ワイナリーステイを叶える、本格オーベルジュ「TRAVIGNE」が新潟に誕生
LIFESTYLE

2024.01.27

ワイナリーステイを叶える、本格オーベルジュ「TRAVIGNE」が新潟に誕生

年々増加傾向にある日本のワイナリー数

日本国内のワイン消費量はこの10年間で1.3倍、40年間で約8倍に。いま日本におけるワイン市場は着実に伸長しつつあります。

国税庁が発表した「酒類製造業及び酒類卸売業の概況(令和3年調査分)」によると、現在全国47都道府県中44都道府県に413場ものワイナリー(日本産100%で造るワイン)が点在していて、年々増加傾向にあります。

日本の数あるワイナリーの中で私が最も好きな場所の一つで、昨年JSAワインエキスパート資格を取得するきっかけにもなった「CAVE D’OCCI WINERY(以下:カーブドッチ)」をご紹介したいと思います。

創業30年、砂丘を開墾した新潟ワインコースト

新潟県新潟市の南西部、日本海に沿ってのびやかに横たわる角田山の麓に位置する広大なブドウ畑こそが「カーブドッチ」のある新潟ワインコーストです。

上越新幹線のJR新潟駅から越後線に乗り換え、約25分ほど揺られて内野駅へ。そこから無料送迎バス(要予約)で約20分。あるいは新潟空港から約1時間かけて直行タクシー利用という選択肢も。

都心から約3時間、決して好アクセスとは言えない僻地にあるものの、年間を通して新潟県内をはじめ首都圏や県外から多くのワイン愛好家が訪れます。

新潟といえば日本一の米どころとして知られ、圧倒的に日本酒のイメージが強いですが、カーブドッチの創業は1992年。砂丘で知られる角田浜を開墾してブドウの木を植えたのがはじまりです。

今でこそワインの産地は全国に広がっていますが、30年前の新潟はワイン未開の地でした。当時ワイン用ブドウは農家から仕入れるのが一般的でしたが、日本のワインの美味しさと更なる可能性を伝えていきたいという想いから、自家栽培のワイン用ブドウを100%使用する「日本ワイン」を造りました。

リアス・バイシャス≒新潟?特徴は砂地土壌とアルバリーニョ

新潟ワインコーストでは、シャルドネ、ピノノワール、カベルネフランなど多くの欧州系品種が栽培されています。

中でも最も特徴的なのは、アルバリーニョ。スペイン北西部のガリシア州リアス・バイシャス地方を代表するブドウ品種です。リアス・バイシャス地方の年間降水量は1,600~1,800mm、平均気温は13℃程度。水はけの良さなど比較的環境が似ていることなどからその可能性を感じ、2005年にこの地でアルバリーニョの栽培が始まりました。

角田浜の砂と風に育まれたブドウで造られたワインは、どこか紅茶や白桃のような華やかな香りと、繊細な味わいが魅力。今ではこの地を代表する品種に。

新潟ワインコーストには個性豊かな5軒のワイナリーがあり、それらをじっくり1~2日かけて巡ってみるのもおすすめ。

テイスティング体験も良し、レストランで料理とのペアリング体験も良し。ワイナリーを巡り、実際に生産者と会話し、ワインへの知識を深めることで、より有意義な滞在に変わります。

ワイナリーに泊まるという贅沢を叶える、10室だけのオーベルジュ

カーブドッチにはタイプの異なる2棟の宿泊施設があり、いずれもワインを愉しみながら非日常体験を味わうことができます。

一つは、「Vine Spa(ヴィネスパ)」。どちらかといえばカジュアルで、温泉に浸かってのんびりリラックスしたい時におすすめ。

そしてもう一つは、2019年に新たに開業した「Winerystay TRAVIGNE(ワイナリーステイトラヴィーニュ)」。全10室のオーベルジュで、誕生日や記念日などアニバーサリーに相応しいスモールラグジュアリーです。

到着するやいなや、ゲストにスパークリングワインが振る舞われ、乾杯したその瞬間から最高の滞在がスタートします。

「ぺんぎん」「もぐら」「かわうそ」「みつばち」など、カーブドッチが造るワインの「どうぶつシリーズ」から名付けられた客室は、それぞれ少しずつインテリアや趣きが異なるというから、何度も泊まって自分のお気に入りを見つけたくなるはず。

今回宿泊した「ふらみんご」は、天蓋付きのキングサイズベッドがアイコン。このドレープルームは1室のみ。

客室の窓を開けると一面に広がるブドウ畑、果てしなく連なる山々。バルコニーに一歩出れば、ここはもうヨーロッパのワイナリーやオーベルジュなんじゃないかという錯覚にさえ陥るほど、夢のような非日常世界に心を奪われます。

ヨーロッパのシャトーを思わせる重厚な門構え
ゲートの向こうは宿泊客限定のプライベート空間
ウェルカムドリンクはカーブドッチのスパークリングワイン
滞在中ラウンジのドリンクは無料サービス
空間を彩る照明やシャンデリア
家具や調度品はオーナーが海外から調達してきたものばかり
天井高で開放感あるエントランス
階段のタイル使いがおしゃれでフォトジェニック
客室にはバスタブとシャワーがあり、ヘアケアはAVEDA
天蓋付きのドレープルームはふらみんご1室のみ

地下セラーのアペリティフからはじまるワインペアリングディナー

ディナーは17:30と19:30の二部制。最初に地下の熟成庫でアペリティフをいただいたのち、メインダイニングでフレンチのフルコースをいただきます。

サブル、セミヨン、メルロー、ピノノワールなど6種のワインを堪能できるペアリングがおすすめ。カーブドッチで造られたワインと食事のマリアージュを贅沢に体験できます。ワインはもちろん、葡萄を取り入れた料理など、ワイナリーを楽しむための創意に溢れていて、心ときめきます。

地下セラーでアペリティフを
全9皿のフルコース
ブラン・ド・ブランのスパークリングで乾杯
今月のコンソメ
カーブドッチ オードヴィにつけた山麓海老 ハーブクリームソース
柔肌ねぎとアオリイカのブランチャ焼き 黒トリュフの香り
カーブドッチのぶどうと鮮魚の赤ワイン煮込み
ジビエのラビオリ
カベルネソーヴィニヨンの枝葉で燻した牛肉のロースト
牛肉のロースト
西蒲原産コシヒカリのリゾット
シャルドネのムースリーヌ ごとらってアイスクリーム
食後のデザートは場所を替えてラウンジで
マカロン、フィナンシェなど

食後にはラウンジで揺れる炎を眺めながらコーヒーやワイン片手に寛ぐひと時を。

ブドウ畑を望む特等席で味わう贅沢な朝食

夜通し降り続いた雨は止み、翌朝はスカッと晴れて季節はずれの暖かさに。やわらかな日差しに包まれて、バルコニーでコーヒー片手にふうっと深呼吸したくなるこの時間が最高に贅沢で幸せ。

朝食はメインダイニングにて、あえてディナーの時と同じテーブルにセッティング。昨晩は真っ暗で何も見えなかった窓の向こうには、青空とブドウ畑、山々が織りなす絶景が広がります。

「おはようたまご」という名の朝採れたまごで作るオムレツは絶品。採れたて野菜をふんだんに使ったガーデンサラダは見た目に美しく、カーブドッチ自家製の焼き立て石窯パンの美味しい香りに包まれます。食材一つひとつの生産者の顔が見えるマップも嬉しいポイント。

地産地消にこだわった、カーブドッチならではのバランスの取れたヘルシーな朝食に身体も喜ぶよう。

シェフの求める野菜やハーブを河合農場が生産
カーブドッチのブドウ畑にある養蜂箱で採取した蜂蜜や地元の完熟フルーツを使った手作りジャム
卵料理はオムレツ、スクランブルエッグ、目玉焼きから選ぶ
ほくほくもっちりの生地が特徴の焼き立てパン。レーズン酵母を育てるのに1週間、生地の発酵に一晩かけるという

ビジター利用もできる源泉掛け流し温泉Vine Spa

敷地内には宿泊客以外も利用できる源泉掛け流し温泉やスパ、ショップ、カフェ、ライブラリーなどを併設していて、とりわけ週末になると地元の人が日帰り利用しています。

宿泊客はチェックアウト後も利用可能で、1日中飽きることなく楽しめる仕掛けが満載。

また、広大なブドウ畑に囲まれたワイナリーを舞台に開催するウエディングプランの提案も。非日常空間でワインと料理を振る舞うパーティーなんて夢のよう。新郎新婦や参列者にとっても忘れられない瞬間となりそう!

終わりに

新潟の歴史ある銘醸地に誕生した、ワイン愛好家たちが一度は泊まりたいと憧れる本格オーベルジュ。やさしく揺れる暖炉の炎に癒やされながら、日常を忘れ、静かにゆっくりと流れる時間に身をまかせる、冬のワイナリーステイはいかが?

フランス・シャンパーニュ地方やボルドー地方、あるいはカリフォルニア・ナパバレーなど名だたるワインリゾートを彷彿させるような、わざわざ足を運んでも泊まる価値のある唯一無二の存在。

今のところTRAVIGNEを超えるワイナリーステイは、日本全国探してもほかにないでしょう。

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