2022.11.19
話題のBean to Bar「PLAQ」で究極に贅沢なチョコレート体験を
PLAQ(プラック)
フランス・パリの2区、ニル通り。ひと昔前まで問屋街だったこのエリアは、いまや美食通りとしても有名に。連日、美食通のパリジャンたちがこぞって通うグルメスポットです。今回は、気軽に入れて贅沢なショコラショ(ホットチョコレート)が頂けると話題のショコラティエの噂を聞きつけてやってきました。
細い通りを入っていくと、奥に真っ白な洗練された外観のショコラティエ・PLAQ(プラック)が見えてきました。
カカオ豆の焙煎から…小さなチョコレート工場
扉を開けると一面に立ち込める上品なカカオの香り。こぢんまりとした店内ですが、世界中から選りすぐりのカカオ豆が選別・焙煎され、私たちの口に運ばれるチョコレート、デザート制作まで一貫して行うアトリエが併設されています。
ショップスペースにはギフトにも最適なおしゃれなチョコレートのほか、手作りのデザートたちがまるで宝石のように綺麗に陳列されていました。
チョコレート本来の味を噛み締めることができる板チョコはPLAQの看板商品。ブラック、ピュアブラック、ミルクなどの定番板チョコから、チョコレートバーやペーストに至るまで豊富なラインナップを展開。それぞれのカカオ豆の産地や配合量やロット番号に至るまで個体認識情報が追跡できる本格派です。
PLAQのチョコレートは基本的には有機栽培(BIO)のカカオ豆と砂糖の2つの材料でシンプルなレシピになっていて、産地ごとのカカオ豆独自の風味が楽しめるのが特徴です。
オーナーは南米、アメリカ、フランス国内などカカオ研究のためだけに世界中を奔走し、そこで得た知識や経験を踏まえて試行錯誤させた後、今のPLAQを立ち上げたそう。そんなチョコレートへの愛情とこだわりが詰まったPLAQのチョコを一度食べればリピーターになること間違いなしです。
至高、甘すぎない贅沢オトナチョコの極み
今回は板チョコのほかに、店内でいただけるデザートとショコラショを注文してみました。
店内のデザートには、ショコラショとショコラムース、ココナッツキューブを注文。ショコラショは噂通り、とってもハイソな味わいで、普段飲んでいる物とは全く別次元のドリンクでした。甘さがとっても控えめで、飲む度にカカオの上質な香りが鼻から突き抜けていきます。濃厚でいて、喉通りもスッキリしていて、来るたびにリピートしたいくらいとっても美味しい大人のショコラショです。
ショコラムースもしっとり濃厚なのに、やはり甘くないのが特徴。ちょっぴりビターなテイストで、ボリュームがありますがペロッと食べてしまいました。フルーティーなカカオの風味がショコラショと併せて食べてもくどくないのが不思議です。
ココナッツキューブはほんのりグリルされた香ばしいココナッツの自然な甘さとビターなチョコレートの相性が抜群! サクッとした食感もおすすめです。
自宅用に購入した板チョコはこちら。
ミルクチョコレートは、お店で人気のIDUKKI LAIT DE COCOは10€(約1,450円・税込)。インドのケーララ州 IDUKKI地方で生産された香り高いカカオ豆46%とカカオバター10%、インドネシア産のココナッツシュガー26%とミルクパウダー18%が配合。ミルクチョコレートの分類ですが、一般的なダークチョコレートの甘さに近い、ビターな仕上がりです。一口噛むとフレッシュなカカオの風味と後からやってくるココナッツの甘みにリピートする方も多いようです。
ダークチョコレートはKAMILIという種類をチョイス。アフリカ・タンザニア産のカカオ豆から作られており、74%がカカオ豆とブラジル・サンパウロ産のサトウキビ26%だけで作られた純度の高いブラックチョコ。口に含むとピリッとした苦味がありますが、その後、口に溶けるとまろやかで甘いフルーティーな香りが特徴的です。
抗酸化物質のカカオポリフェノールが豊富なハイカカオチョコレートが健康食品のひとつとして注目されていますが、PLAQのチョコなら加えてカカオ豆ごとに異なる風味や上質な味わいを楽しめます。ギフトにも喜ばれること間違いなしです。パリに遊びにきたら、ぜひニル通りのPLAQで贅沢なカカオの味を楽しんでみてくださいね。
元旅行会社勤務。結婚を機にパリに移住。パリのおいしいクロワッサン、ビル・アケム橋からのぞむ風景が大好きです。将来は大学院への進学、それと本場インドでヨガを学ぶのが夢。最先端のトレンドが集まる街・パリの最新オーガニックグルメや人気のカフェ、おみやげにぴったりなプチプラコスメをリアルタイムでお届けしていきます。
この著者の記事一覧へ