美食の国フランスで愛される、野菜たっぷりヘルシーなレバノン料理の世界
FOOD

2022.06.05

美食の国フランスで愛される、野菜たっぷりヘルシーなレバノン料理の世界

KAZA MAZA

フランスで愛される異国料理・レバノン料理

ヨーロッパでも屈指のグルメ大国フランス。

伝統のフランス料理だけでなく、移民が多いフランスならではの食文化が発展してきました。

特に中東方面のレストランは街中のいたる所に見かけます。さらに近年のヴィーガン食ブームや物価高も相まって、ヘルシーで手頃な価格の中東料理はフランスで大人気です。

今回ピックアップするのはレバノン料理。

地中海に面するレバノンは、世界屈指のレモン消費国でもあり、長い間、トルコ支配下にあったことや、その後フランス統治時代を経た背景もあって、トルコ料理やフランス料理の影響を多く受けているそうです。

サッパリとした素朴な味わいが人気のレバノン料理、パリの人気レストランから代表メニューをご紹介します。

手頃な価格と親切な接客、パリ左岸の人気店KAZA MAZA

やってきたのは、パリ左岸のターミナル駅・モンパルナス駅からもほど近いレバノン料理店 KAZA MAZA。周辺はクレープの名店なども多く、グルメな一角としても知られています。

取材にやってきた日は28℃の夏日でしたが、通年テラス席が大好きなフランス人客でこの日は満席でした。

お得なランチメニューから日替わり品、定番のレバノン料理が一通り味わえるメニューも揃っていて、悩みます。1人で入店している方もちらほら。

パリ中心部のランチで9€〜は割安です!

レバノン料理代表、前菜盛り合わせのMezze(メッツェ)

早速、レバノン料理の代表プレート・Mezze(メッツェ)を注文しました。

レバノン料理といえば、Mezzeというくらい欠かせない前菜の盛り合わせプレート、13.90€/約1,900円(税込)

Mezzeとは盛り合わせした前菜の意味だそうで、こちらのレストランでは10種類がワンプレートに。

前菜の域を超え、とってもボリューミーなメインプレートとしても親しまれています。

●フムス

中東料理に欠かせないひよこ豆のペーストと、日本人にもおなじみの胡麻のペーストに、レモン果汁、オリーブオイルを合わせたフムス。本場では、朝昼晩問わずピタパンの相棒でもあり、いわば国民食。

高タンパク質で食物繊維が豊富なひよこ豆は栄養価にも優れており、満腹感を感じられるスーパーフードとしても注目を浴びている食材。健康にも美容にもおすすめのペースト食です。

胡麻の香ばしさにサッパリとしたレモン風味がマッチ、どこか懐かしい味わいが印象的です。

ライトな味わいであっさりしていて、夏バテした時にも食べられそう。

●Kebbe /キッべなど各種揚げ物

プレート中央にドーンと置かれたキッべと呼ばれる揚げ物たち。

キッべの中身には羊や鶏肉のミンチが入っています。

KAZA MAZAの特製キッべにはヘルシーな羊肉入り。羊肉独特の臭みはほとんどなく、他の野菜と合わせて食べると、お肉の旨味がより引き立てられます。

もうひとつの特徴は、もちっとした厚い皮。

キッべはブルグルと呼ばれる挽き割り小麦を使用していて、このブルグルは食物繊維やカリウムなどが豊富健康に良い食材でもあります。

キッべの中身。塩加減も絶妙で、ご飯にも合いそうです

●サラダ2種

定番のレバノン風サラダはフォークが止まらない

こちらは定番のレバノン風サラダ・タブレリバネ。

トマト、イタリアンパセリ、ドライミント、タブレ、玉ねぎ、レモン果汁のシンプルサラダ。塩気も少なく素材そのものの美味しさが活かされており、他の食材とも相性抜群。

香辛料もないので、癖がなくパクパクと食べられるので苦味などが苦手な方にもおすすめです。

茄子好きにはたまらないイチオシのサラダです

サラダ デュ モワーヌと呼ばれるこちらのペーストサラダは、潰した焼き茄子、ピーマン、トマト、レモン果汁、ニンニク、オリーブオイルが混ざったレバノン料理らしいサラダ。

酸味の中に焼き茄子の果肉、ほろ苦いピーマンとトマトとレモンの酸味、そして食欲を掻き立ててくれるニンニクのハーモニーが絶妙です。

夏野菜たっぷりでカリウムも豊富、暑い季節にぜひ積極的に摂りたい一品です。

●ラブネ

レバノン料理に欠かせない水切りヨーグルト・ラブネ。こちらのラブネはドライミントが混ざった特製のもの。サッパリとした味わいで、ピタとの相性も最高です。

他の野菜と合わせて、即席ピタパンサンドイッチの完成です。

ピタに合わせて食べるとさらに美味しいです

そのほか、ひよこ豆のコロッケでお馴染みファラフェルなども載っていて、満足度の高いプレート料理でした。

ファラフェルはお腹に溜まるので、ダイエット中の食事にもぴったりです

●チキンシャワルマのサンドウィッチ

Mezzeと並んでおすすめはチキンシャワルマのサンドウィッチ。

以前、フランスの市民講座で仲良くなったレバノン人におすすめしてもらったので注文してみました。

Mezzeが想像よりもボリューミーでお腹いっぱいになってしまったため、こちらはテイクアウトに。

シャワルマとはお肉をマリネするという意味なんだとか。

ポテト、レタス、レバノン風サラダ、刻んだピクルスに柔らかくマリネされた鶏胸肉がピタで包まれており、ボリュームも満点!

鶏肉はサッパリとしたレモンの酸味と食欲を刺激するニンニクの風味が印象的、しっとりと柔らかくて絶品です。

西洋風のサンドウィッチとは違った、オリエンタルでサッパリとしたライトテイストのサンドウィッチは、女性に受ける味だと思います。

レバノンのデザートは中東色満載!

締めはデザート!

レバノンの伝統デザートは、ピスタチオのナッツ類や蜂蜜などの自然由来の甘味を多く使用したヘルシーなテイストが特徴。

KAZA MAZAではデザートは1個2€前後と手頃な価格で注文できます。

●中東で愛される焼き菓子 マームール

まるで砂漠の砂のようにホロホロと崩れる新食感のマームールは、中東では定番の焼き菓子。

粉砂糖やピスタチオやナッツがふりかけられており、中身はナッツの餡やドライフルーツが入っていたりとお店によっても異なるのが特徴。

シナモンの風味とピスタチオの食感と香ばしさが楽しめるマームール。上にかかった粉砂糖以外にはナッツやドライフルーツ本来の甘味を最大限に活かしており、見た目とは裏腹に甘さ控えめな素朴なデザートです。

●中東風プリン ムハラビエ

オリエンタルなプリン、ムハラビエはレバノンなどの中東で愛されるプリンのようなデザート。

特徴は米粉をベースに牛乳やレバノンのオレンジフラワーエッセンスが配合され、アロマティックな風味が口に広がる食べたことのない新しいプリンです。甘さはかなりひかえめ、ぷるんとした食感で食べやすいです。

今回ご紹介したのはほんの一例のレバノン料理。奥が深いレバノン料理、パリに訪れたらぜひ試してみてください♪

ヘルシーでさっぱり、今年の夏は我が家はしばらくレバノン料理頼りになりそうです。笑

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