私たち本来の美しさを表現する赤 エシカルリップ・BENI(ベニ)
BEAUTY

2022.02.03

私たち本来の美しさを表現する赤 エシカルリップ・BENI(ベニ)

BENI(ベニ)

SDGsの浸透にともない、環境問題を意識する機会が増えつつある昨今。

日本初という完全プラスチックフリーな赤リップ・BENI(ベニ)が登場しました。

今回はその生みの親・Menary(メナリ―)の代表・木住野舞さんのコメントと一緒にご紹介します。

纏う人が持つ美や個性を引き出す

エシカルとエンパワーメントをコンセプトに掲げたブランドMenaryから発売の赤リップ・BENI。

100%プラスチックフリー、動物実験なし、できる限りオーガニックの天然素材を使用したヴィーガン対応、さらにムスリムフレンドリー(ハラル対応)という概念が詰まった新しいコスメです。

使う人の本来の美しさを引き出すのはもちろん、購入自体がエシカルな活動に繋がるのです。

Menary的「エンパワーメント」とは?

エンパワーメントとは日本語で「力(権限)を与える」こと。社会的な意味が強い印象ですが、Menaryが提案するそれは少し違います。

「赤が似合う私になる」のコピーにも表現される通り、私たち女性が持つ美しさや個性を認めること。リップを通してエンパワーメントを強化、サポートすることがMenaryのコンセプトのひとつです。

舞さんはシンガポールで働き、南インドなど貧困のある国を訪れ、女性蔑視を肌で感じたことがブランド立ち上げのきっかけに。

「世界中の女性がもっと輝ける社会作り、エシカルなコスメを通して女性にパワーを届ける」というメッセージはそこから生まれました。

「ハラル」を意識したムスリムフレンドリー

ムスリムの友人と接するうち、文化や宗教に対する理解を広げたいという想いが生まれたという舞さん。

アルコールや動物由来の成分を使わないムスリムフレンドリー(ハラル)仕様のBENIは、イスラム教の人はもちろんヴィーガンの人にも使ってもらえます。

また活動を通して得た利益の数パーセントは、国内の女性貧困問題に取り組む団体への寄付や、フィリピンへの物資支援に充てているそうです。

将来的には南インド辺りに拠点を作り、現地で女性のエンパワーメントをサポートする活動も拡大していく予定とのこと。

赤リップビギナーにこそ使って欲しい

リップに赤は普段メイクをあまりしない人はなかなか選ばないカラーです。

でもBENIはどの肌色にも合う主張し過ぎないダーク系、マットな赤でナチュラルに色づくため、初めての人でも自然な印象に。

また天然成分を贅沢に使用しているのも魅力。

イランイランを中心にオレンジ、テイートゥリー、パルマローザ、ベチベルなどの精油が配合され、蓋を開けるとふわりとイランイランの香りに包まれます。

指でポンポンと優しく乗せるとカジュアルに、またしっかり発色させたいならブラシで輪郭を取って塗るとセクシーさを演出することもできます。

さらにチークやアイシャドウとしても使えるため、ひとつで3つの役割も。

開発秘話と発売後のはなし

今回はMenary代表・木住野舞さんにお話を伺いました。

――開発する上でこだわった点とは

やはりプラスチックフリーですね。繰り出し式のリップは、その部分に99%プラスチックが使われているのが現状。
でも、BENIはその容器はもちろん、口紅が入っている金皿以外全て紙を使っています。
前例が少なく周りの協力を得るのに苦労しました。
食品のハラルは増えつつありますが化粧品では難しく、ハラルを意識した商品を扱える工場がとても少なくて…。化粧品企業300社に問い合わせても返信があったのは1~2%。そして唯一応えてくれたのが今の会社だったんです。

――発売後の反応はどうですか?

リップを通してコンセプトを伝えることが目的でしたが、蓋を開けたらそれらのメッセージ自体が、想像よりずっと市民権を得てなかった現実を知りましたね。
でもおかげでどう伝えていくかを見直し、同じ志の仲間と繋がりが生まれたのは良かったです。
私は環境と人が共存できるサステナブルな暮らしの選択としてBENIを選んで欲しい、その意識の部分に働きかけたいんです。
そして日本の女性には紅をひくという行為を通して、本来の美しさや可能性に気付いて欲しい。これもエンパワーメントのひとつかな、と思っています。

確かに私もBENIをさすことで新たな自分を発見し、背筋がしゃんと伸びるような気がしました。

ちょっと特別なリップを日常使いにすることは、自分を大切にすること。新しい年にリップも新調してみてはいかがでしょう。

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