パリっ子に人気のパティスリーで、グルテンフリーケーキに舌鼓。
FOOD

2019.12.24

パリっ子に人気のパティスリーで、グルテンフリーケーキに舌鼓。

パッサージュに隠れた超人気パティスリー

オーガニック素材をふんだんに使ったデザートやドリンクが楽しめるカフェやパティスリーの中で、今回はパリならではの空間・パッサージュとよばれるアーケード街にたたずむ隠れ家的名店をご紹介します。

さて、やってきたのはパリ屈指のおしゃれエリア「サンジェルマン・デ・プレ」。
ここから少し歩いたオデオン地区に噂のパティスリーがあります。 

メトロ4番線・ 10 番線のオデオン駅。
学生街としても有名で、付近にはソルボンヌ大学などもあり、若者で賑わっています。 

オデオン駅に着いたら1番出口( r. de l’école de Médecine) を目指します。 
出口からすぐ目の前の通りに、パッサージュが見えてきました。 

こちらのパッサージュの名前は、 Cour du Commerce St.Andre( クール デュ コメルス サンタンドレ)。 
1730 年ごろから歴史を持つこの場所は、時を経て形を変えて現在のパッサージュへと進化していきました。  

入り口すぐ左には、紫の看板が。今回ご紹介する「 Un dimanche à Paris (アン・ディモンシュ・ア・パリ)」の案内があります。 

この日は土曜日でたくさんの人たちで賑わっていました。
通りをまっすぐ80 m くらい進んでいくと、右手側にありました。 

Un dimanche à Paris ー フランス語で「あるパリの日曜日」。
なんだかとってもおしゃれなネーミングのショップです。  

さっそく中をのぞいてみると、入り口まで人が溢れています。 

こちらのお店、実はレストラン併設型のパティスリーでオリジナル製品の直売所のほかアトリエ工房、料理学校までが一体となっている大きな建物です。
屋上の塔はなんと13世紀に建てられたものがそのまま残っているそうです。

こちらがスイーツやデザートの直売所コーナー。
モダンなデザインの空間には、チョコレートやキャラメル、飴やケーキまでオリジナル商品がたくさん並んでおり、見るだけでも楽しめます。

商品の一例はこんな感じです。

チェリー型がかわいいパテ・ダモンド(2.7€/約326円)
チョコレート各種。トリュフタイプからナッツ類の入ったものまで種類は豊富。

キャラメル各種 (一箱9€/約1,090円)

こちらでしか買えないオリジナル商品ばかりなので、他のお土産とは差をつけたいという観光客の方に大変人気なんだとか。

試食サービスもありました。こちらはチョコレートビーンズ。

旬のフルーツ×グルテンフリーでとってもヘルシー

こちらのお店、人気ナンバーワンはケーキ類。
併設のレストラン では、毎日12時〜18時限定でサロン・ド・テをいただけるということで、ケーキは直売所のショーケースから自分で選ぶスタイルです。

この日は多くの人で賑わい、ケーキの数も種類もわずかでした(泣)
なので時間がある方はランチ後の昼下がりに向かうのをおすすめします。

左:塩キャラメルとチョコ×クリームが楽しめる Le GALET(9.5€/約1,150円)
右:レモンとメランゲのケーキ La Tartelette Citron Meringe( 8.5€/約1,028円)
バナナ×コンバワ(タイの柑橘類)のチーズケーキ  Le Cheesecake Banane&Combawa(9.5€/約1,150円)
9月限定のケーキ! フランスのフルーツ・ミラベルを使った La Tartelette Mirabelle, The vert(8.5€/ 約1,028円)

人気の秘密は 季節ごとに旬のフルーツをふんだんに使ったケーキ。
季節によって使うフルーツも変わるため、毎回訪れるたびに違うケーキが楽しめるのです。

そしてほとんど全てのケーキがグルテンフリー。
今回は定番人気のLe GALETと9月限定のケーキ La Tartelette Mirabelle, The vertを注文してみました。

注文が終わったら、渡された注文用紙を持ってレストランへ。
レストランへ向かう通路の途中には、工房をのぞくことができました♪

レストラン入り口

こちらもモダンで広い空間がひろがっています。

先ほどのケーキたちとあわせて、ドリンク類も選んでみました。

オーガニックのEtiopie Moka Sidamo(4.5€/約545円)

こちらはエチオピア産シダモ豆を使った香り豊かなオーガニックコーヒです。
おまけでついてくるオリジナルのチョコも大変おいしく、コーヒは濃いめのエスプレッソかアメリカーノが選べますが、今回はエスプレッソにしました。

Alain milliat(アラン・ミリア)のネクタージュース・ピンクグレープフルーツ味(8€/約968円)もチョイス。

フランスでは有名な超高級果樹園の経営者でもあるアラン・ミリア氏は「厳選した果実の採れたての美味しさをジュース・ネクターを通じて届けたい」という理念のもと、逸品のジュースを多く生み出しています。
星付きレストランでも親しまれており、非常に濃厚ななめらかな舌触りが特徴。
まるで搾りたての果実のようなフレッシュさと素材そのものの甘み、酸味、苦味などがバランスよく楽しめるさっぱりしたジュース。
保存料や着色料なども一切使用していないので、体にもやさしいのも嬉しいですね。

さて、先ほど頼んだケーキも登場。

Le GALETはまるで宝石のようなミントブルーのチョコレートにコーティングされた塩キャラメルクリームとキャラメルソース、土台部分のカラメル風味のビスキュイがマッチ。

特にグルテンフリーのビスキュイは小麦独特の重さもなくとても香ばしい食感と味わい、程よい甘さのクリームと相性抜群です。

こちらは季節のフルーツを使った月替わりメニューの一番人気の La Tartelette Mirabelle, The vert。

ミラベルはフランスでしか採れない国民的フルーツで、主に夏から秋が旬。
日本では西洋スモモと呼ばれており、オレンジのような杏のようなプルーンのような食感と風味です。
ビタミンやカリウムもたっぷり、美容と健康にもグッド。
金色の宝石なんて呼ばれたりして、フランス人はジャムにしたりケーキにしたりと親しんでいるミラベル。

そんなミラベルをふんだんに使ったコンフィの下にはアーモンド&ヘーゼルナッツのビスキュイを敷き、ホイップクリームにはグリーンティーを混ぜて、プラムを乗せたケーキ。
まさに季節の逸品。

緑茶の風味と甘さ控えめのホイップクリームが、酸味のあるプラムとミラベルの爽やかな自然の甘さをしっかり引き立てています。
最後にアーモンド&ヘーゼルナッツのビスキュイの風味と軽やかな食感、口に入れたら誰もが幸せになれる味です。

しつこいようですが、こちらのデザートもグルテンフリー。
体にも優しいケーキなので、女性の方や小麦アレルギーの方には特に嬉しいです。

フランスには溢れんばかりのパティスリーがあるので、滞在中はつい食べ過ぎちゃうということもありますが、こちらのヘルシーで旬なケーキをぜひ味わってみてくださいね。

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