2024.02.10
【レポート】日本最大級「CosmeWeek」で見る美容のトレンドと未来
毎年開催されているコスメ・美容を網羅する総合展「CosmeWeek」には、世界中の美容技術やアイテムが集います。今年は、1月17日(水)~19日(金)に東京ビッグサイトにて開催。今回は、コスメブースを回ってきたレポートをお届けします。
CosmeWeek とは?
化粧品・美容業界に特化した販促製品、マーケティングツールが集結する展示会です。毎年3万人以上が来場し、美容や美容医療の未来を考える機会になっています。
今は、インフルエンサーなどでも化粧品やコスメを開発したい人が多く、コスメや美容の未来を背負ったブランドやメーカーの交流の場でもあります。
今年は、例年よりも韓国・中国からの出展も多かった印象。コスメやスキンケア、美容は世界共通のものであることも感じました。
CosmeWeekで見た、今後注目の韓国美容をピックアップ
日本でも注目度が高く、日常に浸透している韓国コスメや韓国スキンケア。美容大国・韓国ならではの進化にも注目が集まっていました。
スキンケア・コスメブランド(既に発売中)
いまや見ない日はない韓国コスメ・韓国スキンケアのなかから、今後注目のものが多く並びました。
DANCING WHALE(ダンシングホエール)
8月より全国のドン・キホーテで販売開始となった日本に初上陸のDANCING WHALE。パッケージのかわいさと鮮やかさが目をひきます。フェイスマスクパックは、全部で4種類。クジラのように美しい肌を目指し、無限の美しさの可能性を持った海から抽出した安全な成分と独自の技術で感動を届ける韓国発ブランドです。
raconteur(ラカンテール)
行ったことのある場所や国の思い出を香りで想いに耽るブランドです。観光地の香りを閉じ込めて、旅気分を味わうことも。
天然素材で作られているのは、韓国ならでは。バハマの首都「ナッソー」、フィンランドの国立公園「オウランカ」、イタリアの港町「ポジターノ」など、香りの種類も豊富。今はまだ韓国のみでの展開です。
LINDSAY(リンゼイ)
2023年11月に発売されてから日本でも大人気のLINDSAY、モデリング マスクカップパック。
今後日本に上陸予定の新作パックもお目見え。韓国では一般的な、セラム等を用いた工程が二つ以上あるタイプ。見た目の可愛さも抜群で販売・展開が楽しみです。
YBK
クリーンな見た目が目を引く、自然由来成分と効能に集中した実力派ブランド・YBK。それぞれの肌の悩みに合わせた正しいアプローチとケア方法へ導く肌専門プランナーです。日本では6月から販売開始予定。
ツボクサエキスやCICAをたっぷり使い、お肌を整え土台を作りたいひとにぴったりなブランド。
注目されている細胞系・科学技術/ドクターズ系
日本でも、現在は注目度が高い、アンチエイジングですが韓国では技術や進化がめざましく、多くのドクターズ・科学スキンケアが登場しています。
RADIPAIR(ラディペア)
強力な抗酸化と抗老化の機能を持つ物質「TFM」を使ったスキンケアを展開するRADIPAIR。科学技術と、新薬開発企業がタッグを組んだスキンケア。今のところ日本未上陸ですが、これから進出が期待されているブランドです。
Genabelle(ジェナベール)
韓国、江南(カンナム)の有名皮膚科院長がプロデュースした高機能ドクターズコスメブランドGenabelle。お悩みに合わせたスキンケアは、日本人にも大人気で、韓国好き・美容好きにはお馴染みと言っても過言ではありません。
Daphnellia(ダフネリア)
ソウル大学の研究チームによる30年の努力の 結果から生まれたヒト臍帯血細胞が含まれている「ヒト臍帯血細胞100,000ppm ママクイーンステムセルスキンケア」。肌の成長因子など89種以上の複合たんぱく質で構成されたエクソソームをたっぷり使うことができます。
上海・中国からも出展が多数
上海や中国からの出展が例年よりも多く、ブースを集約できるほど!アジアの美容の中でも韓国と背を並べる技術進歩が伺えます。
KocoAngel(ココエンジェル)
中国コスメとしてこれから日本でも話題になりそうなのがKocoAngel。中国らしい発色感と、粉類のしっとり感、お肌に馴染みつつしっかりと変化を楽しめるコスメです。中国でトレンドの、星形スタンプアイライナーも注目です。薬事法の関係から日本未上陸ですが、年内承認を目指しているんだとか。
上海からは、ネイルアイテムが豊富
商品写真は撮ることができませんでしたが、上海からはネイルチップや1DAYネイルの出展が多く、デザインも豊富。
休日だけ・夜だけと、簡単にできるネイルシールやチップが多く、上海や香港などでも話題になっているものがずらりと並びました。デザインもありそうでなかったもの、日本ではなく海外だからこそ思いついた遊び心が豊富なものも展開されていました。
海外から日本へ、アジアコスメ以外は?
韓国や中国などのアジアンコスメが注目を集めがちですが、ヨーロッパや他の地域からも多くのメーカーやブランドが集まりました。
新技術はもちろん、美容医療の違いも明確。ホームケア用品も、日本のように時短をうたうものもあれば「スキンケアの時間は減らずべきではない」といったものまで。
肌質の違いで、ヨーロッパ圏などのスキンケアはスルーしがちですが、実は進歩はアジアンビューティーと同じくらい進んでいます。
今後の美容業界は、世界から
日本だけではなく、世界中で進化が進むコスメ・美容商品。今や日本でも当たり前になった韓国コスメ・中国コスメだけではなく、さまざまな国の技術や進化が見られた展示会でした。
最近は美容医療が一般化し、アンチエイジングなども身近になりつつありますが、今後どのようなものに注目が集まるのか、楽しみです。
フリーランス。アイドルをはじめとする、かわいいもの・女の子が大好き。ジャンルレスに執筆する傍らSNS運用分析・リサーチなどが得意。美容とファッション、旅行が好きです。英語・中国語・韓国語を話す資格マニア。
Instagram:@maayaannn3/Twitter:@mayancha1
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