2022.12.31
在住者厳選!タイ南部・クラビのおすすめサンセットビーチ3選
クロンムアンビーチ(クラビ) ライレイビーチ(クラビ) クローントムビーチ(ランタ島)
年の瀬に水平線に沈む夕陽をただただ見つめながら、ゆったりとした時間を過ごす。空と海の色の変化を楽しむ。ここタイなど南国でしか得られない贅沢な特権です。
【BEST3】クロンムアンビーチ(クラビ)
イベントの時は一気に賑やかに
普段は貸切の時もあるほど静かなビーチなのに、イベントがあると人で賑わうクロンムアンビーチ。写真はタイ政府を挙げて行なわれる音楽フェスティバルのもので、あまりの人の多さに驚きます。
エンジンのあるものを使うことはできないクラビのビーチでパラグライダーやパドルサーフィンを楽しむ人もいて、美しい夕陽をバックに映るそのシルエットは息を呑むほどの美しさ。
クラビ空港から車で1時間ほどかかる立地にあるため、サンセットだけを見るのはもったいないのですが、少し山のほうに車を走らせると眺めのいいレストランがあります。
そこからクロムアンビーチが一望できます。もちろん、こちらからサンセットを見ることも可能です。
【BEST2】ライレイビーチ(クラビ)
ボートでしかアクセスできない秘境の絶景
夕陽が近づくと、空は最初薄いオレンジ色を帯び、徐々にクリアで深いオレンジから赤色へと変化。夕陽が水平線に消えた後は、ピンク色へと変わっていくのだと教えてくれたのが、このビーチでした。
ここライレイビーチは、島ではないのにアクセスがとても不便で、ボートでしか行くことができません。アクセス方法は何通りかありますが、1番便利なアオナンビーチからは海にジャバジャバと入って行き、小さなハシゴを使ってボートに乗り込むので、ショートパンツなどで行くのがおすすめ。
サンセットが眺められる西側のライレイ・ウエストは、白い砂浜が続く広いビーチで、リゾートホテルやレストランが並び、旅行客に人気のビーチです。
クラビのもうひとつの顔であるクライミングはここライレイがメッカともいわれています。特にここライレイは愛好者に人気の山々があり、クライマーでなくても、少し登れば絶景があり、夕陽だけではなく美しい秘境の景色を楽しむことができます。
【BEST1】クローントムビーチ(ランタ島)
吸い込まれるように海へと導かれる人がいる秘島
タイ南部クラビ付近で1番のおすすめサンセットポイントはランタ島。知る人ぞ知る島で、クラビ空港から車で2時間ほどかかります。途中、フェリーに乗ったりと旅の情緒も満載です。
ランタ島の西側にビーチがあるため「サンセットを見るならランタがいい」と言われています。潮の満ち引きが1日に2回も繰り返されるのですが、サンセットの時期はいつも引き潮。ゆえにゴロゴロとした黒い岩が出てきて、これがまた幻想的なムードを醸し出してくれます。
なぜ季節問わず常にサンセットの時は引き潮なのか現地の人に尋ねてみると「なんでだろうねえ、考えたこともないわ」という返事。なんでも「マイペンライ(問題なし)」で済ませてしまうタイ気質ですが、引き潮に理由なんていらないのですよね。美しければ。
実は、何度もこのランタの夕陽を見に訪れたことがあるのですが、一度、キレイな夕陽が水平線に沈む瞬間、引きずり込まれるように、海へと入っていった女性を見ました。完全に夕陽が消えるまで、ただただ太陽を見ていたその女性はとても美しく、その瞬間だけでなく、周りのシーンも含めてサンセットと呼ぶのだなあと感じました。
フードやカルチャーだけでなく、自然の美しさも堪能できるタイ。現地へ行かれる際の参考にしてみてくださいね。
奈良県出身。現在、タイ南部クラビ在住。大学卒業後、大阪、東京で広告販促物のコピーライターとして勤務したのち、フリーランスに。電機メーカー、自動車メーカー、百貨店、ホテル、保険会社、銀行系の仕事に従事。その後、ふとしたきっかけで、カニ専門レストランオーナー兼ホール担当として15年間携わる。そしてタイへ移住。都会ではなく、風光明媚で自然豊かで、何度も旅で訪れたタイ南部クラビに惹かれ、移住先に選びました。タイには日本に紹介されていない「キレイ」にまつわることがたくさんあるので、ご紹介していきたいと思っています。よろしくお願いします。
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