たべきり保存食レシピ recipe no.5 サルシッチャ
FOOD

2020.03.05

たべきり保存食レシピ recipe no.5 サルシッチャ

発酵も、燻製も、自分でできる!自分でつくる!

たべきり保存食レシピ

recipe no.5 サルシッチャ

いつもお店で購入している食べ物って、 実は自分でつくれるんです!
おうちで仕込めば素材にこだわることができるし、 添加物がなく安心安全、リーズナブル。 なにより市販のものより断然おいしい!
ここでは、ひとり暮らしでもつくりやすい “ちょうどいい量”のレシピをお伝えします。

本日の保存食

salsiccia

3回続いた加工肉レシピのラストです。サルシッチャとは、イタリア語で生ソーセージのこと。今回は、面倒な腸詰めの手間を省いて、ラップを使って手軽に作れるレシピをご紹介します。作って保存しておけば、そのまま焼いて食べられるし、具材として炒め物や煮物、パスタやホットドッグなどの料理に使うこともできて、とっても便利。バジルやフェンネル、ローズマリーなど、お好みのハーブを入れて、自分好みにアレンジしてみてください。

保存期間:加熱しない生のまま冷蔵庫で3日間 冷凍庫で1ヶ月間程度

材料

  • 豚ひき肉 200g
  • 塩 小さじ1
  • こしょう 少々
  • 白ワイン 大さじ1
  • パセリ(みじん切り) 大さじ1
  • にんにく(みじん切り) 1/2片

パセリのほかに、お好みのハーブを入れてもOK。
ドライハーブを使う場合は、分量を小さじ1/2にしてください

1 材料をよくこねる

ボウルにすべての材料を入れて、ねばりが出てくるまでよくこね合わせる

2 タネをラップで包む

できたタネを3等分にしてラップで棒状に包み、両端をキャンディしぼりにしたら、端を折り込む

3 冷蔵庫で寝かせてなじませる

ラップに包んだタネを冷蔵庫に入れて一晩寝かせたら、生のサルシッチャとしては、これでできあがり。
タネを冷やすことで材料がしっかりとなじみ、ジューシーに仕上がる

Point

冷蔵庫で寝かせなくても、すぐに使えますが、焼いたときにバラバラになりやすいです
この状態で、冷蔵庫で3日間、冷凍庫で1ヶ月間程度の保存が可能です

4 シンプルに焼いて食べるなら

フライパンにオリーブオイル小さじ2を入れて加熱、ラップをはずしたサルシッチャを並べて、両面を焼きつける。
フタをして弱火で3 ~4分くらい蒸し焼きにし、少し押して弾力を感じたら焼き上がり

つくったサルシッチャで一品!

「サルシッチャと菜の花のパスタ」

材料(2人分)

  • ショートパスタ 100g
  • (今回はカサレッチェを使用)
  • サルシッチャ(生) 2本
  • 菜の花 1/2束
  • トマト 1/2個
  • オリーブオイル 小さじ2
  • 白ワイン 大さじ2
  • こしょう 少々
  • パルミジャーノチーズ お好みで

1 

菜の花は食べやすい長さに切って、茎と葉に分ける。トマトは一口大にカット

2 

鍋に2リットルのお湯を沸かし、小さじ4の塩を入れてパスタを茹でる。
茹で上がり直前の鍋に菜の花の茎→葉の順に加え、さっと茹でて湯切り。茹で湯は少しとっておく

3 

パスタを茹でている間にパスタソース作り
フライパンにオリーブオイルを熱して、サルシッチャをちぎって軽く形を整え、フライパンに並べて焼きつける

4 

トマトを加えてざっと混ぜたら白ワインを注いで アルコールを飛ばす。
味を見て薄ければ、パスタの茹で湯を少量ずつ加えて塩味を調整

5 

茹で上がったパスタと菜の花を加えて、こしょうをふり、加熱しながらあえたら完成。
お皿に盛って、お好みでパルミジャーノチーズをかける

(献立担当) 鈴木聖子 Seiko Suzuki

料理研究家。大学で栄養学を習得し、卒業後は飲食店のスタッフトレーニングや商品開発の仕事に従事。その後オーストラリアへ渡り、レストランで働きながら食文化を学ぶ。帰国後はクッキングスクールに10年間勤務。2013年から「3さいからはじめる料理教室 KISSAKO」を主宰。季節の食材を使う料理レッスンのほか、企業向けのレシピ開発、ケータリング、加工食品販売なども手掛ける。頭の中は常においしいもののことでいっぱいな二児の母。

料理教室・料理研究家KISSAKO / instagram / facebook

企画構成・編集・文/依知川亜希子 撮影/真名子

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