2022.10.20
世界を旅するレシピ 本場の味を再現!定番メニューをアップデート
これまで約1年間にわたって、数々のレシピをご紹介してきた連載「世界を旅するレシピ」。各国出身の先生方から、その国ならではの郷土料理や食の楽しみ方を教わり、おうちにいながらその国の味を堪能できるとご好評をいただいていました。
今回は、そんなたくさんのレシピの中から、皆さんの家庭でも登場する機会の多い、パスタ、カレー、ビーフシチューのレシピをご紹介! 定番メニューだからこそ本場の味をマスターしておうちで楽しんでみてはいかがですか?
<イタリア>
シンプルだからこそ奥深いイタリアン
日本人が日常的に食べている料理の一つでもあるイタリア料理。中でも、パスタは家庭で登場する機会が多いのではないでしょうか。今回は、お肉のコクとトマトの酸味がマッチした「ボロネーゼ」と、それに合う前菜とデザートをご紹介します。パスタの定番メニューと言えば、「ボロネーゼ」を思い浮かべる方も多いはず。本場イタリアでは、お肉と野菜の旨味、赤ワインのコクとトマトの酸味で、シンプルだけど奥深い味わいに仕上げます。しっかりとした味わいのボロネーゼにあわせて、前菜はあっさりとした味の3品を盛り合わせで。デザートには、甘くてほろ苦い大人のスイーツ「ティラミス」がおすすめ。本場のティラミスには欠かせない食材“サヴォイアルディ”を使うと、より本格的な味に仕上げることができます。
<インド>
スパイス使いが決め手のインド料理
みんなが大好きなカレーの中でも、子どもから大人まで愛されているのが「バターチキンカレー」ではないでしょうか。辛さが苦手な方でも食べられる、クリーミーでマイルドな味わいのバターチキンカレーは、基本的なスパイスにケチャップをプラスすることでインドの家庭の味を再現することができます。カレーの付け合わせとしておすすめしたいのが、スナック感覚で食べることができる「ハラバラカバブ」。日本の家庭料理でいうコロッケのようなこちらは、じゃがいもにほうれん草、グリーンピースをあわせて揚げ焼きにしたフィンガーフードです。スパイシーな料理の後には、ヨーグルトをベースに作られるインドの定番ドリンク「ラッシー」を。マンゴーピューレを使うことで、よりクリーミーでリッチな味わいに仕上がるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
<フランス>
フランス家庭の温かなコース料理
フランス料理といえば、コース仕立てのフレンチを想像しますが、現地では家庭でも前菜・メイン・デザートと楽しまれています。今回は、そんな家庭で楽しめるコース料理をご紹介。まず前菜には、濃厚な風味のブルーチーズと卵を使いオーブンで焼き上げる「ココット」を。半熟の黄身にトーストしたパンを絡めて食べるのが現地流なんだそう。メイン料理には、赤ワインだけで煮込んだ肉が味わい深い「ブッフ・ブルギニョン」。肉や野菜の旨味がギュッと凝縮され、赤ワインのコクも深まるこちらの一品は、寒くなるこれからの季節にリピートしたくなること間違いなし! デザートには、りんごの甘酸っぱさがクセになる「タルトタタン」を。想像するよりも簡単に作れるスイーツです。
いかがでしたか? 今回は、日本でもよく食べられているメニューを本場の味に再現できるレシピをご紹介しました。パスタ、カレー、ビーフシチュー、定番メニューだからこそ本場の味をマスターして、副菜やデザートとあわせてチャレンジしてみてくださいね。