2024.08.07
香りとその味わいに元気が出る バターチキン
世界各国の家庭料理から伝統料理まで学ぶことができる料理教室『ニキズキッチン』から、先生をお招きして、その国ならではの簡単レシピを教えてもらいます。副菜からメインまで簡単なプロセスで作ることができるのでぜひお試しを!
第3回目は、インド料理教室を担当するアルティ先生による「バターチキン」です。
バターチキンというと、日本でもすっかりメジャーなメニューですが、発祥はインド北部のデリーと言われています。始まりは1950年代と言われており、長い歴史のあるお料理です。
柔らかなチキンがホロリと口の中でほどける印象があるので、長く煮込む、手の込んだ料理のイメージがありますが、今回はとても簡単な作り方を教えていただきました!
<材料とつくり方>
材料(2人分)
・鶏肉 300g(1枚)
・ヨーグルト 80g
・玉ねぎ(中サイズ) 1個(細かく刻む)
・バター 大さじ2
・トマトピューレ 1カップ
・生姜(細かく刻む) 1インチ
・ニンニク(細かく刻む) 2片
・ガラムマサラ 小さじ1と1/2
・パプリカパウダー 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・生クリーム 1/2カップ
・油 小さじ2
・水 1/2カップ
・塩 適量
【1】骨なし鶏肉の皮を取り除き、一口大程度に切ります。ボウルにカットした鶏肉、ヨーグルト、塩、小さじ1のパプリカパウダーを入れてよく混ぜ、10分間マリネします。
【2】フライパンに油を熱し、マリネした鶏肉を加え、5~6分間炒めます。水分が飛んだあたりが目安です。取り出してお皿に置きます。
【3】同じフライパンにバターを熱し、玉ねぎ、生姜、ニンニクを加えて3~4分間炒めます。残りのパプリカパウダー、ガラムマサラを加えて2分間炒めます。
【4】トマトピューレ、1/2カップの水、塩を加えてよく混ぜ、5分間煮ます。炒めた鶏肉を加えてよく混ぜ、さらに5分間煮ます。
【5】生クリーム、砂糖を加えて全体を混ぜ、弱火で2分間煮て完成!
マリネしたお肉を炒め始めた時点でとってもいい匂いが・・・! ここに玉ねぎ、生姜、ニンニクが加わるとさらにその香りが加速。空腹も増長すること間違いなしです。
サーブしたときは、そのままでも良いのですが、くるりと生クリームを垂らすとビジュアルがよりおいしそうに。調理の際に残っている生クリームがあれば試してみてくださいね。
Arti先生
インド西部マハラシュトラ州生まれ。実家はスパイス屋を営む。幼少期は35人の家族と共に5階建の家で暮らし、毎食の料理を母や祖母と作っている中で料理の腕を磨く。インド料理ではスパイスやマサラがキー。鮮度や産地、品種によってスパイスの出来が異なるため、経験が重要となるが、そんなスパイス作りも自身で行っている。
レシピ協力/ニキズキッチン
取材・文/ふくだりょうこ
撮影/Paloma Benito