2026.05.12
ふたつの「ふふ 旧軽井沢」で過ごす2泊3日トラベルリレー<後編>
Day 2 光の宿から森の宿へ——静養の森
ふふ 旧軽井沢 静養の森


軽井沢エリアから旧軽井沢エリアへ、車で約7分——たったそれだけの移動で、旅の空気がガラリと変わりました。「ふふ 旧軽井沢 静養の森(以下、静養の森)」は、名所・雲場池のほとりに位置する閑静なリゾート。古くからその地に魅了され、別荘地として知られていますが、テニスコートや教会など、今でも歴史と文化が残った魅力的なエリア。木々に囲まれ、風に揺れる木漏れ日を感じられる落ち着いた空気感は、静養を目的とするデスティネーションとして最適です。
15:00 チェックイン——森の静寂へ

エントランスをくぐると、まず目を引くのが落ち着いたトーンの空間。ニレの木を使用したコンシェルジュデスクをはじめ、軽井沢で自生していた白樺が内と外を繋ぎ、旧軽井沢の大人のためのシックなリゾートを演出しています。



旧軽井沢通りに面した立地で、散策したり観光を楽しめるようレンタサイクルも。

“集いの暖炉”を囲う丸いソファがアイコニックなラグジュアリースイートをはじめ、全室に備えられた暖炉。揺れる炎がもたらす温かな光と静寂は、陽光の風の明るいビタミンカラーとは対照的な、深い安らぎを与えてくれます。






ブラックウォールナットとウォールナットの2色をベースに、リゾートらしい大きなソファとベッドをしつらえた客室は、上質で心地よい佇まい。矢張りの壁やオリジナルカーペットには木々の葉脈が表現され、敷地内に雲場池から流れ込む川を着想源とした水面を感じるインテリアなど、客室にいながら旧軽井沢の自然に浸れる空間が演出されています。
16:00 温泉——単純弱放射能温泉で、森林浴の如く

「静養の森」はまろやかな肌触りの単純弱放射能温泉。24時間適温に保たれた客室温泉は、好きな時間に何度でも楽しめます。


大きな窓を開け、外気浴をしながら浸かる湯浴み——火照った身体に冷涼な軽井沢の空気が触れる瞬間は、何とも言えない清々しさに満ちていました。「陽光の風」の岩盤温泉とはまた異なる、穏やかな自然との対話のような温泉体験でした。
18:00 夕食——発酵文化を取り入れた日本料理



















「静養の森」のダイニング「紙音(しおん)」では、コース全体で旧軽井沢の自然を感じられる日本料理をいただきました。長野県では発酵文化が発展しているという背景から、発酵熟成された食材を多く使用したり、日本料理では珍しいパンを取り入れたり、地元食材だけでなく、食文化を感じられるようなコース。
目の前で焼き上げられる信州牛の芳香が食欲をそそり、シェフの手さばきに思わず目を奪われます。
鉄板焼も選べるとのことで、滞在中の気分に合わせてダイニングスタイルを変えられるのも「静養の森」ならではの楽しみ。昨夜のジャパニーズフレンチとはまったく異なる、和の豊かさに満ちた夕食でした。
中庭の季節の移り変わりを愛でるカウンター席やゆったり過ごせる個室も。
21:00 Barラウンジで食後の一杯

コースの〆のデザートに合わせて、Barラウンジへ移動しました。暖炉の温かな炎とやわらかな照明に包まれた重厚な空間には、ジャズミュージックが静かに流れています。


軽井沢の地を表現したオリジナルカクテルや世界各国のウイスキーなど豊富なラインナップ。
夜の薪火の揺らぎやライトアップされた木々を眺めながら、お気に入りの一杯を手に、森の夜に溶け込むような時間——これが「ふふ 旧軽井沢 静養の森」の夜の締めくくりにふさわしい場所でした。
Day 3 森の朝、そして旧軽井沢を歩く
8:00 朝食——地元の食材で整える和朝食










3日目の朝、「静養の森」での朝食はほかほかに炊き上げたご飯と、地元の食材を使った和朝食。一汁三菜の丁寧な仕上がりに、旅の最終日の朝にふさわしい温かさを感じます。暖炉の余韻が残る静かな食卓で、森の朝をゆっくりと味わいました。
10:00 客室温泉でゆっくりと

チェックアウトまでの時間は、再び客室の温泉へ。まろやかな単純弱放射能温泉に浸かりながら、2泊3日の旅を静かに振り返ります。24時間好きなときに入れる客室温泉の気軽さが、最後の朝にことさらありがたく感じられました。湯船に身を沈め、窓の外の森をぼんやりと眺める。この静かな時間が、静養の森での滞在をそっと締めくくってくれました。 最後の湯浴みは、旅の余韻をからだに刻むような、静かで満ち足りた時間でした。
11:00 チェックアウト → 雲場池・旧軽井沢通りを散策

チェックアウト後は、車でわずか3分の雲場池へ。池の周囲には約20分で一周できる遊歩道があり、散歩に最適です。軽井沢の自然をたっぷりと感じながら歩くこの時間が、旅の余韻を豊かに締めくくってくれました。
続いて旧軽井沢通りへ。メインストリートの両側には土産店や飲食店が並び、路地を覗けば隠れた名所も見つかります。食べ歩きを楽しんだり、お気に入りのお土産を選んだりしながら、軽井沢のゆっくりとした時間の流れに身を委ねるひと時でした。
旅を終えて——2軒の「ふふ」、それぞれの答え

2泊3日のトラベルリレーを通じて感じたのは、「対照的であることの豊かさ」でした。陽光の風が「光と生命力」を体現するリゾートなら、静養の森は「静寂と深み」を纏うリゾート。ビタミンカラーと岩盤温泉、ジャパニーズフレンチvs暖炉と森の温泉、鉄板焼きとBar。どちらも確かに「ふふ」でありながら、まるで異なる旅をしているような豊かさがありました。
どちらが好きか——と問われれば、それは旅するその日の「自分の気分」次第だと思います。エネルギーをチャージしたい時は陽光の風へ、心を深く静めたい時は静養の森へ。2軒それぞれに、それぞれにしかない答えがあります。
「そこにしかない土地の力、そこにしかない体験」を届けるふふのトラベルリレー。開業から2年を経た今もなお、軽井沢を訪れるなら、ぜひこの2泊3日の旅の形を選んでみてください。きっとどこよりも豊かな軽井沢の記憶が、あなたの中に刻まれるはずです。
■ ふふ 旧軽井沢 静養の森(せいようのもり)
住所:〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1299-2
公式HP:https://www.fufukyukaruizawa.jp/
客室数:全20室
お料理:信州の食材を使用した日本料理・鉄板焼き
館内施設:ロビーラウンジ、レストラン、Bar
温泉:単純弱放射能温泉(全室温泉付き・全室暖炉付き)
予約:Small Luxury Resort 総合予約センター TEL:0570-0117-22
公式サイト:https://www.fufujapan.jp
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17歳から読者モデルとして「Vivi」「JJ」「non-no」など多数女性誌に出演。6年にわたってMBSラジオパーソナリティを務める。大学卒業後、化粧品会社勤務を経て、フリーランスに転身し、ヨガインストラクターを務める傍ら、トラベルライターとして世界中を飛び回る。過去渡航した国は47カ国。特にタイに精通し、渡航回数は30回以上。ハワイ留学、LA在住経験有り。現在は拠点を湘南に移し、全国各地を巡りながら、東京と行き来してデュアルライフを送る。JSAワインエキスパート呼称資格取得。
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