2022.07.23
横浜みなとみらいで宇宙旅行!?大人のプラネタリウムを楽しむ
コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA
皆さんは、最後に星空を見上げたのはいつですか?
忙しく毎日を過ごしていると、空を仰ぎゆっくり星を見る…という機会は少なくなりますよね。
今回は、そんな方におすすめの “大人のプラネタリウム”をご紹介。幼い頃の記憶にあるプラネタリウムとは一味違う新感覚の体験に、きっと心躍るはず。
今年3月、横浜みなとみらいにオープンした「コニカミノルタプラネタリアYOKOHAMA」は、みなとみらい線新高島駅から徒歩1分のところにあります。
館内に入ると、川のせせらぎや鳥のさえずりの音が流れ、星明りの森をイメージしたアロマがほんのり香ります。地球上の自然がコンセプトとなった、癒やしの空間。
月のオブジェをよく見るとなんともリアルですよね。地球から見える姿を忠実に再現したそうで、ここから宇宙へと続く空間が広がっていきます。
今回観る作品は「Space Voyage #ファインダー越しの私の宇宙」。
地球から宇宙船に乗って太陽系を巡る撮影旅行に出るというテーマ。なんと、これまでのプラネタリウムでは考えられなかった、撮影タイムがあるのだそう!(スマートフォンのみ) 作品づくりには、星に興味がない人にも楽しんでもらえたらという想いが込められています。
では出発!…の前に寄り道しましょう。
ここは“銀河を旅する途中に出会うカフェ” 「Cafe Planetaria」。キラキラとした星や宇宙の輝きを詰め込んだメニューが並びます。
プラネタリウムでは珍しく、ドーム内で飲食可(カフェの商品に限る)。さらにすべてのメニューがテイクアウト可能なため、カフェを利用する方が多いそう。
「日常に楽しい星のきらめきが寄り添いますように」と願いが込められた「光るボトル」には、あなたのためだけに輝く流れ星をとじ込めました。ぷるぷるとした食感が楽しいドリンクはよく混ぜて楽しむのがコツ。
ブルー:レモネードとマスカットゼリー
レッド:アイスティーにグレナデンシロップとマスカットゼリー
「HANDELS VÄGEN」のアイスを使った「未発見の惑星」をイメージしたアイスクリーム。輪っかはモナカで、自然素材を使い、乳化剤・安定剤・着色料・香料無添加。
うーん、これは新惑星の味かな! 層になった味がベストマッチ。(バタフライピーバニラアイス、抹茶 & ほうじ茶アイス、 マンゴーミルクアイス)
フードで一番人気の幻想的なギャラクシードーナツはひとつずつ手作業で、模様が異なります。見た目のかわいさだけでなく、フワフワとした食べ応えも抜群。食後に真っ青になる舌をSNSに収める女の子も多いのだとか。
カフェにはアルコールもあるので、星空の下でお酒を飲みたい!という大人のロマンも叶います。
準備はバッチリ。宇宙旅行へ出発!
さて、上映時間になりました。目の前に広がる映像に、まるで自分が動いているかのような錯覚に陥るほどの臨場感と没入感に驚き、ぐいぐい引き込まれます。
現在のプラネタリウムで主流の投映機はなく、自発光する5500枚のLEDパネルが敷き詰められています。
このLEDドームシステムは日本初(名古屋・横浜でLEDドームシステムを採用したプラネタリウムが日本初)で、より鮮やかで迫力ある映像美が実現したのだとか。
作品中は撮影のタイミングを教えてくれるので本当に旅行をしている気分に。
星って、写真に残そうとしても写らないですよね?
このプログラムでは、誰でもキレイに星の写真を残すことができます。私のデータフォルダには美しい惑星たちのギャラリーができました。
限定4席のプレミアムな「プラネットシート」は2名で利用可能。靴を脱ぎ身をあずけて横になれば、まるで宇宙空間に体が浮かんでいるような体験もできそうです。
旅行を楽しんだらお約束のお土産タイム
「Gallery Planetaria」は銀河のどこかにある『花を贈るように星空を』がコンセプトのギフトショップ。
宇宙の香りってご存じですか…?
船外活動を終えた宇宙飛行士が、船内に戻り宇宙服を脱いだ時に甘酸っぱい香りがしたそう。その成分を調査したところ、ラズベリーと同じ成分が検出。そんな背景から、ショップでは宇宙の香りを楽しめる商品を多く取り扱っています。
プラネタリアYOKOHAMAでは、7月末まで“宇宙はラズベリーの香り”フェアを開催中。
私は東京の星空をイメージし、星型の砂糖が入った華やかなスパークリングワインの香りがする紅茶と、「ユニバースタイム」という“バスタイム”をかけたユーモア溢れる横浜限定商品をお土産に。
オリジナル商品はストーリーを大事にしたものばかり。家でも宇宙を感じられるのが嬉しいですよね。
いつでも星を身近に
コニカミノルタは1958年に国産プラネタリウム1号機を開発し、現在では国内の約半分がコニカミノルタ製なのだとか。従来の、投映式ではなくLEDを使った世界に誇る最先端技術のおかげで、スマートフォンの光の影響を受けずに撮影ができ、食事をしながら星を楽しむというワクワクする体験ができるようになりました。その技術の進歩にも思いを馳せてみてもよいかもしれませんね。
夜は照明も変わり違った雰囲気が楽しめます。仕事帰りやお買い物のついでに。友人とお茶をする代わりに…。
より星が身近に感じる新しい癒やしのスポットとして、ふらりと立ち寄ってみるのはいかが?
プレミアムシート・プラネットシート 一律(小学生以上2名様まで) 4,200円/シート
一般シート 大人(中学生以上)1,600円/人・こども(4歳以下) 1,000円/人
ドイツ在住の元CA。システムエンジニアを経て客室乗務員となり、退職後2023年より家族とドイツに住む。学生時代に台湾留学でマスターした中国語と英語に加え、現在はドイツ語の資格取得に挑戦中。異文化交流と新しい体験を求めて、世界中を旅するグルメ探究者。旅先で味わった料理を自宅で再現するのが趣味。ドイツを中心にヨーロッパでの暮らしと旅情報をお届けしていきます。
Instagram:@wakana_log/@wakana_log_germany
この著者の記事一覧へ