2019.08.27
メーガン妃もご愛用 オーストラリアの万能ティーツリーオイル
アメリカのファッション雑誌 Allure に、イギリスのメーガン妃はこう答えています。
「旅行の時に、これなしでは生きていけないというものが1つあります。それが小さな容器に入れたティーツリーオイルです。」
日本でも徐々に認知度が高まっている“ティーツリーオイル”。
原産国であるオーストラリアより、その豊富な使い方をたっぷりお届けします。
“ティーツリーオイル”とは?
名前だけ聞くと茶葉からできたオイルのようですが、飲むためのお茶とは実は無関係です。
※一説では、 18 世紀にオーストラリアへ就航したキャプテン・クックが、同じ属性の「異なる植物」を煮てお茶にしていたため、とも言われているそうです。
ティーツリーの繁殖エリアは、シドニーがあるニューサウスウェールズ州や、ゴールドコーストが有名なクイーンズランド州です。
オーストラリアの原住民アボリジニの人々は、なんと 1788 年に西洋人に開拓される前からこのティーツリーの葉を薬として使用していたそうです。
歴史がありますね。
ティーツリーオイルの老舗「 Thursday Plantation 」
最近ではコスメブランドからも多数販売されているティーツリーオイルですが、今回は 1976 年創業の老舗「 Thursday Plantation( サーズデイ プランテーション)」をご紹介します。
ちなみに、会社名に入っているサーズデイ(木曜日)は、ティーツリー農園の許可通知が来た日が木曜日だったことに由来するそうです。
様々なお店が Thursday Plantation の商品を取り扱っていますが、オーストラリア主要地域をカバーしている priceline (プライスライン)や Chemist Warehouse (ケミストウェアハウス)という薬局でも入手できます。
自分用やご家族のお土産用に、ふらっと立ち寄れる気軽さが嬉しいですね。
オーストラリアの薬局は、どこもカラフルな値札が目立ちます。
Thursday Plantation の商品は「スキンケア」と「外傷」のエリアに分かれて置いてあります。
王道の 100 %ピュアオイル
ティーツリーオイルは様々な効能が認められているため、商品展開もすごく幅広いです。
まずは、王道の「 100% ピュアオイル」からご紹介していきます。
100 %自然から取れたものだけで作られているので、もちろん添加物は一切なく、お肌の弱い方やナチュラルなライフスタイルを志向している方にもぴったりです。
蓋を開けると、ボタニカルな独特な香りがします。苦手な方もいるかもしれません…
つけ心地はとても”さらっと”していて、肌なじみもとてもよいです。
薬局にも 4 サイズすべて置いてあり、ニーズの高さが窺えました。
「一家に一つ」という感じでしょうか。
次にご紹介したいのが、「しみに効くスティック」です。
これから夏本番。
露出が増え、海やプールへの外出が増える方も多いと思います。
しみは出来ないのが一番ですが、出来てからも諦めずにケアしていきましょう。
ティーツリーオイル効果Best 4
ここからは、具体的な使い道をご紹介していきます。
① にきびを減らしてくれる
複数の研究結果から、ティーツリーオイルににきびを減らす効果があると認められています。
これまで化学物質を含んだ石鹸や薬で解決できなかった方は、一度試してみてもいいかもしれません。
② 肌の炎症を抑えてくれる
アレルギーによって赤み・かゆみ・痛みが出ている肌にも効果があると証明されています。
ある研究では、接触性皮膚炎の場合、症状の 40 %を軽減する効果があることが実証されています。
③ 切り傷・擦り傷、やけどを治してくれる
小さな傷を負った箇所に塗っておけば、消毒効果があります。傷口からの感染も防いでくれます。
また、傷ややけどを負った箇所に塗ると、肌の回復を促進する効果があります。
④虫よけになる
多数の虫よけ剤に使われているディートという化合物よりも効果があると証明されています。
その他にも、以下のような効果があると言われています(提唱に留まるものも含みます)。
・お出かけ時の手指消毒
・頭皮ケア
・口臭を軽減
・ワキの下の菌を消毒・デオドラント
・水虫を軽減、爪真菌症の菌を取り除く
・痛みや風邪、インフルエンザの症状を和らげる
・ストレスや不安を和らげる、安眠効果がある
・化学物質を含まない掃除スプレーを作れる
・野菜やフルーツのカビ落とし
などなど。
この万能さでこの値段は買い
ティーツリーオイルの使い方をたーっぷりとご紹介させていただきましたが、これが約 500 円で手に入るなんてお得すぎませんか?
メーガン妃が旅行のお供に携帯しているのも頷けますね。
オーストラリアへ来たら、まずはお試しに一本購入してみることをおすすめします。
日本のシェアハウスで出会ったオーストラリア人と結婚、メルボルンへ移住。現在は日本の商社の現地法人勤務。好物はフラットホワイト。オーストラリアは多民族国家で、誰に対してもオープンなところが好きです。国内には、プチプラコスメやヘルシーカフェがたくさん! 旅行に役立つ情報をお届けしていきます。
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