SERIAL STORY

2020.02.28

イタリアーナとキレイの関係 #2

Part2
家では4児のママとしてフル稼業

エレナが自宅で仕事をする、とある平日の朝。

子供たちを送り出してから、陽が差し込むサンルームで朝食をとるのが至福のひと時です。色合いと刺繍のデザインが素晴らしいテーブルクロスも、シンプルなカーテンも、リビングのファブリックも全てGURI I ZIのもの。ブランドとエレナ自身が共に暮らし、互いに影響し合って成長してきたことがわかる素敵な家でした。

4人目の出産で変わった人生観

エレナは、GURI I ZI の創設と同じ2006年に結婚。翌年誕生した長男を筆頭に、3人の男の子のママになります。

そして2017年に生まれたのが、第4子にして待望の女の子、マリア・イザベッラです。
妊娠を喜んだのも束の間、初期から重度の切迫流産で入院。仕事と子育てを続けられる状態ではなくなってしまいました。
絶対安静でお腹の赤ちゃんを守る事に徹したエレナでしたが、マリア・イザベッラを700g台の早産児で産むことになります。エレナ自身の命にも関わる大変な出産でした。
それから半年間、マリア・イザベッラのいる新生児集中治療室へ通い、退院後も自宅で24時間心肺機能を管理しなければならず、約2年間エレナはマリア・イザベッラにかかりっきりの日々を余儀なくされました。

「心身の疲労に加えて、次男が寂しい思いから攻撃的になったり夫婦ゲンカが増えたりして、 毎日が本当につらかった。それが最近マリア・イザベッラの成長とともに、ようやく家族に平和が戻ってきたの。心臓の手術も乗り越えてくれた娘を尊敬してるし、心から感謝してる。 」
今回の妊娠出産を通して、人生観が変わったというエレナ。
死と向き合う恐怖や孤独、無力さを味わった一方、生きることへの喜びを一層実感したと言います。
最近GURI I ZIの仕事に復帰した嬉しさも、隠しきれない様子。
「年6回アルバニアを訪れていたのが、出産の度に減って、2年間はゼロ。去年久しぶりに行くことができたの。今年は2回行きたいな。」
体がいくつあっても足りないエレナなのでした。

彼女が大切にしていることば

Mai smettere di sognare. Ognuno nella vita raccoglie ciò che semina.
諦めない、蒔いた夢は必ず耕す時が来ると信じて。
自分の歩幅で着実に道を切り開いていく、彼女の言葉が胸に響きました。

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