<レアウッドビーズ Bijoux>伝統工芸・希少な天然木のアクセサリー #巡る滋賀

<レアウッドビーズ Bijoux>伝統工芸・希少な天然木のアクセサリー #巡る滋賀

滋賀県の最大の魅力といえば、滋賀県の代名詞でもある日本最大の湖・琵琶湖。その他、国宝の「彦根城」やユネスコ世界文化遺産の「比叡山延暦寺」など一度は訪れたい観光スポットもまた有名です。

でも、それだけではありません。有名観光スポット以外に焦点を当て深掘りすると、まだまだ知られていない注目ポイントがたくさん! それを知らないなんてもったいない…!

この連載では、「現地の方がおすすめしたいスポットやお店、それをつくるヒトの魅力をていねいに取材し、お届けする滋賀の観光ガイド“巡る滋賀”」の情報を発信していきます。

滋賀県への旅のきっかけやガイドブックとなりますように…そんな思いを込めて滋賀県の新たな魅力をお伝えします。

優しい色味に、なめらかな質感。木珠のネックレスを手にとってみると、とても軽く、木ならではのぬくもりとあたたかみが感じられます。木珠とは、木製の数珠玉のこと。琵琶湖畔にたたずむ水郷のまち、近江八幡では、滋賀県の伝統的工芸品である木珠製造が培われてきました。

その木珠を使ったアクセサリーを扱うショップ「レアウッドビーズ Bijoux(美樹-ビジュ-)」に伺いました。木珠アクセサリーの魅力と、近江八幡のまち歩きスポットをご紹介します。

近江商人発祥の地と呼ばれる、近江八幡。織田信長が安土城から天下統一を夢見た地であり、豊臣秀次の楽市楽座等による商工業の政策により、商いの盛んなまちとして発展しました。重要伝統的建造物群保存地区にも指定される、碁盤の目のような整然としたまち並みに、昔ながらの商人屋敷通りや八幡堀の水運が残り、当時の繁栄を想像することができます。

四季を問わず、老若男女の観光客が訪れるまちの一角に、「レアウッドビーズ Bijoux(美樹-ビジュ-)」はあります。江戸時代末期の蔵を改修した店内には、数珠ブレスレットや念珠だけでなく、ネックレスやリングなどの木珠アクセサリーが並んでいます。

「近江八幡は、約1400年の歴史を持つ木珠製造のふるさと。聖徳太子が『願成就寺』を建立した時に、木珠製造の技術を地域の人々に伝授したことがその始まりだといわれています。それ以降、滋賀県の伝統工芸として、今でも全国の木珠生産の約70%を占めています」とレアウッドビーズ Bijoux(美樹-ビジュ-)を運営する株式会社カワサキ 代表取締役の川﨑 孝雄さんは話します。

株式会社カワサキは昭和3年にご祖父様が創業し、お父様から川﨑さんが引き継いだ会社。伝統的な木珠製造技術を継承しつつも、数珠ブレスレットや念珠に留まらないオリジナリティのある商品開発を行っています。

約9年前に「レアウッドビーズ Bijoux(美樹-ビジュ-)」をオープンして以降、お客様と直接接する機会が増えたと川﨑さん。お客様が商品に求めるものが分かるようになり、それ以降、一般のお客様が求める商品やサービスの提供に特化する方向に大きく舵を取るように。ユーモアのある発想とフットワークの良さを生かしながら、“くるもの拒まず”の精神でアイデア商品を世に生み出しています。

お客様に受け入れられる商品はどんなものかと試行錯誤する中、カラフルで魅力的な色を持つ「レアウッド」に川﨑さんは出会いました。「これだけ鮮やかな発色をする木なら、アクセサリーにも活用できるのでは?という意見が女性社員からあがったのです。それから社員とともに開発を行い、レアウッドビーズのアクセサリーが誕生しました」と川﨑さん。

「レアウッド」とは、世界の各地にあるさまざまな銘木のこと。鮮やかな色や美しい木目がその特徴で、南米大陸やアフリカ大陸を産地とする木が多く、育つ地域によって色が異なります。紫・緑・ピンク・イエローなどの色は加工や染色によるものではなく、木をカットした時に現れる、木そのものが持つ色。中には絶滅が危ぶまれ、入手困難になりつつある希少価値の高い木もあります。

ショップでは、レアウッドビーズを使った手作り体験も楽しめます。ブレスレットやネックレス、オリジナルの数珠ブレスレットや念珠も作ることができます。選べるレアウッドビーズは、約50種類! 色とりどりのレアウッドビーズは、どれも愛おしくなるような優しい色味です。

私たちも実際に、レアウッドの材木を見せていただきました。「パープル・ハート(現作産地:南米)」「リグナムバイタ(原産地:中南米)」など、カットして木の断面が空気に触れると、鮮やかな紫や緑に変色する木もあるそうです。“木=茶色”だという固定概念が覆されました。人にもさまざまな人種や顔があるように、木にもそれぞれ個性があるのですね。

ディープな滋賀の魅力に出会える! 人気連載「巡る滋賀×キレイノート」の他記事は#巡る滋賀からご覧いただけます!

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