2023.10.02
厳選、美食レストラン。香港を味わい尽くすならここ!
飲茶からローカルフードまで、香港の食文化を味わい尽くす
香港といえば、広東料理の本場。「4本足のものは机以外何でも食べる」といわれるほど、あらゆる食材を使いこなす料理の代表です。今回、飲茶、海鮮、麺など、広東料理を代表する料理が食べられる人気店を厳選して訪れました。どれを食べてもハズレなしの美味しさです!
今注目のスポット、1881Heritageにある「后園(THE QUEEN)」
九龍、尖沙咀の新しい観光メッカとして人気を集めているのが、1884年から1996年まで香港警隊前水警総部として使用されていた建物。イギリス植民地時代の華やかなコロニアル建築で、国の重要文化財に指定。この建物を生かし、1991年に5つ星ホテル、ブランドショップ、レストランが立ち並ぶ施設へと生まれ変わりました。
お屋敷のような建物がとても素敵で、敷地内を歩いているだけでも別世界にいるよう。歴史的建造物の側には説明のパネルもあり、博物館のようになっています。
この情緒あふれる施設内にあるのが、人気レストラン「后園(THE QUEEN)」です。選び抜かれた食材で作る中国各地の郷土料理を、伝統的な中国建築の室内でいただけます。
お食事は、天心から魚介の春雨炒め、人気の腸粉、水煮魚など、日本人の私たちの口に合うものばかり。どれもとても美味しかったです。
香港スタイルの飲茶。香港最古の茶室「陸羽茶室」
香港といえば飲茶。香港島の中環(セントラル)にある「陸羽茶室」は、創業1933年で、内装もインテリアも当時と変わらない伝統を残しています。なんと、こちらで以前マフィアの殺人事件があったのだとか。現実も、まるで映画の世界!
入ってすぐの階段も、イギリス植民地時代のコロニアル様式の雰囲気で素敵。
紙のメニューに鉛筆で印をつけてオーダーします。お皿をはじめ、全てが可愛くてレトロ萌え。お店の方にオススメを聞いて注文しました。漢字を見て想像しながらセレクトするのも楽しい。
海老蒸し餃子やシュウマイ、スペアリブや肉まんなどが、蒸篭で重なって運ばれてきます。これぞ、香港スタイル! 値段は、一人日本円で5000円くらい。少し高めだけど来る価値ありのお店です。
リピート必至の絶品麺。ミシュラン取得の「九記牛腩」
次に、地元の方達に愛されているローカルグルメをご紹介。麺屋さん「九記牛腩」は、ミシュラン ビブグルマンを取得した人気店で常に行列ができています。
お店オススメの牛バラ上湯麺の卵麺と米麺を注文。澄んだ牛ベースのスープに食べ応えのある牛肉がトッピングされていて、とっても美味しい!この時、お腹がいっぱいだったにも関わらず完食!私は米麺よりも卵麺が好みでした。リピート確定です!
地元民に大人気の大衆居酒屋「金妹記大排檔」
最後にご紹介したいのが、買い物中に店員さんに教えてもらった、地元の人たちに愛されるお店「金妹記大排檔」。
観光客はほとんど見当たらず、まさにローカル。熱気と活気にあふれています。これぞ香港!
豚足の唐揚げや、アサリの黒胡椒炒め、マテ貝のガーリック春雨蒸しなど、香港屋台飯で人気のおかずがズラリ。香港式ミルクティーもおすすめです!香港伝統料理を食べたい方は、行列覚悟でぜひこちらのお店へ。
何を食べたらいいか迷ってしまうほど、グルメなお店がひしめき合う街、香港。今回は広東料理を中心に押さえておきたいお店をご紹介しました。実は、貿易港である香港はフレンチをはじめとする西洋料理の美味しさにも定評が。次回の香港旅は、広東料理以外にも挑戦してみたいと思います!
美容・恋愛ライター、美食レシピ研究家。女性誌を中心にライターとして約20年活動。恋愛、美容、食、健康、結婚、出産など女性のライフスタイルに寄り添ったコラム執筆ほかセミナーを随時開催しています。料理家としても活動しておりアンチエイジングを目的とした料理を中心にレシピつきレストラン「Mitsue’s Kitchen」をオープン。
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