いつもお店で購入している食べ物って、
実は自分でつくれるんです!
おうちで仕込めば素材にこだわることができるし、
添加物がなく安心安全、リーズナブル。
なにより市販のものより断然おいしい!
ここでは、ひとり暮らしでもつくりやすい
“ちょうどいい量”のレシピをお伝えします。
本日の保存食


salsiccia


3回続いた加工肉レシピのラストです。サルシッチャとは、イタリア語で生ソーセージのこと。今回は、面倒な腸詰めの手間を省いて、ラップを使って手軽に作れるレシピをご紹介します。作って保存しておけば、そのまま焼いて食べられるし、具材として炒め物や煮物、パスタやホットドッグなどの料理に使うこともできて、とっても便利。バジルやフェンネル、ローズマリーなど、お好みのハーブを入れて、自分好みにアレンジしてみてください。
保存期間:加熱しない生のまま冷蔵庫で3日間
冷凍庫で1ヶ月間程度


- ・豚ひき肉 200g
- ・塩 小さじ1
- ・こしょう 少々
- ・白ワイン 大さじ1
- ・パセリ(みじん切り) 大さじ1
- ・にんにく(みじん切り) 1/2片


パセリのほかに、お好みのハーブを入れてもOK。
ドライハーブを使う場合は、分量を小さじ1/2にしてください


ボウルにすべての材料を入れて、ねばりが出てくるまでよくこね合わせる




できたタネを3等分にしてラップで棒状に包み、両端をキャンディしぼりにしたら、端を折り込む




ラップに包んだタネを冷蔵庫に入れて一晩寝かせたら、生のサルシッチャとしては、これでできあがり。
タネを冷やすことで材料がしっかりとなじみ、ジューシーに仕上がる




冷蔵庫で寝かせなくても、すぐに使えますが、焼いたときにバラバラになりやすいです
この状態で、冷蔵庫で3日間、冷凍庫で1ヶ月間程度の保存が可能です


フライパンにオリーブオイル小さじ2を入れて加熱、ラップをはずしたサルシッチャを並べて、
両面を焼きつける。フタをして弱火で3 ~4分くらい蒸し焼きにし、少し押して弾力を感じたら焼き上がり


つくったサルシッチャで一品!
「サルシッチャと菜の花のパスタ」


生のサルシッチャをパスタにアレンジ。手でちぎって加えることで、食感の変化も楽しめます。ジューシーなサルシッチャの旨味と、春らしい菜の花の風味、フレッシュトマトの酸味が見事にマッチした、イタリアンな一皿です。
材料とつくりかた(2人分)


- ・ショートパスタ 100g
(今回はカサレッチェを使用) - ・サルシッチャ(生) 2本
- ・菜の花 1/2束
- ・トマト 1/2個
- ・オリーブオイル 小さじ2
- ・白ワイン 大さじ2
- ・こしょう 少々
- ・パルミジャーノチーズ お好みで
1. 菜の花は食べやすい長さに切って、茎と葉に分ける。トマトは一口大にカット
2. 鍋に2リットルのお湯を沸かし、小さじ4の塩を入れてパスタを茹でる。
茹で上がり直前の鍋に菜の花の茎→葉の順に加え、さっと茹でて湯切り。茹で湯は少しとっておく


3. パスタを茹でている間にパスタソース作り
フライパンにオリーブオイルを熱して、サルシッチャをちぎって軽く形を整え、フライパンに並べて焼きつける


4. トマトを加えてざっと混ぜたら白ワインを注いで
アルコールを飛ばす。
味を見て薄ければ、パスタの茹で湯を少量ずつ加えて塩味を調整


5. 茹で上がったパスタと菜の花を加えて、こしょうをふり、加熱しながらあえたら完成。
お皿に盛って、お好みでパルミジャーノチーズをかける


読むだけレシピ
「サルシッチャとキャベツのオイル蒸し」
フライパンに油を敷いてサルシッチャを炒める。
ちぎったキャベツをたっぷり加えてフタをして蒸らし、
しんなりしたら塩こしょうで味付けして、できあがり
企画構成・編集・文/依知川亜希子
撮影/真名子