2022.09.28
【小西さやかの化粧品成分辞典】話題!「新ビタミンC」の高濃度コスメ3選
多くの化粧品や医薬部外品に配合されている「ビタミンC」は、肌にマルチに働く成分であり、医薬部外品の美白有効成分としても認められている人気成分。化粧品成分に詳しくない方も「ビタミンCが入っている商品は効くんでしょ」となんとなく感じている方も多いはず。
当記事では、「ビタミンC」の働きと、化粧品開発者である小西さやかが実際に使って、ぜひおすすめしたいアイテムを厳選してご紹介します。
「ビタミンC」とは
「ビタミンC」はさまざまな肌トラブルに働きかけるマルチな美容成分として知られている化粧品成分の花形スターです。医薬部外品の美白有効成分としてシミを防ぐ働きが認められていることはもちろん、肌を引き締めたり、保湿し透明感のある肌に導くなど、さまざまな効果があり、多くの医薬部外品・化粧品に配合されています。
実は種類豊富な「ビタミンC」
一口に「ビタミンC」といっても、いくつも種類があることをご存じですか。
一番有名なのがビタミンC誘導体。ビタミンCはそのまま(裸のまま)配合すると、酸化してしまい効果を発揮できないので、誘導体という形にすることで、ビタミンCを裸のままではなく帽子を着せて守ることができます。
また、肌でビタミンCとしての効果を発揮するためには、肌にある酵素で帽子を脱ぎ裸の状態のビタミンCに戻る必要があります。(※帽子を着たまま効果を発揮できるものも一部あります)そこで、帽子の種類により、肌の中ですぐ帽子を脱げるタイプ(速攻型:水溶性)や徐々に帽子を脱ぐタイプ(持続型:水溶性)、肌に浸透しやすい帽子を徐々に脱ぐタイプ(浸透(持続)型:油溶性)、新しく注目度が高いのが細胞の中に入りやすい特殊な帽子をつけているタイプ(高浸透型:両親媒性)などがあります。
今回は、この高浸透型のビタミンC誘導体の中で効果が高いと話題の成分2つと、速攻型のビタミン誘導体の中でも刺激を感じにくい新ビタミンC誘導体を配合した高濃度コスメをご紹介します。
「100倍浸透ビタミンC(APPS)」を高濃度配合した美容液
一般的なビタミンC誘導体の100倍浸透するビタミンC誘導体を高濃度配合したパウダーとエッセンスの2剤を混ぜて使用する美容液。APPSに加え、厳選の44種類もの美容成分を配合した集中美容液です。
乾燥、くすみ、キメの乱れなど複合的な肌悩みにアプローチし、ふっくらハリのある肌に導きます。
紫外線ダメージや、エイジングサインが気になった時に、1週間の集中ケアを取り入れましょう。
VC100APPSスペシャルエッセンスEX 7日×4セット 12,100円(税込)
ビタミンC誘導体を複数配合した化粧水
浸透性が非常に高い両親媒性ビタミンC誘導体「GOVC」。
実は、GOVCは、ビタミンCの美白効果以外にもグリセリンによる保湿効果も期待できるので、ビタミンC配合の化粧品は乾燥すると思っている人にもおすすめ。このを「GOVC」を世界で独占販売しているアイ・ティー・オーが販売しているロングセラー化粧水がAPPプラスEローションGOプレミアム
「GOVC」に加え、APPS(100倍浸透型ビタミンC)やTPNa(ビタミンE誘導体)も配合。
本気で高濃度コスメで肌のエイジングケアをしたい人におすすめ。シミや色素沈着はもちろん、ハリや弾力不足に悩む人にもおすすめ。
APPプラスEローションGOプレミアム 50ml 6,650円/100ml 9,900円(ともに税込)
衝撃の高濃度「アミノ型ビタミンC誘導体」配合の美容液
「お肌にやさしい中性pH」、「熱・光・UVに安定」という特徴を持った「アミノ型ビタミンC誘導体(アスコルビルグルコシド&アルギニン)」を贅沢に配合した美容液。アミノ型ビタミンC誘導体は、もともと、酸性で刺激が出ることがある速効型:水溶性のビタミンC誘導体(アスコルビン酸グルコシド)をアルカリ性のアルギニンを加えることで中性に調整したビタミンC誘導体で、肌の刺激が少なく、安定性が高いのが特徴。
他にも生セラミド、コラーゲン、エラスチンを配合。医薬部外品が3%のものが多い中、化粧品で28%と驚くほど高濃度のビタミンCが配合された美容液。
使用感は少しぺたぺたする感じがあるのですが、時間をおけばそれがハリ感に!無香料なので、香り付きが苦手な方や、これまで高濃度ビタミンC配合のアイテムでヒリつきを感じたことがある方にもおすすめです。
newtra VC 28 SERUM 15ml 8,800円/30ml 16,500円(ともに税込)
マルチに働く「ビタミンC」はお手入れ必須アイテム!
あれ、いつもより肌がくすんでる?キメが乱れてる?というサインに気付いたら、肌悩みにマルチにアプローチする「ビタミンC誘導体」配合アイテムを追加するのがおすすめ。今回紹介した3品は、長く使われてきた一般的なビタミンC誘導体と比較し、進化を遂げパワーアップしたビタミンC誘導体を配合したアイテムばかりなので、ぜひチェックしてみてくださいね。