2019.12.17
【フランス式】洗わずに頭皮をケアするドライシャンプーとは?
今回はフランスでのヘアケア事情をお届けします。
こんな話を聞いたことありませんか?
「外国では毎日髪を洗わない」
通年湿気が季節が多い日本では、毎日洗髪する派が圧倒的かなと思います。
真相について、フランスでのヘアケア事情と織り交ぜてレポートしたいと思います。
特に秋〜冬、毎日洗髪しない派がポピュラー
「外国では毎日髪を洗わない」問題。
ここフランスではどうなのか?ということですが
・・・はい、洗いません(笑)
フランスをはじめ多くのヨーロッパの国々は乾燥大国。
9月にも入れば一気に気温が下がり、ケアを少し怠っただけで粉をふきはじめたなんて話はよくあります。
もちろんそれは髪や頭皮も同じ。
しっかりとケアをしないと、思わぬ頭皮トラブルなんてことも。
私自身もフランスに来てしばらくの間、毎日髪を洗っていました。
そして異変が起きたのは、2ヶ月後。
なんだか痒いし頭皮がヒリヒリ、赤くなっている!ということで大慌てで皮膚科に駆け込みました。
「洗髪のしすぎ。毎日洗うのをやめなさい。ここはフランスよ!」と医師にピシャリと言われ、以後夏をのぞいて毎日洗髪する習慣をやめました。笑
また、乾燥とあわせてもう一つの原因は、硬水。
日本の軟水に比べてミネラル分が強いので、洗髪の際にも硬水で洗うと頭皮にも刺激が強いんだとか。
よく海外旅行したときに「髪がぎしぎしになる」という経験ありませんか?あれです。
現在使っているシャンプーセットがこちら。
まずはデルモコスメの本家・ビオデルマのフケ・かゆみ用シャンプー。「週に1〜2回ほど使用」と用法に記載されており、毎日は使えません。
そうにもかかわらず、かゆみだけでなく髪のベタつきなども解消してくれて、毎日洗髪しない人にとっては救世主的アイテムです。
続いて、時計回り一番左の秘密兵器!毎日洗髪しない代わりに役立つのがこのアイテムなのです。
日本でも人気急増中?ドライシャンプーのすすめ
この秘密兵器こそ、パリジェンヌたちのマストアイテム「ドライシャンプー」です。
使い方はとても簡単。地肌にスプレーしたら揉み込むだけ。
ちょっとしたお出かけ前など、シャワーに入る時間がなくてもサラふわ髪のセットが完成。
スプレーをするとこんな感じで白いパウダーが出てきます。
こちらのパウダーにはライスパウダーの成分が含まれており、髪にも良い成分なんだとか。
手で揉み込んでムラが気になるときは、ブラシでさっととかすと馴染みます。
べたつく皮脂もパウダーでスッキリ!
ふんわりとシャンプーの香りも漂い、洗いたてのサラサラふわふわの髪が復活します。
購入はスーパーからアパレルブランドまで
先ほどご紹介したBATISTE社(イギリス製)。ドライシャンプーの中ではトップの売り上げを誇る人気シリーズです。
髪別タイプ・お悩み別シリーズのほかに、香りが楽しめるシリーズまでずらり。
一番人気は、チェリーやフローラルの香りだそう。
フランスではいずれもスーパーで購入でき、だいたい5€前後からが相場(日本でも一部サイト・店舗で購入可能だそうです)。
コスメブティックのSEPHORAでは、スイカやグリーンティーの香りが珍しいPBを用意(各5.99€/約725円)。
なんと大手アパレルブランド・H&Mからもコスメラインにドライシャンプーを販売中。通常サイズは(7.99€/約967円)、スモールサイズは(4.99€/約603円)。
スモールサイズはポーチにもすっぽり収まるので、ちょっとした外出時に便利ですね♪
ドライシャンプーは、頭皮トラブルを避けるだけでなく、災害時など、万が一の場合にも使えるので、防災グッズの面からも注目されています。
ますます乾燥が気になる季節になりました。
頭皮の乾燥が気になる方やノーシャンプーに興味がある方は、簡単にできるフランス流のヘアケア方法をぜひ取り入れてみてくださいね♪
元旅行会社勤務。結婚を機にパリに移住。パリのおいしいクロワッサン、ビル・アケム橋からのぞむ風景が大好きです。将来は大学院への進学、それと本場インドでヨガを学ぶのが夢。最先端のトレンドが集まる街・パリの最新オーガニックグルメや人気のカフェ、おみやげにぴったりなプチプラコスメをリアルタイムでお届けしていきます。
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