2022.12.08
健康美を目指す!ヨガスタジオ併設カフェで、彩り豊かなブッダボウルを
bee9 cafe&studio
最近、ヴィーガンやグルテンフリーなどの食生活を意識する人が増えています。そんな中、オープンからまだ1年も経っていないにもかかわらず、健康志向な人たちがこぞって訪れるカフェがあります。
JR東西線「大阪天満宮駅」より徒歩約5分のところにある、ヴィーガンカフェbee9 cafe&studio。
カフェとしては珍しく、ヨガスタジオを併設した新しいスタイルが支持され、SNSを見て遠方から訪れる人も少なくないとか。人気の秘密を探るため、自身もヨガインストラクターでもある、カフェオーナーのAyaさんにお話を聞きました。
bee9 cafe&studioとは
「愛と笑顔」になる場所、をコンセプトにしたbee9 cafe&studio。ヨガを中心としたイベントなども開催しているため、訪れる人も健康志向な人が多く、心と体を健やかに保つにはピッタリの場所。洗練された外観も目を引く、新しいスポットです。
笑顔と元気が生まれるヨガスタジオ
bee9 cafe&studioがほかのカフェと違う点のひとつが、カフェ内に設置されたガラス張りのヨガスタジオ。スタジオの入り口は別にあるのですが、店内からはレッスン中の人々の様子を眺めながらカフェ時間を楽しむことができます。
「双方にいい刺激があればいいな、と考えてこのスタイルにしています」とAyaさん。
実際に、カフェに惹かれて訪れる人が、ヨガスタジオの存在を知り、レッスンに来ることも少なくないそう。また、レッスンで訪れた人がカフェでランチをして帰ることも多いのだとか。楽しみも2倍、内から外から美しくなれる場所ですね。
カフェに併設のヨガスタジオでは、インストラクターを招いてさまざまなレッスンを実施。マインドフルネスヨガやインサイドフロー、産後ケアピラティスなど種類豊富なので、体を動かしたいけれど何がいいかわからない、という人もサイトやSNSのレッスン表をチェックしてみるのがおすすめ。
しかも初心者向けもあり、少人数のレッスンだから参加しやすいのが嬉しいですね。
ちなみに見られるのが恥ずかしい場合は、ブラインドを下ろしてレッスンできるのでご安心くださいね。
自然派カフェへの道のり
オーナーのAyaさんは、ヨガを学ぶために訪れた福島県で、美味しいブッダボウルを提供するヴィーガンカフェと出会います。滞在中に通ううち、自身の体が軽くなったことを実感! 「食事で体が変わるのでは、と気づくきっかけになりました」。
ヨガを学びに行った先でヴィーガン食に出会い、それらが両立した「場」を創りたいと思ったのが、bee9 cafe&studioの始まり。その後、大阪に戻り行動に起こしたそうです。
「美味しいことはもちろん、昔ながらの調味料やよい土壌で育てられた野菜には、人を健やかにする力がある」。そう考え、食材選びには並々ならぬこだわりが。
「製造・栽培方法や、生産者さんで選んでいます。特に調味料は、伝統製法で添加物の入っていないものを。例えば醤油なら、国産大豆を3年かけてじっくり熟成させた『かめびし 三年醸造醤油』を使用しています」。
また野菜の生産者さんに関しては、「1年を通して安定して野菜を提供したくて、全国の農家さんをリサーチ、実際に足を運んで依頼しました」。
それがSNSで紹介している、福島県の「ごっつぁんファーム」、淡路島の「根波里(ねばり)農園」と「Chokeiji-noen」、鹿児島県の「霧島 有元農場」、奈良県の「ホリスティック自然ファーム」なのです。「顔の見える生産者」からの野菜は、安心感が増しますね。
看板メニュー「ブッダボウル」に込められた想い
色とりどりの野菜が一同に介した、見るだけで栄養が摂れそうな「ブッダボウル」!
ボウル(深皿)ではなく、平のお皿に盛っているのは「おかず一品一品を楽しんで欲しい」という想いから。さらに、「ヴィーガンでもそうでなくても、皆1枚のお皿の上で丸く調和している」様子を表現しているそう。「異なる見方を持っていても、私たちは共存することができる。平のお皿に乗せた具材はちょっと混ざりにくい、でも最終的には混ざるんだよって伝えたい」というAyaさんのメッセージが心に染みます。
今が旬のケール(中心)が本日の主役。上に乗っているのはオクラを使ったタルタルソースと珍しいカラートマトのブラックです。
さらに安定の人気メニュー・有機大豆ミートのから揚げから、きゅうりとパプリカのチアシード和え、オーガニックカリフラワーのエスニック炒め、紅はるか入りさつまいものココナッツ煮などユニークなおかずにワクワク!
店内用の日替わりスープは、お手製の玄米麹味噌汁でこちらもしみじみ優しい味わい…。精米までこだわった福島産のササニシキも噛み締めるほど、うま味が深まります。
愛情込めて育てられた食材を生かした調理法や味付けで、一口目から最後の一口まで飽きることなく味わい切ることができる一皿です。
カフェタイムもエシカルに
ヘルシーランチを楽しんだ後は、コーヒーや特製ドリンクでほっと一息。
提供されるのは、厳選したフェアトレードのコーヒー豆です。人や環境に優しい製法で作られた一杯は、気持ちが温かくなるよう……。「料理とのバランスを考えた、深過ぎない中煎りを選びました」とのこと。
また妊婦さんなどカフェインを控えている人には、エスプレッソマシンで抽出するルイボスティーを使った「レッドエスプレッソラテ」がおすすめです。
人気の自家製スイーツ
ショーケースに並んだスイーツはすべてヴィーガンで白砂糖不使用、グルテンフリーにも対応しています。ギルトフリーで楽しめるため、食事後につい手を伸ばす人や、持ち帰る人が多いというのも納得です。
・「モカチョコラズベリーの米粉カップケーキ」
穀物コーヒーのモカをベースに、オーガニックのチョコチャンクが贅沢に入った米粉のカップケーキ。口に入れた瞬間、ラズベリーのみずみずしさが弾け、モカやチョコのコクがそのフレッシュな酸味と調和します。
このサイズ感にして、期待以上の量の具材が入っているため、まるでケーキを食べた後のような満足感があります。
・「ごろごろおいものスペルト小麦スコーン」
古代より食べられている原種だからと、同店で使う唯一の小麦「スペルト小麦」を使ったスコーン。
特に今の人気は、淡路島や福島県の契約農家より届く、紅はるかなどおいもがたっぷり入っているものだそう。ほっくりとした食感と、天然の甘さが優しく、ずっしりと重量感もありこちらも大満足!
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ヨガスタジオ併設のヴィーガンカフェを紹介しました。
体を動かして、ヘルシーな食事を楽しむ。それ以上に、オーナーのAyaさんのお人柄やスタッフさんのフレンドリーな接客にも、すっかり元気をもらいました。ここは間違いなく「笑顔と愛」がある場所。ぜひ気軽に訪れてみてくださいね。
旅するように暮らす自然派ライター/オーガニック料理ソムリエ。
4年に渡る世界一周後、オーストラリアに移住し約7年暮らす。コーヒー好きが高じてオーストラリアではバリスタ業の経験も。今は繊細でフルーティーな浅煎りコーヒーに夢中です。ライターとしては旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページを主に執筆。現在は自然に沿った生き方、ほどほど丁寧な暮らしを自ら実践しながら発信中。地球にも体にも優しい生き方のヒントをお届けしていきます。
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