2022.02.21
イタリアで古くから愛される国民的自然派コスメ・レルボラリオ
L’ERBOLARIO(レルボラリオ)
寒い冬が終わりに近づき、花々は一足先に春の訪れを告げてくれています。華やかな存在感は、私たちを明るい気分にさせてくれますよね。
今回ご紹介するL’ERBOLARIO(レルボラリオ)は、そんな花や植物たちのエキスを惜しみなく使い、イタリア国内での取り扱い店舗数は約5,500店にのぼるという、まさに知らない人がいないほどのナチュラルコスメ界においてイタリアを代表するブランド。
自然を愛し尊敬を込め生み出されてきた製品たち
L’ERBOLARIOの起源は40年以上前。自然を愛し、薬用植物の世界に魅了された一組のイタリア人夫妻が、イタリア北部の街ローディで、小さなハーブ薬局を立ち上げたのが始まりです。
語源は「エルボラーレ=薬草採集」という意味のイタリアの古語。
学生時代からともに過ごしてきた2人は、放課後に森へ行って植物を採取しコスメをハンドメイドするほどだったとか。なんとも微笑ましいエピソードですね。
豊富なアイテムからお気に入りを見つけて
そんな自然派ブランドが、ついに日本初上陸。9月にオープンした有楽町店をレポートします!
JRの駅から徒歩1分、有楽町マルイの1階に日本初の直営店はあります。ズラリと並ぶその商品数は圧巻!
プロダクトは、ボディケア中心の香り高い「パフュームドライン」、自然由来の穏やかな使い心地が優しい「フェイシャルケアライン」、髪質に合わせてケアできる「ヘアケアライン」の3つのラインナップに分かれています。メンズ商品も取り扱いがあり、アイテムごとに異なる豊かな香りと、敏感肌にも心地よい使用感が特徴。
イタリアでは600種、日本での取り扱いも2月時点で170種以上にも上るのだとか。
これだけの種類があると、「好きな香りは?」と聞かれても、なかなか自分でもわからないものですよね。
そこでL’ERBOLARIOでは、イタリア式のトレーニングを受けたスタッフが、膨大な商品数からピッタリの物をしっかりナビゲート。質問を重ねながら、求めているもの、香りの好みなどを的確に案内してくれます。
きっとあなたのお気に入りが見つかるはず。
ため息が出るほど美しいギフトアイテムたち
イタリアらしい鮮やかなパッケージは「触覚や嗅覚だけではなく視覚も大いに喜ばせたい」とう想いが込められていて、プレゼントにも最適。
ギフトボックスには、まだ綺麗な状態のうちに捨てられてしまう廃棄花をアップサイクルしたドライフラワーが敷き詰めてられています。
イタリアでは自社の有機農園で育てた草花のロス分をドライフラワーにして使用しているのだとか。
植物を愛してやまない、リスペクトを込めた取り組みですよね。
その他、普段使いもできる巾着タイプや無料のラッピングも豊富。自分へのご褒美にもギフトラッピングしたくなる可愛さ!
まるで花畑にいるような芳香と優しい使用感
幅広いラインナップの中から、人気商品の「ダリア」と新商品の「カネノナルキ」の2種類をご紹介。
ダリアのコレクションは全10種類。発売当初から一番の人気を誇る香りです。
イタリアのオーガニック認証を受けた、自社の有機農園に咲くガーデンダリアの希少なエキスを、可能な限りナチュラルな方法で抽出しています。
乾いた肌または濡らした肌に適量をマッサージするようになじませ、ぬるま湯でよく洗い流します。
自然由来成分97%で、花のエキス、植物から抽出されるオイル、バター、ポリフェノールなど肌を整える成分が溶け込んだクリームが、肌をしっとり柔らかくしてくれます。
洗い上がりは、乳液を塗った後のようなしっとりすべすべ感。スクラブしても粒を感じないほど優しく、不要な角質を取り去ってくれます。
花びらを手に取っているかのような繊細で華やかな、上品な香りに包まれます。
2022年1月にリリースされたばかりの、イタリア語でカネノナルキという意味の「アルベロ ディ ジャータ」。葉にフォーカスするのは稀有で、私も自宅で育てており、興味をそそられたアイテム!
ぷっくりとした葉が愛らしい姿の多肉植物で、その美しさは翡翠に例えられるほど。乾燥に非常に強くみずみずしいのが特徴です。
葉の中に水分を抱え込むことで水分補給をするという特徴があり、このコレクションのために育てたカネノナルキから抽出した保湿力抜群のエキスを使用しているのだとか。
自然由来成分96%で、カネノナルキから抽出したエキスの他、コールドプレス製法で得たヒマワリ種子オイル、ココナッツオイルなども配合。
葉から抽出したアロマウォーターを使い、爽やかで上品なフローラルシトラス調で誰もが好きになるような芳香です。
生き物へのリスペクトを持ち、自然の恵みを未来へ
L’ERBOLARIOの理念は非常にエシカル。自然を愛し生態系を大事にする夫妻の価値観は現代へと受け継がれ、動物実験は行わず、動物実験撤廃のための活動やマイクロプラスチック不使用、ソーラーパネル発電など、数えきれないほどの環境活動に取り組んでいます。
東京ドーム5個ほどの広大な緑あふれる自社オーガニック農園では、農薬や除草剤を使わずヒツジやヤギを放し飼い。動物たちが自由に生きられるような環境もリスペクトしています。
知れば知るほど、自然や動物たちへの愛を感じずにはいられない、そんなブランド。
次は一体、どんな植物からのインスピレーションを私たちに届けてくれるのでしょう? 3月6日には、名古屋に待望の国内2店舗目が出店とのこと。今後も目が離せません!
ドイツ在住の元CA。システムエンジニアを経て客室乗務員となり、退職後2023年より家族とドイツに住む。学生時代に台湾留学でマスターした中国語と英語に加え、現在はドイツ語の資格取得に挑戦中。異文化交流と新しい体験を求めて、世界中を旅するグルメ探究者。旅先で味わった料理を自宅で再現するのが趣味。ドイツを中心にヨーロッパでの暮らしと旅情報をお届けしていきます。
Instagram:@wakana_log/@wakana_log_germany
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