に全国公開となった映画『いろは』の舞台挨拶直後の森田さんを直撃! 映画を中心に、たっぷりとお話を伺ってきました。

「2人だけの姉妹っぽさが出ていた」

――映画、すごく面白かったです。姉妹のどちらにも共感できたし、関係性がリアルでハラハラもしたんですけど、終わってみると姉妹っていいなあという気持ちに。森田さん、ごきょうだいは…?

3つ上に兄がいます。私はそれがいいところだなと思ってるんですけど、上が男で下が女の、いわゆる“THE きょうだい”な感じです。周りには姉妹がいる友だちも多くて、その子たちの話を聞いていると、より友だち感が強い関係性なのが姉妹だなという印象だったので、そこに憧れはありましたね。

――実際には妹の森田さんが、今回はお姉さんになったわけですね。

生粋の妹気質なので、お姉さんぶるのが得意じゃないんです。役者同士は他人なわけですから、一歩間違ったら偉そうになっちゃうかなと考えたりはしていましたね。でも、純粋に脚本の通りに読んでみて、主演の(川島)鈴遥ちゃんと私だけの姉妹っぽさみたいなものがうまく出ていたかなと思います。

――演じていて、今“姉妹っぽさ”が出ているなと思った場面はありました?

のりしろ――セリフが終わったあと、脚本に何も書いてないところがあるんですけど、そこで大体二言三言続けてそのシーンの撮影が終わることが多いんです。そういう部分で、姉妹っぽさは感じていました。ただ、今回は長崎弁だったので、最初のほうはお互い長崎弁でアドリブをするのが難しくて。そんなぎこちなさがあった序盤から、後半は結構自然にそういうのが出たりする感じが関係性を描くのに生きていたかなと思います。

森田さんが花蓮に共感したところは?

――今回の作品は順撮りだったんでしょうか?

はい、順撮りでしたね。

――そうすると、印象的だった森田さん演じる花蓮が、3人の父親候補と会うたびにキャラクターも服装も変わっていくのもだんだんと…だったわけですね。

私はお洋服でこういうキャラクターなんだなと把握することが結構多いので、服装が変わるのはすごくありがたかったです。プラス、人によってここまでジャンルが変わるんだ、というのは驚きでした。スカートよりパンツ派、とかそういうことじゃなくて、もう人ごと変わっていましたからね。でも、第一の男、第二の男、第三の男…と、順撮りだったので、最後に近づくにつれてあんまり隠せなくなってきて、うまくキャラ変ができているわけでもないみたいな感じが動揺として出せればいいなとは思っていました。

――そんな花蓮に共感できる部分ってあったんでしょうか?

花蓮は周りに人がいてこそというか。誰かに自分の存在を認めてもらって嬉しくなって、みたいな気持ちはもちろん理解ができます。花蓮の場合は、それがひたすらに異性関係の男性だった、と。あとは長崎の佐世保で生まれて、市内にも行ったりするような生まれ育った環境みたいなものも関係してるのかな。そこは自分とは近しいものではなかったので、花蓮のことを理解するにあたって考えたりはしましたね。

――SNSなどのコメントでは、特に最後のほう、堤防のところでの森田さんのお芝居が素晴らしかったというコメントをよく見ました。

あそこもすごくアドリブっぽい撮り方をしたので――脚本にはちゃんと終着点的なセリフもあるし、途中のやりとりも書いてあったんですけど、順撮りで撮っていた意味も、そこにたどり着くまでの過程だったというか。書かれているセリフよりも、自分の言葉にできるんだったらそっちのほうがいいというお話を監督からいただいていました。でも、あのシーンは私が“出す”側ではなくて、鈴遥ちゃん演じる伊呂波の反応を受ける側だったので、たぶんセリフはあまり変えていなかったと思います。伊呂波がどんな風に言うのか、あの場に立ってみないとわからない面白さ、ドキュメンタリーっぽさもありましたね。

必見!長崎でハマったもの

――撮影は実際に長崎で行われたそうですね。長崎でハマったものはありました?

この間も舞台挨拶で長崎に行った時に買ったんですけど、雲仙に雲仙ハムっていうのがあるんです。これが想像を超える美味しさなんですよ。今冷凍してあって、今日の朝も食べました。

映画の中で民泊で朝食を食べるシーンがあるんですけど、制作の方が用意してくれた朝ごはんの中に雲仙ハムがあって。で、衝撃。これを食べるためにこのカット何回やってもいいかも、みたいな気持ちになっちゃうくらい美味しかった(笑)。

――何がそんなに美味しかったんでしょう?

とにかく味が濃いんですよ。ボロニアソーセージっていって、粗挽きのお肉がぎゅっと固まってるソーセージなんです。めっちゃ脂っぽくて、それをカリカリに焼くんですよね。味が濃いから、これくらい(指で小さな丸をつくって)でごはんこれくらい(2,3口の量)を食べるみたいな。でも、こっちの居酒屋さんにも、たまに雲仙ハムのハムカツがあることに気づいたんです。なので、最近は雲仙ハムを取り扱ってる居酒屋さんを探しています(笑)。すごく美味しいので、みんなに食べてみてほしい!

映画『いろは』はヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開中!

スタイリスト/入山浩章
ヘアメイク/江指明美(mod’shair)
撮影/金井尭子
取材・文/あまのさき

>>vol.1 新大久保でも珍しい、済州島料理が食べられるお店
>>vol.2 街を感じつつ一ヶ所で効率良くショッピングするなら漢南洞に行くべし!
>>vol.3 【韓国・ソウル】漢南洞ショッピングツアー第2弾!
>>vol.4 1番古い韓国料理の記憶は? #森田想の韓国偏愛日和
>>vol.5 韓国最新スポット・OLIVE BETTERで買ったオススメのお土産

RECOMMEND

CATEGORY