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2023.11.24
バリ島ウブドで行きたい!流行のローフード&スイーツカフェを厳選
Alchemy Bali
Moksa Ubud
Sayuri Healing Food
今や、ヨガの聖地として知られるようになったウブド。ヨガや瞑想などに関心が高い、西洋人の長期滞在者や観光客をよく見かけます。彼らの多くは菜食主義が多く、ヴィーガン対応しているレストランも多いですが、最近増えつつあるのがローフード&ロースイーツのショップです。道を歩いているだけで、頻繁に看板を目にすることから流行っていることがわかります。
ローフードとは、食材の持つ酵素や栄養素を余すところなく取り入れるため、摂氏43度以上の加熱や調理はしていない「ロー/生もの」料理のことを指します。
今回は個性の異なるローフード&ロースイーツショップ3店をご紹介します。ウブド旅行の際には、参考にしてくださいね。
ヘルシーな街、ウブドを歩く
ウブドの街を歩いているとエシカルなヨガウェアや、クリスタルなどを扱うショップが目立ちます。2007年に建てられたウブド最大規模のヨガアシュラム「ザ・ヨガ・バーン」はじめ、いくつものヨガアシュラムやスタジオも点在。ヨガマットを抱えて歩く旅行者が多いのも特徴です。
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同時にウブドには昔ながらの伝統的建築や、パレス、ヒンドゥー教の寺院も多く、そのコントラストが魅力でもあります。
いたるところに生い茂るヤシの木やバナナの木、プルメリアの花々など南国特有の植物が豊かで、町の中心から遠くない場所には、のどかな田園やハイキングコースも。時間があるならぜひ歩いてみてくださいね。
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Alchemy Bali(アルケミー バリ)
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ウブドとウルワツ、そして東京に店舗を構えるAlchemy Bali(以下アルケミー)。
12年前にオープンしたウブド店はヨガセンター、自然派ショップを併設しており、存在感がある佇まいです。レストランは落ち着いた屋内の席と、ワラがひさし代わりになった開放的な屋外の席があります。
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アルケミーでは地域のエシカルな食材を使い、完全にプラントベースかつグルテンフリー。敷地内の庭で採れるものや、島内のタバナンという農業地域で栽培されたものを使用するなど、鮮度と栄養価の高い食事を提供しています。
生のものだけでなく、軽く調理したメニューもあるのが、ローフード初心者にも嬉しいところ。看板メニューのサラダバーは、自分で大きなボウルに好みの野菜を盛って作る一皿。特に女性に人気のようでした。
特筆すべきはスタッフさんの対応! 笑顔で歓迎してくれ、どんな質問にも気さくかつ丁寧に答えてくれたのが好印象で、心地よい時間を過ごすことができます。
店内にはヨガが終わってから、ゆっくりと食事を楽しんでいる人が多いようでした。
「Spinach & Mushroom Pizza」と「Women’s Balance」
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目移りしそうなバラエティに富んだメニューから、今回はローピザを注文。
思わず目を奪われるのはその色合い! ほうれん草や種などでできた真っ黒なクラスト(生地)に、マッシュルームやほうれん草、エシャロットのピクルス、ケッパー、ピリ辛ナッツチーズのトッピング。マッシュルームもほうれん草もフレッシュなものがふんだんに盛られていました。クラストが薄いためバランスよく食べ進められます。
すべて生の材料なのに、カシューナッツソースがアクセントとなり全体がまとまっています。
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ティーを選ぶのに迷っていたらスタッフの方がすすめてくれたのが、ウーマンズバランス。ジカマ、グロボース、モリンガ、フェンネルのブレンドです。
食物繊維、ビタミンC、ビタミンE、葉酸、ビタミンB6、パントテン酸が豊富に含まれ、名前の通り女性に必要な成分がバランスよく摂ることができます。
ポットサービスなので、飲み切れないほどたっぷり。ティーバッグではなくドライハーブにお湯を注いでいただきます。野性味ある香りが漂い、このときの筆者にはフェンネルの味が強めに感じました。
「Alligator Bar」39
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「ベストセラーよ」と、バリの伝統的な衣装を着たスタッフさんに勧めてもらったのは、Alchemy版チョコレートバー。ヌガー、ピーナッツキャラメル、ダークローチョコレートで作られています。
上品な甘さと適度な塩味が病みつきになり、ピザを完食した後でも完食。
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ヨガ施設を囲むガーデンファームをぶらり
食事の後は、カフェで使う野菜やフルーツを育てているガーデンを散策してみました。ヨガのアカデミーやクラスが開かれるドームや、多様な植物、パイナップルや見慣れた野菜が実をつけている様子も見ることができます。
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Moksa Ubud(モクシャ ウブド)
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ウブドの中心地より、タクシーやバイクで15分ほどいのところにある「Moksa Plant-based Restaurant & Permaculture Garden(以下Moksa)」。2車線がすれ違えないほどの細い道を、アップダウンを繰り返す道のり。決してアクセスがいいとは言えないにもかかわらず、Moksaは、平日でも人々で賑わう人気店です。
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Moksaが特別な理由は、プラントベース(菜食)であるだけでなく、ローフード(生食)と加熱調理された食事がどちらも楽しめる点、そして食材の多くが目の前にある、自然環境や人に配慮したパーマカルチャー・ガーデンでオーガニック栽培されたものである点です。
レストランと目の前のガーデン、この距離感はまさに地産地消ですね!
パーマカルチャー・ガーデンを眺めて
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オーガニックな食を経験するのにこれ以上ない環境に、ワクワクします。天井の高いバリ式の空間に加え、プライベートな感覚で食事を楽しめる小屋の席もあります。
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食前に電解質の一杯「Ginger Electrolytes」を
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「Ginger Electrolytes」はジンジャーとレモンジュース、海塩、ココナッツウォーターがメインの一杯。
体内の細胞を正常に機能させてくれるナトリウム、塩化物、マグネシウム、カルシウム、カリウムといったミネラルを含む、電解質を補充することができます。湿度の高いバリの気候で、消耗した体に染み渡りました。
「Moksa Sampler」
少しずつ何種類もの菜食デリがワンプレートに盛られた、Moksaが初めての人におすすめしたい一皿。
スープが「Curry for Life」(生)、「Coconut Mushrooms Soup」(加熱)、「Moksa Dhal」(加熱)から選べます。
今回はインドやネパールで日常的に食べられる、豆のポタージュスープである「Moksa Dhal」を選びました。
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まずは前菜として、野菜のラザニアが運ばれてきました。
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そして次にサーブされたプレートをみて感動!
シェフセレクトのミニ・ラザニア、アジアン・スプリング・パスタ、ミニ・ピザ、ガドガド、オーガニック・スプリングミックスサラダが一同に介しています。味わいも食感も異なる料理を少しずつ6品もいただけて、大満足。
ローフードなのでいずれもフレッシュ、野菜自体の本来の味を美味しくいただけます。
ラザニアに使われたカシューナッツクリームソース、バジルソースが特に美味しくて印象に残っています。そしてサラダにも感動! それぞれの野菜の味がしっかりしていて、歯ごたえもあり、風味も豊か。苦みもアクセントになり、美味しく味わえました。
「Lemon Pie」はバリ流コーヒーと
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ロースイーツのレモンパイは、ストロベリーのデコレーションと自家製ストロベリージャムとの組み合わせ。赤と黄色の可愛い一皿です。レモンパイはプリンのような弾力! 甘さが控えめなので、ストロベリージャムと一緒にいただくと好バランス。
粉っぽさが特徴のどっしりしたバリコーヒーと一緒にいただきました。
パーマカルチャーに触れる、ガーデン散歩
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こちらでも、いただいたばかりの食材が栽培されているガーデンを歩くことができます。土壌がふわふわしていて、素足で歩きたいほど気持ちがいい。
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敷地内にはウブドらしく、瞑想やヨガ、そして合気道やタイチーなどが行えるDOJO(どうじょう)もありましたよ。
Sayuri Healing Food(サユリ ヒーリング フード)
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最後に、ウブドのローフードシーンを盛り上げている、Sayuri Healing Food(以下Sayuri)を紹介します。メインストリートRaya Ubudの端から少し入ったところにあり、今回紹介したなかでは、ウブド市内から一番アクセスのいい一軒です。
店名の通り、Sayuri(小百合)さんという日本人女性が運営するカフェで、ご自身はローフードの専門家。ローフードの学びをさらに深められるアカデミーやリトリートなどを主催し、カフェでは一日中さまざまなワークショップやイベントが開催されています。
そんなSayuriは、とにかくいつも賑わっており人気店であることは一目瞭然! 世界中の旅人やヨギたちから愛されているお店なのです。
スタジオを構えた店内は、ソーシャルな空間
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異国でダイナミックに活躍されるSayuriさんですが、ご本人はとても気さくで可憐でチャーミングな方。どこからこんなパワーが…と驚くほどです。
彼女のヨガと食のかかわりは2006年。2007年よりインドのゴアで40〜70人のヨギのために食事を準備し、定期的な料理教室を始めました。その後世界を旅し、2014年よりウブドでローフードカフェ&トニックバー「The Seeds of Life」を共同設立。その後もウブドにて活躍を続けています。
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店内はバリスタイルで天井が高く広々としており、座敷に座ってゆったり寛ぐことも可能。自然食品や日用品、健康食品を扱うコーナーがあり、その奥には中庭の席と、料理クラスを行うスタジオがあります。
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午前中にはよく言語レッスンが開催され、私が訪れたときにもスペイン語や日本語が聴こえてきました。また、ある夜は音楽イベントも開催。このようにローフードだけでなく、さまざまな人が集まる催しが用意されているため、ウブドで長期的に暮らす人たちにとっての憩いの場でもあるのです。
「Peak Performance Bowl」
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Meal of the Day(本日の料理)から、訪れた日の一皿を注文。
セサミテンペ、フレッシュスピルリナ、ローフムス、アボカド、スチームした青野菜、枝豆、スターフルーツ、玄米ご飯の上にはまるでふりかけのようにスピルリナのごま塩が…!
ひと際目を引いたセサミで包まれたクリスピーなテンペは、ザクザクした歯ごたえも楽しく香ばしい味わいもとても好み。何日分もの野菜を一気に摂取でき、エネルギーチャージ完了です。
「Coconut milk Cappcino」と「Ananda Ball」
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まるで宝石が並ぶようなショーケースから、気になるロースイーツとコーヒーを。
マゼンタ色のピンクが可愛い「Ananda Ball」ですが、中はチャコール(炭)により真っ黒。カシューナッツ、ココナッツ、デイツ、レモン、ウォールナッツなどがギッシリ詰まっています。
デイツの天然の甘味が程よく、栄養価の高いスイーツは食後にちょうどいい!
カプチーノはココナッツミルクとオーツミルクから選ぶことができます。ココナッツミルクがデフォルトらしく、インドネシアらしさを感じますね。味はエスプレッソがキリリと引き立ち、マイルドというより南国らしいパンチのある一杯でした。
ウブドのローフード事情とおすすめのレストランを3つご紹介しました。
他にも、市内にはSayuriさんの立ち上げた、100%ローフードの「The Seeds of Life」も。滞在中に、一食ローフードを楽しんでみてはいかがでしょう。ウブドらしい体験のひとつになるはずです。
※料金には税金とサービス税がプラスされます
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旅するように暮らす自然派ライター/オーガニック料理ソムリエ。
4年に渡る世界一周後、オーストラリアに移住し約7年暮らす。コーヒー好きが高じてオーストラリアではバリスタ業の経験も。今は繊細でフルーティーな浅煎りコーヒーに夢中です。ライターとしては旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページを主に執筆。現在は自然に沿った生き方、ほどほど丁寧な暮らしを自ら実践しながら発信中。地球にも体にも優しい生き方のヒントをお届けしていきます。
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