2018.09.24
化粧品からエコ雑貨まで サンデーマーケット散歩
ボンダイビーチは、シドニーの中心街から電車やバスで約30分。
キラキラ輝くブルーのビーチは季節を問わず世界中からの旅行客やサーファーを魅了しています。
そんな人々が集まるビーチ沿いのショップやカフェはおしゃれで若い人たちでいつも賑わいます。
なかでも地元の人に大人気なのが、日曜日のみ開催される「BondiMarkets」。
食品から化粧品、日用品に至るまでナチュラル志向が強いオーストラリア。そんなオーストラリアらしい自然派コスメや環境に優しい製品をマーケットで探してきました。
マーケットは午前中からたくさんのお客さんで賑わっていました。
お洋服やアクセサリーなどショップがずらりと並びます。
まず目に入ったのがToby and Rosie(トビーアンドロージー)。
新鮮でピュアな天然素材を使ったオーナーさん手作りのボディケア商品が揃うお店。
一番人気はボディスクラブ。25オーストラリアドル(日本円で約2100円)。
ソルトやシュガー、オイルを使ったやや粗めのスクラブです。古い角質を落としつつ、オイルの効果でしっとりとした仕上がりに。
絶妙な香りの組み合わせで、リラックスしたい日にぴったりです。
気になったのが珍しい素材を使った固形石鹸。10オーストラリアドル(日本円で約840円)。
アボカド、ヤギのミルク、オリーブを組み合わせたソープ。
ヤギのミルクは低刺激で敏感肌に向いているそうです。
この3つの組み合わせでビタミンA,E,Dを肌に取り込むことができます。
それから卵と蜂蜜に加えてなんとビール(!)が入っている シャンプーバー(固形シャンプー)まで。
ビールと卵はタンパク質を多く含み、蜂蜜は頭皮に潤いをもたせる効果があり、乾燥やかゆみを防いでくれるそう。
シャンプーバーは男性用もあってそちらも人気。
個性的な品揃えでお土産を探すのにもぴったりです。
次に伺ったのはPINTU(ピントゥ)。
こちらはシンプルにこだわったオールナチュラルのコスメが並びます。
オーナーのJeffさんは、自宅の一角でオーガニックなどの厳選した素材だけを使い、保存料を使わなくても良いくらいの量だけを作っているそう。
こちらは全身に使えるココナッツオイルのモイスチャライザー。
15オーストラリアドル(日本円で約1260円)。
ココナッツとアロマがほんのり香ります。
体温ですっと溶けるようになっていて、さらっと馴染みます。その後も全くベタつきません。
手につける程度なら一般的なハンドクリームの半分以下の量でも十分肌を潤してくれました。
洗い流さないヘアーリンス。10オーストラリアドル〜(日本円で約840円〜)。
スプレータイプで直接髪につけることができます。
こちらもかなり軽いつけ心地に、ハーブの自然な香り。
さらりとしているので、女性だけではなく、男性も使えそうです。
オススメは椿の種のオイル配合のフェイスアンドヘアーセラム。
29オーストラリアドル(日本円で2430円)。
セラムは、顔や身体、髪の毛にまで使えます。
椿の種のオイルは肌の最深部まで浸透し、うるおいを届けるそう。
髪の毛も一本一本コーティングして強い髪にしてくれます。
適量が2〜3滴のプッシュで、少なく感じますが、かなりのびるので顔全体にちょうど良い量です。
肌になじませると、自然なフローラルの香りに包み込まれます。
すっときめ細やかく肌に浸透し、擦り込むと肌が輝く印象に。
髪にはドライヤー前に2滴使ってみましたが、うまくまとまり、パサつきが気にならなくなります。
夜に使って、次の日の朝もつるつるの髪の毛でした。
全体的に価格もお手頃で、使う量も少量で済むので、お得感がありますね。
Jeffさんはとても明るく素敵な人柄で、商品の細部まで説明してくれました。
商品を作る時に大切にしていることは第一に情熱、第二に情熱、それから「余分な物は使わないこと」だそう!
こちらは最近ニュージーランドやオーストラリアでよく見かけるビーズワックスラップの専門店、BeeswaxWraps Australia(ビーズワックス・ラップス・オーストラリア)。
ビーズワックスラップとは、コットン生地に蜂の蜜ろうをコーティングして作ったラップのことです。
日本ではまだ馴染みがありませんが、オーストラリア以外にも世界中で話題になっています。
こちらのお店はオーガニックの蜜ろうを使用しています。
一番小さいサイズで10オーストラリアドル〜(日本円で約840円〜)。
プラスチックのラップは一度限りの使い捨てですが、このラップは水で洗えば繰り返し使えるのでとてもエコな商品です。
また、色々な形に馴染みやすいので、使いかけの野菜やハーブを包んだり、コップやお皿にかぶせて使うことができます。
お弁当にサンドイッチを持っていくのにもピッタリ。
優しい素材で作られたラップは、安心して食品を直接包むことができますね。
大きさは3種類あります。柄や色も豊富にあって選ぶのに迷ってしまいそう。
作り手さんが「見える」、そして直接会話しながら商品に対する知識やこだわりを知れるのがマーケットの醍醐味です。
さらに今回ご紹介したお店を含め、直営店はこのマーケットとオンラインショップのみのお店が多いので、他にはない逸品が見つかるかも。
洗練されながらもリラックスした雰囲気の中で、いつもと一味違う体験ができ、とても満足度の高いお買い物ができました。
2017年より旦那さんとアフリカや南米、欧州など51カ国を巡る旅に。もう一度訪れたい国はルワンダとアイスランド。現在は東京都在住。旅先でオーガニックコスメを探し、実際に現地の人や生産者に話を聞くのが好きです。最近の趣味はピラティス。心が前向きになれるような旅とコスメをたくさんお届けしていきます。
この著者の記事一覧へ