2022.09.29
世界を旅するレシピ 手軽なのに本格的!魅惑のアジアンフード
これまで約1年間にわたって、数々のレシピをご紹介してきた連載「世界を旅するレシピ」。各国出身の先生方から、その国ならではの郷土料理や食の楽しみ方を教わり、おうちにいながらその国の味を堪能できるとご好評をいただいていました。
今回は、そんなたくさんのレシピの中から、簡単に作れるのに本場の味も再現できるメニューを、韓国、台湾、ベトナムの三カ国からご紹介します! 日本でも親しまれていてお腹も満たされるメニューなので、食欲が増すこれからの季節にぜひチャレンジしてみてください。
<韓国>
おうちで手軽に再現できる韓国の味
日本人にも馴染み深い食としてあげられる一つが韓国料理ではないでしょうか。キムチ、ビビンパ、チャプチェなど一度は口にしたことがある人も多いはず。そんな韓国の定番料理として知られている、キムパ、スンドゥブ、カクテキはおうちで簡単に再現できるんです!
キムパは、具材の下準備をすればあとは巻くだけ。ポイントとして、韓国食材店で販売されているたくわんを使うと食感が良く本場の味により近づけます。なかなかしっくりした味にならないスンドゥブとカクテキは、使う調味料や調理工程を少し変えるだけでうまみがパワーアップ! 肌寒くなってきたこれからの季節に、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
<台湾>
少しのコツでグッとおいしい台湾料理
日本からすぐ行ける海外として人気の台湾。タピオカや豆花(トウファ)、台湾カステラなどの専門店も増え日本での台湾ブームはまだまだ継続中。そんな台湾では、外食文化が定着しており、屋台やレストランなどさまざまなお店が立ち並んでいます。今回ご紹介する雞絲飯(ゲーシーパン)は、そんな台湾屋台で愛されるメニューの一つ。優しい味わいでお腹をしっかり満たしてくれる一品です。あわせて食べたいのが、台湾産の切り干し大根を使ったオムレツ、菜脯蛋(ツァイブータン)。コリコリとした食感がクセになる、ご飯にもお酒にもあう定番の台湾料理です。食後には、台湾の酒粕を使った暖かいデザート、酒譲湯圓(ジュウニャンタンユェン)がおすすめ。優しい甘さで食欲がないときのパワーチャージにもぴったりです。
<ベトナム>
香味野菜&ハーブたっぷりのベトナム料理
女性ツーリストに大人気の国、ベトナム。フォーや生春巻きはベトナムを代表する料理でもあり、日本でも馴染みがあります。中でも、手軽に本場の味を再現できるのが、コム・ガー・ホイアン。鶏肉の旨味とにんにくやしょうがの香りが効いた、食欲をそそる定番メニューの一つです。材料を炊飯器に入れて炊くだけ、という簡単な調理工程で作ることができるので、忙しいときでも本格的なベトナム料理を楽しめます。そんなご飯ものに欠かせないのが、スープ。ベトナムでは、食事の際にスープは欠かせないんだそう。今回は、ベトナムでもよく食べられている空芯菜とトマトを使ったスープをご紹介。栄養価の高い空芯菜とトマトのほどよい酸味がマッチした一品です。最後に、アボカドを使ったスムージー、シントー・ボーで食後を楽しんでみてはいかがでしょうか。コンデンスミルクとアボカドの栄養を丸ごと補給できるドリンクです。
いかがでしたか? 今回は、手軽で簡単なのに本場の味が誰にでも再現できるメニューをご紹介しました。普段使っている調味料を変えたり、調理工程を工夫するだけで、ぐんと本格的な味に仕上がります。いつものごはんメニューに追加して、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
次回は、カレーやパスタ、シチューなど、日本でも愛されている料理が本格的に作れるレシピをお届けします。
お楽しみに!