2022.11.20
NY最新スポット「ハドソンヤード」展望台&絶景レストランを詳細レポート
Hudson Yards(ハドソンヤード)
ニューヨーク、マンハッタンの中でも変化の目覚ましいエリアに段階的にオープンした複合施設「Hudson Yards(ハドソンヤード)」。
ミッドタウンのヘルズキッチンとチェルシーの間に位置し、高架鉄道上に作られた縦長の庭園・ハイラインの北の端と繋がっています。周囲にはホイットニー美術館に代表されるギャラリーが点在するなど、アートシーンの中心地からも近く、トレンドを感じられるエリア。
すでに「ハドソンヤード」の辺り一体が街のランドマークとなっていますが、まず目を惹く構造物が、パブリックアートの「ベッセル(Vessel)」。蜂の巣のようなユニークな形状で、154の連結階段、約2,500の個別階段、80の踊り場からなる螺旋階段から成っています。
ただ、2020年2月にオープン以来、当初は誰もが「ベッセル」に登ることができたものの、断続的に自殺者が出たことにより、現在も閉鎖が続いています。下から見上げるだけでも十分に迫力はありますが、大都市・ニューヨークの闇も垣間見えてしまいますね…。
目を見張るような絶景が足下に広がる、100〜101階の展望デッキ
さて、ハドソンヤード観光の中で外せないのが、屋外では西半球で最も高いスカイデッキ「Edge(エッジ)」。
他に類を見ないデザインで、高さ約335メートルの宙に浮いているような感覚と、360度の眺望を楽しむことができます。
傾斜したガラスのパネルで囲われた展望台からは、マンハッタンの街を一望できるので、迫力満点!
さらにデッキには、スリル満点のガラスの床が! 勇気のある方にはガラスから下の景色を観ていただきたいですが、高さが不安な方は、夕暮れ以降に訪れると距離感を掴みにくくなるので、怖さが軽減されますよ。
むしろもっとスリリングな体験をしたい方には、展望台の先端まで登るアクティビティ「City Climb(シティクライム)」がおすすめ。ハーネスを装着した状態で、建物の側面にある階段を365mの高さまで歩きます。
デッキ内で最も人気のフォトスポットは、ガラスパネルが交わる角のところ。ガラスと空に囲まれながら、セルフィーを撮ることもお忘れなく。
景色を見ながらドリンクや軽食を楽しみたいなら、101階のシャンパンバーを利用してみては? 展望台は10:00〜22:00までオープンしているので、天気の良い日に何度も訪れたくなってしまいますね。
NY観光のハイライトに!食事と眺望を楽しめる絶景レストラン
「エッジ」の1階上の101階に位置する「Peak(ピーク)」は、レストラン、バー、イベントスペースを備えたレストラン。
スタイリッシュな高級レストランですが、レストランを利用する場合は、展望台デッキへも行くことが可能。つまり、展望台に行く場合はレストランとセットで利用するのがおすすめです。
有名な建築家たちによって設計され、ニューヨークの素晴らしい眺望とともに、温かいおもてなしが融合されたモダンアメリカン料理がいただけます。
季節限定のモダンアメリカンメニューは、シェフのクライアが長年にわたって築いてきた地元の漁師、農家、仕入れ業者との関係や、サステナビリティへのこだわりからインスピレーションを得て開発されているとか。メニューはランド、シー、ガーデンの3つのカテゴリーに分かれ、グルテンフリー、ベジタリアン、ビーガンなど、さまざまなメニューが取り揃えられています。
アルコールメニューも豊富。ニューヨークで製造された製品を中心に、クラシックなカクテルをはじめ、300種類以上のワインやスピリッツが揃います。
ランチ・ディナーともに無休で、ランチは11:45〜14:30、ディナーは17:00から22:00まで営業しています。
ルーフデッキからハドソン川を一望!敷地内ホテルのレストラン
ハドソンヤードの敷地内にある、ウェルネスが重視されたホテル「Equinox Hotel(エクイノックス ホテル)」。
その中にある「Electric Lemon(エレクトリック レモン)」は、食事も雰囲気もシンプルでスタイリッシュ。
大西洋中部の農家、生産者、職人から仕入れた季節ごとの食材を、素材を活かした製法で提供するアメリカンレストランです。
海外のレストランというと、濃い味が多いように感じますが、こちらはどのメニューも薄味で、素材が生かされていることを実感できました!
アーチ型の天井と大きな窓から市街を一望できるモダンで広々としたダイニングルームで、ドラマティックな眺望が楽しめます。
8,000平方フィートのルーフテラスには、象徴的な彫刻が設置され、店内もテラス席も居心地抜群!
この日はあいにくの曇り空でしたが、晴れた日は開けたハドソンリバーの景色を眺めながらゆったり寛げますよ。
月曜から金曜まで、朝食が7:00〜10:30、ランチは11:30〜15:00、土日のブランチは9:00〜15:00、ディナーは日曜から木曜までは17:00〜22:00、金曜〜土曜は17:00〜23:00と、シーンに合わせた利用ができます。
「ハドソンヤード」には、オフィス、コンドミニアム、ホテル、文化施設や公園などもありますが、まだ全てが完成しているわけではなく、今後もレジデンスや学校などが造られ、全貌が明らかになるのは2025年の予定と言われています。
天空のアトラクションや絶景を観ながらの食事は、まさにニューヨーク観光のハイライトとなりそうですね! 変化を続けるマンハッタンの今を、存分に体験してみてはいかがでしょうか?
ビューティ・スパ&トラベルライター/Yuki Link Pte.Ltd.代表(シンガポール法人)大学卒業後、女性誌・書籍・ウェブなどで取材・執筆を行うほか、TV・ラジオ出演、美容イベントMC、美容セミナー・ライター講座の講師など、美&旅を軸に15年以上活動中。アメリカN.Yなどへの留学経験があり、コロナ禍前の数年間は毎月、飛行機・ホテル・観光などのトラベル取材で国内外を巡ってきたジェットセッター。“旅=美を磨くためのエッセンス”と捉え、旅先で美容スポットを体当たりで巡る取材も多く行う。■Coffret web:https://coffretweb.net/
■Instagram:@yukiishihara1112
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