日本の様式美をラグジュアリーに堪能するリゾート「ふふ日光」
LIFESTYLE

2022.04.16

日本の様式美をラグジュアリーに堪能するリゾート「ふふ日光」

ふふ日光

その土地らしさを感じると、旅をしていると実感しますよね。ラグジュアリーリゾート「ふふ日光」には、見るものすべてにストーリーが詰まっていて、誰かに話したくなる魅力がたくさん。

豊かな自然に囲まれながら、日本の美しさを堪能するひとときをご紹介します。

御用邸跡地に宿泊する特別感

日光東照宮から車で約5分。大木に囲まれ、まるで森の中にここだけが存在するような、ふふ 日光。漆黒色の木材と栃木県産大谷石で築かれた建物は、独特の個性を持つ佇まいで惹き込まれます。

エントランスを抜けるとまず見えるのは、皇族である愛子さまのお印、ゴヨウツツジ。葉が星のように5枚並ぶのが特徴で、春になると可憐な白い花を咲かせます。冬に雪が降るとそれもまた花のように見えてキレイだそう。

ふふ日光は、親王・内親王・皇族方の御用邸で、大正5年に創建した日光田母沢御用邸記念公園に隣接して建てられています。

そして上を見上げると、新春を彩り吉祥を告げる梅の花をモチーフにした照明が。レトロなデザインが大正時代を彷彿とさせてくれます。

お部屋に行くまでには、中庭を通ります。中庭は季節をよく演出してくれ、秋の紅葉は、とても見応えがあるそう。私が訪れたのはまだ寒さの残る晩冬。木の葉がないので、枝のシルエットがくっきり廊下に写り、アート作品のようでした。

高貴で優美な温泉付きスイート

全24室の客室は、すべてスイート仕様でゆったりと落ち着いた空間です。

案内していただいたのはスタイリッシュスイート。1階の角部屋でした。パーラールームの窓からは樹齢の高そうな大樹が望むことができて、深い自然を感じ日常の喧騒を忘れさせてくれます。全室お部屋のデザインが違うそうなので、何度泊まっても楽しめますね。

お部屋には、日光東照宮の神厩舎に彫られている三猿もいました。

冷蔵庫にはマスカットティがあり、ふふ日光のオリジナルブレンドだそう。フルーティで爽やかな香りと甘みが抑えられたシックな味わいが優美なティータイムを演出してくれます。

お茶うけはマシュマロと、特別な製法でいちごにチョコレートを染み込ませたお菓子でした。

こちらが部屋風呂。大人2人でもゆったりと入れます。地下1,500mから自家源泉を引いた柔らかい泉質の温泉で、全室で堪能できます。最新の設備で42度にキープされているそうです。

存在感のある蓄音機がお部屋のムードを重厚に、豪華にしてくれます。スマホを置くと、スピーカーから音楽が流れるのですが、普段聞いていた音に蓄音機ならではの温かみが加わり、大正ロマンといった雰囲気に。販売予定ではなかったそうですが、宿泊者からの問い合わせが多く、販売を始めると希望者が多く半年待ちから1年待ちという人気ぶり。今にない、どこか懐かしさを感じる音色に癒されます。

こちらは、プレミアムスイート。全6部屋あり、広さ70平米。2名でゆったりと宿泊できます。

そしてこちらは、ふふラグジュアリープレミアムスイート。広い露天風呂とテラス付きなのが魅力です。

お部屋には、部屋着とは別で館内着が用意されていて、リラックスした姿で滞在できます。

サイズも子供用のSから大人のXLまで豊富にあり、幼い娘も同じ服を着れたのは個人的にとても嬉しかったです。

揺れる炎を見つつ、気持ちよくほろ酔いに

ラウンジでは、16時から19時半の間、シャンパンやワイン、自家製ソフトドリンクなどをフリーで楽しむことができます。暖炉の揺れる炎をぼーっと見つめているとなんだか心が穏やかに。リラックスできました。

シャンパングラスにはミモザがあしらわれていました。刻々と暮れる陽と、シャンパンの泡を見ながら気持ちよくほろ酔い。お部屋も素敵ですが、チェックインから夕食までの間は、せっかくなのでラウンジへ行くのも良いですね。

季節に合わせた食材でおもてなし。気品ある日本料理

夕食は、日本料理「節中」をいただきました。個室仕様の節中では、部屋に二十四節気を用いた名前で分けられています。このお部屋は、「啓蟄」。3月6日の頃、土の中で縮こまっていた虫(蟄)が穴を開いて(啓いて)動き出す日を表しています。季節に合わせた食材でお迎えしたいという気持ちからこの名付け方となったそうです。

横並びのカウンターの個室では、目の前にスタッフの方が現れ、対面でサービスをしてくれるそう。ふふ日光の特徴として温かいサービスをお届けしたいということから、バーやお寿司屋さんのような、お話ができるスタイルをとっているそう。

地元産の食材を使い日光の旬を味わうことができ、また皇室ゆかりの地にいるからこそ、宮中晩餐会をイメージした贅沢な内容となっているとのことでした。

前菜にかわり「ボン・ボニエール」と称して出てきたのは、江戸切子や有田焼の可愛いらしい器。皇室の贈り物としてもよく使用されたボンボン(砂糖菓子)を入れる容器に、霧降高原豚の柔らか煮、鯛の焼き浸し、甘エビの昆布締めが入っていました。

こちらは、三種の神器をイメージしたお料理で、右にあるのが勾玉ポテト、真ん中の金時人参と蜂蜜のペーストは剣、奥にあるラビオリを鏡と見立てて作られたそう。

日光霧降高原牛フィレ肉のロースト。蕗の薹を使った蕗味噌べアルネーズ焼きは、今ならではの食材で季節を感じさせてくれます。

お食事は、香り豊かな山椒と柔らかく甘い新筍、日光香鶏「ひろっこ」の釜炊きご飯で、たくさん食べてもあと一口、もう一口とついつい箸が止まらない美味しさでした。

お腹も満たされ、気持ちよくなりながら、部屋に戻る廊下にはライトアップされた木々が昼間とはまた違う景色を見せてくれ、幸福感でいっぱいの夜を過ごすことができました。

プレゼントのような朝食

朝は部屋風呂も良いですが、川のせせらぎが聞こえるという大浴場へ行きました。

全国にあるふふの中でも広いお風呂と評判です。また、湯上がりにミネラルウォーターやビール、アイスがフリーでいただけるのも、嬉しいサービスです。

朝食がこちら。何が運ばれてきたのかと思いました。小さな鈴がちょこんと飾られた箱を開けると

小皿に盛られたお料理が。素敵な演出が施された朝食に朝から幸せな気持ちになりました。

日光をさらに知る

ふふでの滞在を楽しんだ後は、日光東照宮を訪れるのも良いですね。

2019年に平成の大修理を終え、新しくなった唐門です。また、ふふのお部屋にあった三猿や眠り猫を見ても、ふふの余韻に浸れますね。

その土地に根付いた、”らしさ”を味わえるふふ日光の滞在は、お部屋も料理も温泉も格別で、優雅な時間となりました。

全国でスモールラグジュアリーリゾートを展開する「ふふ」。その中でもふふ日光は、暖かい接客を感じるシーンが多くありました。言葉遣いや接し方、笑顔も多く、またいろんなスタッフさんが、娘を何度も名前で呼んでくださったので、初めての場所に驚かずに楽しんでいる様子でした。

御用所跡地の典雅な空間で、人の温もりを感じるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

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