SERIAL STORY

2024.06.26

5月のパリ旅行記  おすすめグルメスポット!by Kana Sato vol.03

ブランディングディレクター、コンサルタントとして活躍する佐藤香菜さん。世界各国を旅して見つけた“本当にいいモノ”を見極める審美眼を持ち、SNSで発信する丁寧な暮らしが同世代から熱い支持を集めています。そんな佐藤さんが、普段愛用しているコスメやいま気になっているモノ、旅先でのエピソードなど、美容からライフスタイルまで赤裸々に語ってくれる本連載。

第三回は、「5月のパリ旅行記  おすすめグルメスポット!」についてお話いただきました。

キレイノート内でのコラムも三回目になりました。
年に2回ほどのペースで渡航しているフランス・パリですが、今年は思いがけずハイペースで訪問していて2月に続き5月も行ってきました。 誰でも「ここはなぜか居心地がいいな」と思える国というものがきっとあるはず。わたしにとってはそれがヨーロッパ諸国なのですが、友人の中にはアメリカ方面が大好きな人もいますし、アジア諸国、特に韓国に詳しい友人もたくさん! 自分にとって居心地のいい国に滞在すると、いつもよりさらに肌の調子が良くなったり元気に過ごせたりと、身体が喜んでいるような満足感を味わえます。(旅についてはコラム第一回「1人で旅する時間で気づくこと」をご覧ください。)

今回のパリは、飲食の仕事に携わっているわたしの夫も一緒だったので、いつもわたしが訪問しているレストランに加えて、初めて訪問した場所もありました。これからパリに行かれる予定のある方、いつか行ってみたい! という方に参考にしていただけますように。少し長くなりますが写真と共にご紹介させてくださいね。

まずは、毎回必ず訪問するベーカリー「デュ パン エ デジデ(Du Pain et Des Idees)」。
土日以外の朝7:15~やっているので、ちょっと早起きしてお店に向かい焼き立てのパンとコーヒーを注文します。

昔はなかったテーブルとベンチが置かれているので、そこで食べるのがおすすめ! このベーカリーは数々の賞を受賞した名店で、使っている素材もオーガニックの小麦粉だったりとこだわりが。 りんごたっぷりショソン・オ・ポム、ピスタチオの香り豊かなエスカルゴ、クロワッサンが特に好きです。

お次はランチやディナーで、パリらしいものを食べたいときに行くレストラン「ラ・ロトンド(LA ROTONDE)」。

新鮮なビーフのタルタルはマスタードが効いていて、バゲットとの相性抜群! このお店は今でもマクロン大統領がよく訪れることで有名で、かつてはピカソなどアーティストが集まる社交場でもありました。

土日のどちらかは蚤の市に行くついでに必ずここへ! クリニャンクールの蚤の市内にあるレストラン 「ハサロン(Ha Salon)」。

ここで頼むのは「世界一のフムス」とメニューに書いてあるヒヨコ豆のペースト。スパイスが効いたフムスをピタブレッドに塗って食べたら絶品です。広い店内ですが混み合うため、Googleで事前予約をしておくと安心かもしれません。

昔はクリニャンクールの中でコーヒーを飲めるような場所は多くなかったのですが、最近では大人気のコーヒーロースター「ノワール(NOIR)」がオープンして賑わっています。

お買い物の途中で美味しいラテが飲める幸せ。そして目の前はアンティーク品が並ぶお店なので、こんな景色を眺めながら。

続きましてこちらも名店、「ダ ローザ(Da Rosa)」。 生ハムのリゾットのベースに感じる奥深き旨味に感動します。そしてこちらのお店といえば、貴腐ワイン漬けのレーズンを使ったチョコレート! ちょっと高価ですがお土産にすればとても喜ばれます。

わたしの夫は仕事でビールの醸造をしていたことがあるので、普段さほどお酒を飲まないわたしも夫と一緒のときは何杯か飲んだりします。フランスといえばワインのイメージがありますが、最近では新しいクラフトビールメーカーが急増中! 今回はこちらに行ってみました。

Paname Tap House

天気のいい日はフランス人は全員テラス席に座ります。…本当に「全員」と言っていいほど、太陽の陽を浴びながら外でひたすらお喋りをし、飲みます。その様子を見ているのもまた楽しいのです。

Les Cuves de Fauve

バスティーユからも歩けるこちらもとても美味しかった! あっさりした鶏胸肉のフライとビールをいただきましたが、こちらのオリジナルグラスがとても可愛くて! 夫は2つ購入。あっという間に満席になった大人気店でした。

お酒といえば、長い歴史を持つあの有名リキュールの直営店がOPENしました。ヨーロッパにおける食品や飲料の歴史に、修道院が深く関わっているのは珍しくありません。フランスでは「リキュールの女王」とも言われる薬草リキュールの「シャルトリューズ」はその歴史が西暦1600年頃からとされていて、こちらの店内ではその歴史を知ることができます。

Chartreuse Paris-Vauvert

店内奥にはバーカウンターがあり、2~6ユーロくらいで試飲が可能。そして、オリジナルのエコバッグがとても可愛いデザインなので購入必須です!

最後に、「Les Café des Chats」をご紹介!

わたしたちは食後に行ったのでドリンクだけを注文しましたが、しっかりディナーもできる美味しそうなメニューがたくさん! 二重の扉を開け、店内に座る前に、注意事項として「寝ている子を起こさないこと」「無理やり抱っこしようとしないこと」「ご飯をあげないこと」などしっかり確認されます。この時点で猫ちゃんを大切にしていることがわかり安心。お店のスタッフさんは勤務中も猫ちゃんを優しく撫で回し、全てが猫ちゃんペースで回っている素敵なお店です。夫が頼んだ ビールまで猫ラベル! 自由気ままに甘える猫ちゃんに触れ合い、心がホカホカになるカフェです。

行ってみたいお店、すでにお好きなお店はありましたか?
素材の美味しさをシンプルに、時に力強く個性的に調理するのがフランスらしさかなと感じています。農業・畜産大国でもあるフランス。食料自給率はカナダ、オーストラリア、アメリカに次ぐ第4位だそうで、お肉やお魚、野菜やフルーツはどれも新鮮で味がしっかり濃く美味しい! 味付けに関しては、日本人シェフが得意とするような緻密さはないにしても、感覚的でセンスを感じるフランスらしいバランスがあります。アートの国フランスならではの、人によって異なる解釈を楽しめるのは料理にも通じているところなのかも。

好きな場所、これから行きたい初めての場所で、まずはGoogleマップを見ながらピンをつけるところからもう旅は始まっています。そうしているうちに自分の気持ちが高まってきて本当に行くことになったりするもの。 もしフランス旅行を計画していたら、今回ご紹介した場所も候補に入れていただけたら嬉しいです。


Branding Director 佐藤香菜


株式会社マッシュビューティーラボにて、オーガニックのコスメとインナーケア製品のセレクトショップ「Biople by CosmeKitchen」の立ち上げとディレクションを行ったのち、独立。ブランディングディレクター・コンサルタントとして多数の企業の製品企画立案、製品プロデュースから販路拡大に携わる。オーガニックコスメを巡る旅の様子はNHK「世界はほしいモノにあふれてる」への2度の出演や、Instagramアカウント @kana__sato622 で発信している。

>>vol.01 1人で旅する時間で気づくこと
>>vol.02 大人になった今だから本当の友人に出会える

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